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「劇場スジナシ」開幕、鶴瓶が百田の涙を絶賛

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左から中井美穂、百田夏菜子、笑福亭鶴瓶。(c)CBC

左から中井美穂、百田夏菜子、笑福亭鶴瓶。(c)CBC

7月9から11日まで、愛知・名鉄ホールにて「劇場スジナシ」が上演されている。

これは笑福亭鶴瓶のテレビ番組「スジナシ」の舞台版。2006年に東京・紀伊國屋ホールで行われて以来、約8年ぶりの開催となった。番組そのものは先月6月に最終回を迎え、16年という長い歴史に幕を閉じただけに、生のスジナシを観ようと多くのファンが会場に集結。さらに全国の映画館にてライブビューイングも実施され、この打ち合わせなし、台本なしという即興ドラマの行方を見守った。

初日9日のゲストはT.M.Revolutionこと西川貴教で、設定は「アトリエ」。開始時に鶴瓶がアトリエ内にいて、西川があとから入ってくることが決められ、即興舞台はスタートした。鶴瓶がキャンバスに向き合い、チューブから直接絵の具を出して線を描いているところにアトリエに入ってきた西川は「何してんねん!」と鶴瓶をいきなり叱咤。鶴瓶は「自分ばっかり作品を出して! 俺にも作品を出させてくれよ!」と反抗する。それに対して西川が「役割がある。お前はモデルでやっていくと決めたんや。2人の共同作品や」と説得するも、鶴瓶は「ずーっと俺モデルやんか! 俺を裸にして!」と、いつも真っ裸でモデルにされていることに対して不満をぶちまけた。

泣き叫ぶ鶴瓶を「お前の裸やないと描かれへん」などと言いながらやさしく抱きしめ、徐々になだめる西川。最終的に西川によって鶴瓶はパンツ一丁まで脱がされ、鶴瓶の胸に生える“2本の乳毛”を西川が抜こうとしたところで進行役の中井美穂がOKを出し、即興舞台が終了した。

プレビューを観ながらのトークで鶴瓶は、「芸術家の先生のつもりで作品を描いていた」「西川に『何してんねん!』と叱られたことからおかしな流れになった」と感想。一方、絵の具のチューブからから直にキャンバスに描いている鶴瓶を観た西川は「エキセントリックなことをしてる! あかん、こいつやる気や!」と思ったそうで、「先生とか思う気持ちは1ミリもなかった」と説明した。

また、鶴瓶は西川が自分を裸にするように劇を進行していったと主張するも、プレビューを観直すと「俺を裸にして」などの台詞はすべて鶴瓶から発せられたことが明らかに。観客の意見を聞きながらつけられたこの劇のタイトルは「共同作品 しあわせの乳毛」に決定。終演後にはこのタイトルの付いたチラシが観客に配布された。

昨日10日は百田夏菜子(ももいろクローバーZ)がゲスト。本番前のトークでは「あの、よう骨折するやつは大丈夫か?」と鶴瓶が佐々木彩夏について心配する場面も。百田が「もうすぐ日産スタジアムでライブをするんですけど、もうレッスンが始まりまして、元気に動いてます」と、鶴瓶を安心させた。

設定は「ホテルのロビー」で、ステージ袖にはパトカーの音や救急車などの効果音を用意。必要に応じてももいろクローバーZのマネージャーである川上アキラがボタンを押し、効果音を鳴らすことが鶴瓶の指示により決定した。

舞台がスタートし、鶴瓶がホテルのフロントに立っていると、そこに夏らしい衣装に身を包んだ百田が登場。百田演じる・ヨシオカトモミはフロントマンである鶴瓶に対し突然拳銃を突きつけ、「手を挙げろ!」と脅したかと思いきや、「うっそー! おもちゃだよ」と鶴瓶を振り回した。

百田は、幼稚園のときに離ればなれになった父親を探しにこのホテルに来たと鶴瓶に説明し、「明後日に20歳になるのでどうしてもその前に会いたい」と告白。すると鶴瓶も探偵をしていたことがあると言い、父親探しを手伝うことに。「まずはあなたのことを聞かないと」と言い出した鶴瓶は、わざと「フランスの首都は?」と質問。百田は「フランスは……どこだっけかなあ……私、フランシスコに思い入れがあって」ととんちんかんな回答を繰り出し、黙っていなければならない観客たちは笑いが堪えきれない様子だった。さらに中国の首都を尋ねられると「中国は……ナムル!」と自信満々に回答。鶴瓶が「北京!」と正解を教えるも、百田は「北京! イエス! 北京ドッグ!」と、さらに堂々と北京ダックを北京ドッグと間違えて大声で叫んでいた。

鶴瓶は百田を「海に行こう」と誘い、「赤潮が多いんですよ」と、百田のイメージカラーである赤の服を着たファンで埋め尽くされた客席へ。歩きながら話すうちに鶴瓶は自身の兄が百田の父親だということを告白。突然父親に会うことになった百田は「そんなに急に言われてもわかんないよ」と感情が高まり涙を流した。「父親はぽっちゃりと肥えており、今日は黒いTシャツを着ている」と明かす鶴瓶。「兄貴!」と叫んだ鶴瓶の声に応えて出てきたのは、舞台袖にいた川上マネージャーで、ここで即興舞台が終了となった。

その後のプレビューを観ながらのトークでは、百田が自然に涙を流したことについて鶴瓶が「芝居は自分がどれだけの感情を入れられるかということが大切。感情が素になってるからすごいいいよね」と絶賛。百田は「自分でも不思議ですね。普段泣くことないんです、全然。自分もびっくりでした」と感想を述べた。そのほか、中国の首都をナムルと答えたことについても「これは奇跡や」とコメント。「イエス! 北京ドッグ!」と叫んだ百田に対し、観客からこの日最大の笑いと拍手が贈られると、鶴瓶も「素晴らしい」と褒めていた。

最後に観客の意見をもとに「赤潮の再会 二十歳になる前に…」というタイトルがつけられ、約2時間にわたったイベントは終了。本日11日には俳優の要潤が出演する。ライブの詳細はスジナシオフィシャルサイトにて確認を。

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