∞ホールの第1回男性客限定ネタ大会でえんにちが優勝

昨日11月24日、東京・ヨシモト∞ホールにて、男性客限定ネタライブ「第一回男性客限定ネタ大会～野太い笑いが聴きたくて～」が開催され、えんにちが優勝した。

これは、同劇場初の男性客限定ライブ。10組の芸人たちがネタを披露し、観客は手元の投票用紙から、面白くなかった芸人の名前が書かれた部分を男らしく破り捨てる。残った投票用紙を集計し優勝者を決定。優勝した芸人がギャラ総取りとなる。

MCはジャングルポケットの太田と武山で、登場した途端、男性ばかりの客席を見て、「すごい光景！」「いまだかつでこんなに男性が座ってたことないですよ」とビックリ。「∞ホールにとって新しい歴史の1ページ目」と喜んだ。2人は改めて、このライブの趣旨を説明。「やっぱり男から面白いと思われないとダメだ」ということを、下ネタを例えに力説すると、会場からは笑いが起こっていた。

前半は、ニューヨークが娘の父親と恋人のコント、ジェラードンが予想不可能なお見合いコント、えんにちが任侠早口言葉漫才、ライスが脅迫ネタのコント、井下好井が関西弁漫才を披露。後半は、ゆったり感が父と息子のコント、エリートヤンキーがしつけをテーマにした漫才、インポッシブルが時代劇ハードアクションコント、ボーイフレンドが自己紹介漫才、シソンヌが自転車屋コントを繰り広げた。

集計中のトークでは、一番手だったニューヨークが「小手先の笑いが一切通用しない！」と、男性客ならではの空気に圧倒された様子。ジェラードンは「女性に全然ウケないので男性用のネタだと思ったらウケなかった」と反省していた。井下好井・井下も、男性客相手にイキった結果、ネタのチョイスから失敗したことを猛省。「全部俺が悪い」と男らしく認めた。普段漫才を披露しているゆったり感がコントを出してきたことを太田たちが不思議がると、中村は「工具を使ったら男にウケると思った」と説明。出演者の中で最も男らしさ溢れるえんにち・アイパー滝沢も、男性客だらけの状況には「すげー緊張した」とお手上げだった。

投票の結果、1位はえんにち。女性客や一部メディアには受け入れてもらえないことがあるネタだけに、「いつも苦汁を飲んでたから嬉しい」「ホームを見つけた」と2人とも大喜びだった。最下位は同率でジェラードンと井下好井。5人は罰として、観客が会場に破り捨てた投票用紙の回収掃除を行った。出演者たちはエンディングで「またやりたい！」と熱望。次回開催は決まり次第、劇場オフィシャルサイトにて発表される。なお、1位のえんにちは12月24日（火）同劇場にて「アウトレイジ新喜劇 クリスマスビヨンド」を上演。こちらも男性客に人気のライブとなっているので、ぜひ足を運んでみよう。

アウトレイジ新喜劇 クリスマスビヨンド

日時：2013年12月24日（火） 21:15開場 21:30開演 22:30終演予定
会場：東京・ヨシモト∞ホール
料金：前売1200円 当日1500円
出演者：えんにち / かたつむり / 阿部直也 / 濱口洋輔 / 鬼越トマホーク / あわよくば西木 / マテンロウ・アントニー / デニス植野 / ドラッパ・リロイ太郎
チケット：チケットぴあ Pコード597-726