YON FES 2020|“伝説の2日間”目論む04 Limited Sazabysが出演者20組を紹介

go!go!vanillas(2017、2018年出演)

go!go!vanillas

GEN プリティ(長谷川プリティ敬祐 / B)の復帰後に対バンしたんですけど、よりバンドらしくなっていたんですよね。家族感というか。昔からバニラズには、見ているだけでバンドをやりたくなるような魅力があるなと思っていたんですけど、ひさしぶりに一緒にやって、バンドの面白さとか、バンドである意味みたいなものを再確認させてもらえたんです。だから今年も誘わせてもらいました。

KOUHEI 俺らのライブのときに、セイヤ(ジェットセイヤ / Dr)がギターを弾いてるHIROKAZを担いだりしていたね。高所恐怖症のHIROKAZが地獄みたいな顔してて最高だったなあ(笑)。

HIROKAZ 怖くて笑えないよね(笑)。

GEN そういうラフさを「YON FES」に持ち込んでほしいんですよね。彼らのカジュアル感があるおかげで僕らもリラックスできるんで。あとバニラズは音がポジティブなので、受けるパワーが強くていいなと思います。

My Hair is Bad(初年度から毎年出演)

My Hair is Bad

GEN My Hair is Badは出どころは一緒で、そのあとの動きがそれぞれ違うバンドだと思っていて。だから常に最新版が見たいんですよね。

HIROKAZ 対バンも最近は全然してないので。

──去年のステージでは椎木知仁(Vo, G)さんが「自分たちは04 Limited Sazabysにとっての“悪役”をやりにきた」と言っていて。

GEN 椎木のそういう噛み付くところがマイヘアのライブのグッとくるポイントだったんですけど、今のマイヘアはすごいバンドになって、噛み付く必要がなくなったわけじゃないですか。でもそういうふうに言ってくれるってことは、やっぱり僕らのことや「YON FES」のことを意識してくれてるんだろうなあと。本当はそういうことを意識しない、純粋な今のマイヘアのライブが観たいんですけど……こういうときにカッコいいライブをするバンドなんですよね、マイヘアって。その生々しさが彼らの魅力でもあると思うので。マイヘアを好きな人にとっても、いつもよりもカッコいいマイヘアが観られる日になったらいいなと思います。

NAMBA69(2017年出演)

NAMBA69

GEN NAMBA69はずっとライブを観させてもらってますが、以前出てくれたときもバンドとしてどんどんパワーアップしていってるような気がしていて。僕らからしたらもうレジェンドのような存在の大先輩が、新人みたいな気持ちでパワーアップしていく姿には刺激を受けます。個人的にも難波(章浩 / Vo, B)さんは会うと元気がもらえる人です。

──それこそバンド主催のフェスの先駆けとも言える「AIR JAM」を開催している難波さんですが、2017年の「YON FES」出演時には何か言われました?

GEN 中身について具体的に何かということはないですが、誘った段階ですごく喜んでくれて。それは今年もそうだったんですけど、それこそ僕らが「AIR JAM」に誘われたときみたいなテンションで「マジか、やったぜ! すぐスケジュール確認するね!」って言ってくださって。難波さんが「YON FES」を特別に思ってくれてる感じがしてうれしかったです。

SPARK!!SOUND!!SHOW!!(初出演)

SPARK!!SOUND!!SHOW!!

GEN 付き合いはすごく長くて、いろんな時期のスサシを観ているんですけど、センスがあってずっと好きなんです。「YON FES」の出演者の候補にも毎年名前が挙がるんですけど、その年のラインナップに「ハマるかな?」とか考えて毎年ギリギリのところで誘わなくて。

HIROKAZ バンドのタイミングもあるし。

GEN ね。出てもらうんだったらスサシにもメリットのある時期がいいから。それで様子を見ていたんですけど、今年は今かなと。「SOIL tour 2018」にも出てもらったんですけど、そのときは自分たちのムードに持っていけきれてないような感じもして……でも今はもう大丈夫だと思うし。バンドとしてノッてる感じがするので、その空気感をわけてほしいなと思いますね。

──音楽的にはどういう魅力があると思いますか?

GEN ライブハウスに止まらずにクラブとかでも活動できるような音楽ですよね。バンドシーンじゃないところで、バンドのすごさを見せつけられるようなバンドだなと。だからこそ、まずはバンドシーンで活躍してほしいですね。

SUPER BEAVER(2016、2017、2019年出演)

SUPER BEAVER

GEN ビーバーは初年度のLAND STAGEのトリをやってもらったときのイメージが本当に強くて(参照:「世界一幸せな2日間」フォーリミ主催YON FES大成功)。

KOUHEI わかる。

GEN 伝説みたいなライブだなあって思ったんですよね。僕はビーバーの伝説みたいなライブを何度か観てるつもりなんですけど、また僕らのために伝説みたいなライブをしてほしいという気持ちがあって。僕らについて話すMCが聞きたいし、僕らのことを考えてどんなセットリストにしてくれるのか。

──SUPER BEAVERを取り巻く環境は、初年度からずいぶん変わったと思いますが、近くにいて変化は感じますか?

GEN 説得力が増してますよね。もともとライブハウスシーンじゃないところに行けるバンドだと思ってたんですけど、まずライブハウスシーンのバンドを認めさせて……「全方位に整った」というか。初年度出てくれたバンドって、今やみんなフェスのメインステージ級になってるんですけど、ビーバーはその中でももしかしたら一番状況が変わったバンドなんじゃないかな。怖いくらい、ずっと上がり続けている感じがする。


2020年6月30日更新