昨日6月15日、千葉・生命の森リゾートにて、よしもと大運動会「LAUGH SPORTS FES 2014 in CHIBA~よしもと若手“ほぼほぼ”オールスターズ大運動会~」が開催。終始大会を盛り上げたモノマネ三銃士こと
2009年まで行われていた「よしもと若手だらけの大運動会!!」でも、すでに多くのモノマネを競技の合間に披露し観客を楽しませていた玉城と伊藤。その後もレパートリーを増やし続け、同じ方向性にして稀代の才能を持つ後輩・ハンマミーヤ一木を加え、東京・渋谷シアターDなどを中心に「玉城・広大・一木 三大楽屋芸人渋谷最大の決戦」「モノマネ四暗刻 吉本地下モノマネ王座決定戦!」など、さまざまなライブで力を付けてきた。
久々の運動会となった「LAUGH SPORTS FES 2012」でも、さまざまなモノマネを披露した3人。これまでは突発的な乱入で笑わせるやりにげスタイルが主だったが、2年を経た今回は大会の流れに沿ったストーリーを多用し観客をくぎ付けにした。
入場行進では、チーム西遊記としてさりげなく列に混じり、1979年のドラマ版、堺正章、左とん平、岸部四郎だと主張。一木演じる岸部のクオリティの高さにはMCのポテト少年団・菊地と竹内健人も舌を巻いていた。しかしここで三銃士の未来を変える事件が勃発。いつもは三蔵法師役をやっているとくこがこの日は不参加だったため、3人が
入場行進ではほかにも、「魁!!男塾」の田沢と松尾こと
最初の競技・50m徒競走予選では、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両津勘吉として出走した
観客が再び向井の姿を見たのは、4つ目の競技・子連れ狼リレー。レースには市民プールの怪しいおじさんの姿をした
大会後半では、大玉ころがしで恒例のスラムダンク劇場が開幕。走り高跳びでは、デモンストレーションとして、猪木(伊藤)、原監督(一木)、すしざんまい社長(玉城)が、それぞれまったく見本にならない独特な飛び方をしてみせた。
続く騎馬戦には、トライアングルズの1騎馬としてドカベンチームが堂々の参加。山田太郎(玉城)、岩鬼(伊藤)、殿馬(一木)として絶賛されていた鉄壁のチームに、向井がまさかの里中として加わった。マンガでイケメンキャラとして描かれている里中は向井にピッタリの役どころ。さらに向井は真剣な表情で、里中が得意とするアンダースローまで披露してみせた。
この向井の変化にMC陣のみならず、ほかの芸人たちや観客も驚愕。モノマネ三銃士は晴れてこの場でモノマネ四銃士を名乗り、MC陣も「素晴らしい人材を手に入れた」と感服していた。向井はこのあとのチーム対抗リレーでも、「向井選手」と名前を呼ばれると「里中です!」と返事。すっかり心までモノマネ四銃士となってる様子に、芸人たちは「いいねー!」とモノマネ芸人・向井の誕生を賞賛した。
最後は「キングダム」の信(一木)、王騎(伊藤)、王翦(玉城)となって閉会式を脅かす予定だった3人だが、チーム対抗リレーが大盛り上がりだったため予想外に閉会式が早く終了し出損ねるというハプニングも。しかし、この3人のキャラがわかりづらいとMC陣からさんざんツッコまれ、すべての仕事はやりきった様子だった。
大会後、3人に話を聞いたところ、「ワールドカップイヤーということで、僕らもこの4年間の集大成をお見せできたと思います」と大満足。「手応えを感じました」と自信満々だった。さらに「今回、向井くんが入ったことがでかいですね」と感慨深い表情。中でも里中については向井自ら勉強をしたそうで、「最初はこちらが『バイトをしてくれ』って感覚だったんですが、向こうが『社員になりたいです』って感じで。そんなに気持ちがあるならいいよと」と大きな期待を寄せていた。今後については「とくこさんも向井くんも入れて、ついにモノマネ五銃士に。渋谷の上のほうで活動を続けます」とのこと。果たして次回はどのようなネタを披露してくれるのか。新たな局面を迎えたよしもとモノマネ軍団にぜひ注目してみよう。
なお、大会ではチョコレートプラネットがリーダーの「チーム★スーパールーキー」が優勝。この模様を収録したDVDは10月8日によしもとアール・アンド・シーより発売される。数々の名場面を捉えた写真は生写真販売サービス・ナマーシャにて購入できるので、ぜひチェックしよう。
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