(MINJAE / JUNMIN / SUMIN / JINSIK / HYUNWOO)
かわいい弟たち、というよりは……
──もう1組のメンバーについて、1人ずつ紹介をお願いします。
MINJAE JUNGHOONは……僕らは“四次元の魅力”と言っているんですが、少し不思議ちゃんなところがあって、とてもかわいらしいです。ダンスも歌も表現力が素晴らしくて、実力派のメンバーですね。
JUNMIN SEEUNはチームの雰囲気をリードしてくれます。すごくいい子で、空気が悪くなってしまいそうなときも、ムードを明るくしてくれるんです。そして身長が高くてダンスがダイナミックなのも魅力的ですし、ラップのように歌うボーカルのスタイルも好きです。
SUMIN YECHANもSEEUNと同じく、雰囲気を明るくしてくれる人です。YECHANのおかげで僕たちの気分がいつも上がりますね。YECHANは僕と同じくラップを担当していますが、滑舌がよく、彼にしかないカラーがはっきりしているので、ステージの上でも、レコーディングのときも、いつも輝いています。
JINSIK HUNTERはチームの中で重要な存在であり、自分が何をしなければいけないかをしっかりわかっている人。いつも一生懸命練習をして自分自身を成長させています。重厚感のあるダンスも上手ですし、魅力的な低音ボイスの持ち主だけど、最近は高音で歌う練習も一生懸命がんばっていて、どちらも磨き上げていますね。
HYUNWOO YUJUNは本当にかわいくていい子。聴いていると気分がよくなるような声の持ち主で、清涼感があって澄んだボーカルも魅力的です。
──ありがとうございます。皆さんはグループの中でお兄さんチームですが、先ほど2005年生まれの5人にお話を聞いていたら、「お兄さんたちはいつも気楽に接してくれるので、年上だと感じたことは正直そんなにない」と話していました。皆さんから見ても弟というよりは、フラットな関係性という印象ですか?
MINJAE 彼らがそうやってリラックスできるような雰囲気は、我々お兄さんたちの努力によってできあがっていることを忘れないでほしいですね! 弟たちのために僕らが一生懸命がんばっているので。
一同 (頷いて)そうそう!(笑)
MINJAE かわいい弟たちというよりはね……。僕のほうがもっとかわいいし……。
HYUNWOO (笑)カッコいい仲間たちだよね。
MINJAE 先ほどは冗談を言いましたが(笑)、メンバー同士がすごく仲がよくて結束力が強いのは僕たちの長所であり、魅力でもあると思っています。
JUNGHOONの復帰は「重要な転換点」
──デビューしてから2年強、さまざまな経験を重ねてきましたが、メンバーの絆を感じた瞬間や、特に印象に残っている出来事は?
JINSIK 少し前に日本に来たときに、10人全員でホテルのプールに行ったんです。全員で遊ぶのは本当にひさびさだったし、プールで遊んだのは初めてだったので、とても楽しくて。メンバーが楽しんでいる姿を見ることで仲間意識がさらに高まって、絆が深まっていることを感じました。
MINJAE 僕はやはり、東京ドームでの「2023 MAMA AWARDS」が印象的です。子供の頃からさまざまなアーティストが東京ドームでライブをする映像を観て夢を育んできましたし、そんな特別な会場に立てて、本当に光栄な瞬間でした。多くの日本の皆さんにxikersのエネルギーを見せることができたのもうれしかったです。
──デビュー2周年のタイミングでYouTubeに公開されたメンバーインタビューでは、HYUNWOOさんが「今までの2年間はウォーミングアップだったと思っている」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。
HYUNWOO デビューするのは初めての経験でしたし、これまでの2年間は、活動に慣れていく時間だったように思います。今はだいぶ慣れてきて、JUNGHOONも戻ってきて、全員でステージに立てるようになりました。これからはxikersの姿を、よりしっかりと皆さんにお届けします。
──JUNGHOONさんが復帰したことで、チームにどんな変化がありましたか?
JUNMIN JUNGHOONは唯一無二の存在感があるんです。彼が戻ってきたことでピースがぴったりとはまった感覚があるというか、もう空いている隙間がないと感じるほどしっくりきています。
MINJAE すごく面白い子なので、チームの雰囲気が明るくなったと感じます。全員が集まっている瞬間は、安心感を感じられますね。完全体となり、心を新たに「これからの作品やステージにしっかり打ち込むぞ」といろいろなスケジュールに臨んでいるところですが、JUNGHOONが戻ってきたことはxikersにとって重要な転換点だったと思います。
──2年間の経験を経て、改めて「xikersとはこんなグループ」ということを言語化するとしたら?
SUMIN デビュー直後の僕らは情熱的でパワフルなステージを見せるグループだったんですが、その頃に比べると、さまざまなステップを踏んできたことで、より熟練した表現方法を取れるようになったと思います。パワフルさや情熱ももちろん残しつつ、ファンの皆さんと自然体でコミュニケーションを取れるようになったし、どうしたらカメラ映えするか、どうしたらファンの皆さんのリアクションがよくなるかもつかめるようになりました。xikersはこれからも、もっともっと成長していけるグループだと思っています。
君の“歪み”を認め合うこと
──新曲「Up All Night」は、皆さんの等身大の姿が表現されている作品という印象を受けました。初めて聴いたときはどう感じましたか?
JINSIK 「Up All Night」を初めて聴いたとき、清涼感にあふれつつエネルギーも感じて、この曲をパフォーマンスできることをうれしく思いました。「早くステージでやりたいな」と思いましたね。
──楽曲の中で特に好きなポイントを教えてください。
JINSIK 僕のパートに「ゆらゆら」という歌詞があって、どういう意味なのか気になって調べたんです。日本語の発音も雰囲気もすごくかわいらしくて、このフレーズがあることでさわやかな印象になるなと思いました。
SUMIN 日本語で歌うことにはまだ慣れていませんが、全力を尽くしました。
JINSIK 発音をうまくできるように一生懸命練習しました。レコーディングでは細やかなフィードバックをたくさんしていただきました。
──ダンスでは、どういった部分にこだわりましたか?
JUNMIN 青春に思いを馳せながら歌う曲なので、振付でもそういった要素を見せられたらいいなと思っていました。最後のサビでメンバーが向かい合って少しふざけ合うようなパートがあるんですが、そこが歌と合っていて、とても好きですね。
──皆さんはどんな“青春”を思い浮かべながら楽曲を表現していますか?
JUNMIN 青春とは、大変なことに立ち向かって、踏ん張って立ち上がる時期だと思っているんです。今もまさにそうですね。常に困難があることで成長できるし、きっとその先に成功がある。僕たちにとってぴったりな時期に「Up All Night」をリリースできたなと感じています。
MINJAE (日本語で)がんばりましょう!
JUNMIN がんばります!
──SUMINさんとMINJAEさんはラップパートの作詞に参加しています。特に気に入っているフレーズはどれですか?
MINJAE 僕は「君の歪み」というフレーズです。メンバー同士の関係に限らない話ですが、やはり人間って、長所も短所もあるんですよね。そしてつらいときはどうしても短所のほうを見てしまいがちだし、目に付く部分ばかり重要視してしまうじゃないですか。でもこの「Up All Night」には、「僕は君の歪みまでも1本の映画のように素敵に見えるよ」と、お互いの歪みを認め合って過ごしていこうという思いが込められているんです。その中で「君の歪み」という歌詞がすごくしっくりきて。我ながら本当にカッコいいリリックになったと思っています。
SUMIN 僕は2番の「現実の壁ぶつかり聞こえる子守唄」です。目標に向かっていて、壁にぶつかってなかなか実現できないこともあると思いますが、そんなときは何も考えずにとりあえず寝て、起きてから解決しようという思いを込めました。僕も悩んだりしたときは「起きてから考えよう」と切り替えて、すぐ寝てしまうんです。
熱い思いを歌えるチームに
──最後に、3年目に突入したxikersがこれから目指すグループ像について教えてください。
MINJAE メンバーはみんな本当に明るいエネルギーに満ちていて、僕自身もそこから力をもらうんですが、そういう前向きではつらつとしたエネルギーがxikersの魅力であり、長所でもあると思っています。熱い思いを歌えるチームになりたいし、多くの皆さんが僕たちのステージを観たときに「あの人たちは本当に楽しんでいるんだな」「自分たちがやりたいことを表現しているんだな」と感じてほしい。そして皆さんが疲れたり大変だと感じている瞬間には、僕らのパフォーマンスから大きな力をもらってほしい。そんなアーティストになっていきたいです。
プロフィール
xikers(サイカース)
2023年3月にKQエンタテインメントからデビューした10人組ボーイズグループ。ATEEZ以来、約5年ぶりに同事務所から誕生したグループとして注目される。デビューから半年でアメリカ6都市、ヨーロッパ7都市を巡るワールドツアーを実施し、2024年3月にリリースした3rdミニアルバム「HOUSE OF TRICKY : Trial And Error」は米Billboardのメインチャート「Billboard 200」で73位にランクイン。今年5月にはアメリカ5都市での公演を含むワールドツアー「xikers 2025 WORLD TOUR [Road to XY : Enter the Gate]」を完走するなど、グローバルな人気を高めている。2025年7月に日本2ndシングル「Up All Night」を発売。8月に配信シングル「ICONIC」をリリースした。
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