来月5月10日(土)に放送される、
既報の通り、先週4月23日深夜、日本テレビのスタジオで大パニックが起こった同番組の収録。解答者は
“クイズ番組”と銘打って今田は進行するが、彼らが必要とされているのはクイズの本当の答えではないという。視聴者が気になる芸人の部屋や年収など、プライベートな情報を公開する必要も一切なし。グルメ情報でもないため、渡部がうんちくを語る必要もない。彼らが答えるのは、ただ“シンプルに面白いこと”だけでいい。この説明に対して、言葉にならない不安と動揺が一気に広がりざわざわし始める芸人たち。ジュニアは苦笑しながら端的に「人はそれを大喜利と呼びます」と、不安の原因を言葉にしていた。
漠然とした不安が広がる空気の中、まず彼らに課せられたのは“座席の位置”。クイズ番組の席はさまざまな展開を想定したうえで、芸歴、事務所、ポジションなども考慮し、スタッフがあらかじめ決定するが、常識も非常識もすべて笑いに変える“お笑い芸人”のための番組ということで、そこもすべて芸人自身に委ねることに。お笑いライブではこの手の企画で芸人たちがしのぎを削り合う姿は日常茶飯事。しかしライブシーンから足が遠のき、マスを対象としたテレビに慣れてしまった彼らは、1つ間違えば大スベリなこの状況に大いに慌ててしまう。
決める順番はアンジャッシュ渡部から宮迫までのアイウエオ順。序盤が有利かと思いきや、オードリーはコンビ間で意見が割れて大揉めに。キャイ~ンもウドの遠慮がちな性格が災いし、とんでもない場所を選択しようとして全員が止めに入る始末。大喜利が得意なはずのジュニアも恐れをなし前列を避ける臆病ぶりを見せたため、ほかの芸人が一斉に文句を言い始め、大の大人同士の口ゲンカが勃発してしまう。
いざ肝心のクイズがスタートすると、問題VTRのクオリティが抜群なことに全員ビックリ。思わず見入って楽しんでいたところに、いよいよ問題が。しかし手元に早押しスイッチはなく、「答えたい」と書かれた札があるのみ。全員キョトンとしていたところに、突如ピンポーンという音とともにオードリーの札が立つ。オードリーのみならず、全員が言い知れぬ恐怖に襲われたとき、ニヤニヤするばかりの今田教頭からこのクイズ番組のシステムが説明された。生徒たちの解答権は、どこかにいる“PTA”が決定。札が上がった生徒が強制的に正解ではない答えを言わなければならないのだった。
例えば歴史の問題では、教科書には載っていない偉人のおかしな行動をいくつか紹介したうえで、「夏目漱石が原稿を書くときに、煮詰まるとやっていた癖はなに?」という問題が出題。すでにハードルが上がりきったスタジオでは、ある芸人が出した時事問題を絡めた無難な大喜利回答がまったくウケず、全員顔面蒼白に。いつ自分の札が上がるかわからないうえ、芸人としての正解もわからずパニックに次ぐパニック。中には恐怖のあまり札をそっと抑える、なかなか答えようとしない、ひたすら大声をあげるなどの行為も。問題は歴史のほか、英語、数学、美術、音楽など幅広い分野から、興味深い問題が多数チョイスされている。
いろいろな意味で試されることになったテレビで人気の芸人たち。掲載している写真はまだ問題序盤の様子となっている。果たしてこのあと彼らはどうなってしまうのか。追い詰められて初めて見せる彼らの芸人力をぜひお見逃しなく。
クイズ!? 正解は出さないで
日本テレビ 2014年5月10日(土) 13:30 ~ 15:30
<出演者>
MC:今田耕司
出演者:アンジャッシュ渡部 / オードリー / キャイ~ン / 劇団ひとり / タカアンドトシ / 千原ジュニア / 土田晃之 / ビビる大木 / 雨上がり決死隊・宮迫
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そういや #ラヴィット の「クイズの体裁での大喜利」って「クイズ!正解は出さないで」的なもんなんよね。時々手を挙げていないのに当たるときはまさにこれで。
あっちは見てて少し「痛々しい」印象があったんだけど、演出とか空気とかリズムで随分雰囲気が変わるんだなぁ。
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