昨年2013年にスタートした、バラエティ番組をリーグ戦として競わせる「大人番組リーグ」。2月に始まった2ndシーズンでは、13本の番組の中から視聴者の投票を多く集めた上位4番組がレギュラー化される。
誰もが知る昔話やおとぎ話を、主役ではなく脇役の目線から描写する「脇役目線~主客逆転!教訓体感アニメ~」。片桐はいり扮する古本屋の店主が、ストーリーテラーとして物語をナビゲートし、3作のアニメーション作品を紹介していく。マキタスポーツはサル目線で描かれる「桃太郎」で、きび団子1つと引き換えに“鬼退治”という大掛かりな労働をさせられるサルの悲哀を好演。松尾貴史は「桃太郎」「鶴の恩返し」「裸の王様」でさまざまな役を演じ分け、ナレーターも務めている。
この番組でアニメ声優初挑戦となったマキタスポーツ。収録に臨むにあたり「どのようにしたら違和感があって、面白げなムードが出るのか」と松尾や桃太郎の声と自分の存在との調和を気にしていたそう。「普通のお芝居ではオーバーアクトになるくらいのことをしないと伝わらないなと。でも最初は気持ちがついていけなくて、『照れくせえな』と思っていた自分をはねのけた体験が面白かった」と感想を語った。
サル目線の「桃太郎」については、持ちネタである尾崎豊の「15の夜」の“バイクを盗まれた側”にスポットを当てた「59の夜」を引き合いに出して「いろいろ信じられているものも裏側から見ると全然違う」とコメント。「こっち側から目からうろこを落とす体験っていうのは気持ちいい。ハッとさせられるというか」と、立場によって変わる物語の新しい解釈の仕方を面白がり、「何年かに1回はこういう番組をやったほうがいいと思う」と太鼓判を押した。
また「声のシルク・ドゥ・ソレイユ」とマキタも舌を巻く演技を見せた松尾は、「演出の打ち合わせはしていなかったので、現場に入ってノリで決めようと(笑)」と驚かせる。さまざまな登場人物を演じ分けることには、「お客さんのイマジネーションをバカにしない作りでやっているからこそ成立する。やりがいがあることですよね」と話した。
なお番組には
大人番組リーグ2「脇役目線~主客逆転!教訓体感アニメ~」
WOWOWプライム 2014年5月11日(日) 23:00 ~
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- 梶裕貴×浪川大輔×アメザリ平井のアフレコ終了後トーク|W流
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