芸人オススメのネタ動画を紹介する企画「今日はどのネタ見よう?」。なぜそのネタが好きなのか、どんな影響を受けたのか、芸人たちが厳選した3本のネタ動画に彼らのレビューを添えて掲載していく。17人目は
シソンヌ「隣人」
シソンヌさんのコントが昔から大好きで、どれか選べと言われると難しいのですが。ほかのコントも同様で妙に納得させられるシチュエーション、ディテールが“厚み”となって押し寄せます。それは特別な空間ばかりでない、我々のすぐ隣で行わているだろう会話劇なんです。またほかの動画では、それぞれが別のコントのはずなのに類似するキャラクターが登場し、地続きに世界が繋がっているのではと考えてしまうのも楽しみ方の一つです。
中川家「一人暮らし」
礼二さん演じる男が部屋で一人、ただぶつくさと物を言うその様が堪らなく愛おしいんです。共感、あるあると言ってしまうのは簡単ですが、そこには男の一人暮らしという悲哀が具に詰まっています。先日コントをご一緒させていただく機会を頂戴しまして、感動で震えました。内心では「一人暮らしが好きです」と呟き童心に帰った一日でした。ずっと素敵です。
六代目笑福亭松喬「松鶴噺」
お笑いは好っきゃけど、落語はかなんワ。そうですやんか話が長ォて難しい、年寄りのモンでしょとお思いの目が合うたそこのあなた。その通りだ。でもね、我々の芸は落語の礎があり今日まで来ています。こない言うと難しく聞こえますが、まずはこの動画をお聴きください。「上方落語四天王」と謳われた米朝、春團治、文枝、そして六代目笑福亭松鶴。
この松鶴師匠のお弟子さんである松喬師匠が語る思い出話(噺)一つ一つが面白いんです。そこから松喬師匠は勿論のこと、どうぞ落語に触れてみてください。江戸、明治、大正、昭和、平成、令和その時代に生きる人々の滑稽、人情を感じてください。ここまで読んだあなたは今、暇なはず。さぁ。
野村尚平(ノムラショウヘイ)
1988年4月14日生まれ、大阪府出身。2008年2月に相方・河野良祐(コウノリョウスケ)とコンビを結成した。翌年2009年「M-1グランプリ」で準決勝進出し、2011年には「THE MANZAI」本選サーキットにも参加するなど早くから頭角を現す。そのほか関西の賞レースでも決勝進出し、2013年「第48回上方漫才大賞」新人賞を受賞。個人では2018年1月によしもと芸人からなる劇団コケコッコーを旗揚げ。「関西演劇祭2019」にてベスト脚本賞をはじめとする4部門受賞を果たした。「よしもとラジオ高校~らじこー」(FM大阪)月曜、「つまずく夜は」(ABCテレビ)、つまずく夜は―あとがき 野村尚平」(ABCラジオ)に出演中。吉本興業所属。
令和喜多みな実 at 紀伊國屋サザンシアター
日時:2022年5月6日(金)18:30開場 19:00開演
会場:東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
料金:前売3000円 当日3500円 / 配信2000円
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カジテレ@お笑い好き♻️💡💪 @kajitele_owarai
落語は小さい頃に花王名人劇場とかで枝雀さんや三枝さんを見てたしNHKの番組で見たりしてるけど。
そういえばなぜだかYouTubeで探したりしてないな。
チェックしてみよう。
野村さんのサムネ、渋くてカッコ良すぎる。 https://t.co/I9B4iYVHyl