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16年の歴史に幕、鶴瓶「スジナシ」が6月末をもって終了

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毎週火曜放送の笑福亭鶴瓶とゲストによる即興ドラマトークバラエティ「スジナシ」(CBC・TBS系)が、今年2014年6月末の放送をもって終了することがわかった。

同番組は1998年10月に30分の深夜番組としてスタート。以降、1時間番組への枠大、BSでの放送、劇場公演などを経て、2011年春からは中井美穂が進行を務める現在の30分番組の形となっている。「台本ナシ」「打ち合わせナシ」「NGナシ」、あるのはセットと小道具だけ。この試みとそこから生まれた数多くの名作が称えられ、日本民間放送連盟賞テレビエンターテインメント優秀賞、第35回放送文化基金賞 番組部門・テレビエンターテインメント番組 優秀賞などを受賞している。

これまで出演したゲストは、森光子、大竹しのぶ、妻夫木聡、宮藤官九郎、三谷幸喜、井上真央、マツコ・デラックス、壇蜜ら幅広い層から380名以上。お笑い界からも板尾創路、カンニング竹山、片桐仁、劇団ひとり、アンジャッシュ児嶋ら多くの芸人が共演している。

番組が終了することについて鶴瓶は、「長いことCBCさんにお世話になって、よくここまで耐えていただいたと思います」と感謝。「不景気な時代を乗り越えて、最終的にはTBSでも放送されるなんて。地方局からキー局に流すというのはあんまりないことじゃないですか。今までやったことないことをやったなと思います」と語った。

共演者との思い出については、「最近やったら皆川猿時なんかはおもろかったですね。もうちょっと前やったら、蛭子能収さんですね、ふふふ。蛭子さんに僕が『警察が入ってくるよ』って言うたら、『来ない』と。『なんでそんなんわかんねん』って言うたら、『2人しかいない』って……。何言うてはんねんこの人、と(笑)」と思い出し笑い。若手に対して「最近の子はみんなうまいですね。声を張らないんです」と評しつつ、「段田安則さんはやっぱり面白い。野間口徹は抜群やったな。あと、イッセー尾形はすごい」など、熟練俳優独特の演技力にも関心していた。

鶴瓶自身の演技の仕方は、「この人やったら攻めれるなと思ったらドーンと攻めて、慣れてない人には攻めてわけがわからなくならんように。より芝居を見やすくするために、そこをどうするかですね」と心がけているそう。「毎回変わらないとダメ。1回1回変わってますよ。だからいいんです。僕も1回1回緊張しますけど、ゲストにとっては1回きりですから、傷つけて返してしまったらかわいそうじゃないですか。満足いかないと。そうなるように自分も持っていこうと思ってやってました」と語った。

また、“名古屋”という土地に大きな思い入れもあり、「他局ですけど『ミッドナイト東海』(東海ラジオ)から、名古屋の仕事が絶えたことがないんです。そこから『スジナシ』が始まって、名古屋という土地でレギュラーがなくなったことがない。それが、今後名古屋に来る機会が少なくなるのは寂しいです。ライフワークですから。楽しかったですよ」と寂寥の念も。しかし、「ほんとにありがたいなと思います。これだけ長く続けられるもんって、ほんまにないですもん。セットも作って、東京でやらないで。名古屋としての意識があると思うんですよね。名古屋で始まり名古屋で終わるというのが一番大事ですよね」と再度感謝した。

また、7月9日(水)から11日(金)まで、愛知・名鉄ホールにて行われる「劇場版スジナシ in 名古屋」の日替わりゲストの1人として、ももいろクローバーZの百田夏菜子が出演決定。「芝居を一緒にやったことはないですが、僕の番組のゲストに来てくれたり僕がやってる舞台に来てくれたことがあります。70人くらいのところに来てくれて歌って踊ってくれたんですよ」と楽しみにしている様子だった。百田の出演日や、そのほかのゲストは未定。決定次第、番組オフィシャルサイトにて発表される。残り少ない放送となってしまったが、今後もぜひお見逃しなく。

百田夏菜子コメント

大好きな番組なので、とても楽しみです。即興のお芝居ということで緊張しますが、楽屋でいつもみんなでやっているので、ようやくそれを生かす時がきたという感じです。本番は、お客さまもいらっしゃるので、がんばりたいと思います。

劇場版スジナシ in 名古屋

日にち:2014年7月9日(水) ~ 11日(金) 1日1公演
会場:愛知・名鉄ホール
出演者:笑福亭鶴瓶
日替わりゲスト:百田夏菜子 ほか
チケット:4月20日先行発売 5月1日一般発売発売 詳細後日発表

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