──そんなワルキューレがこれまで行ってきたライブが、待望の初音源化を果たしました。過去5回のライブから厳選された名演が「マクロスΔ」ライブベストアルバム「Absolute LIVE!!!!!」としてリリースされます。
西田 これまでもライブDVDとかはあったんですけど、映像作品だと基本的におうちでしか観られないですよね。それが今度からは簡単に外でも楽しめるようになるというのがいいなと思いました。ライブ会場を持ち歩ける!みたいな(笑)。いろんなところで聴いてほしいです。
安野 ワルキューレのライブにはCDにはない熱量がものすごく乗るので。JUNNAちゃんにしてもみのりちゃんにしても、ピカイチの一瞬というのがライブにしかなかったりするんですよ。
西田 あるねー! 今回すごく面白いのが、いろんなライブの音源からベストテイクを選んでアルバムの曲順通りに並べているところ。しかも曲間をお客さんの拍手とかでうまくつないでいて、1本のライブを聴いているような感覚で楽しめるんですよ。ホントは1曲1曲バラバラなんですけど。
安野 プロデューサーさんをはじめ、制作チームがこだわりの権化なので(笑)。あえて1stライブ(2016年に行われた「ワルキューレ1stライブ『Walküre Attack!』」)の音源を選んでいたりとか。
西田 個人的には、恥ずかしすぎるのでちょっとやめてほしい(笑)。
安野 チョイスの理由があるよね。そこにしかない初々しさがあったりとか。
西田 もうちょっとあとのうまいやつを入れてほしい気持ちが演者としてはあるけど(笑)、確かにそのときにしか出せなかったものとかもあるからね。
安野 ワルキューレのライブって“生もの”を超えてもはや“生き物”なので、その臨場感はやはりお客さんの参加率が高い楽曲で感じられるんじゃないですかね。かすかに聞こえるとかじゃなくて、お客さんたちががっつり演者の一員になってるんですよ。
──確かにそれは感じました。かなり意識的にお客さんの声が聞こえるミックスになっていますよね。
西田 うんうんうん、ホントにそう。それで言うと、マキナ的には「おにゃの子☆girl」をぜひ聴いてほしい。みんなで「からの!」とか一緒に歌える、すごく一体感を味わえる曲なので。お客さんが楽しそうに満面の笑顔で声を出してくれている光景も含めて大好きな曲なんです。
──コロナ前を思い出させてくれる音源ですよね。
西田 本当は「マダマニア」もすっごい掛け声が楽しいはずの曲なんですけど、コロナ禍でリリースした曲だから、まだみんなと一緒に歌えてないんですよね……。
安野 ライブならではの部分で言うと、私としてはバンドの皆さんに注目していただきたい気持ちも強いです。本当に毎回、フライングドッグさんが全力で最強のミュージシャンの方たちを集めてきてくださるので……例えば「つらみ現在進行形」とかを聴いてもらうと、それがすごく伝わるんじゃないかなと思います。
西田 あれは最高。
安野 もうギターもカッコいいし、キーボードとかも含めてめちゃめちゃ演奏が荒ぶっていて本当に最高なんですよ。もちろんドラムもベースも、演奏にまったく捨てどころがない。ぜひバンドの演奏に注目して聴いてください!
西田 マジでカッコよかったよね。歯でギターを弾かれていて……。
──いわゆるジミヘン奏法ですね。
西田 「歯が折れたらどうしよう?」と思ってましたから。
安野 折れなくてよかった(笑)。
──そして、DISC 4はアルバム未収録曲やライブだけで披露されたバージョンなどをまとめて楽しめる内容になっています。
西田 「そういえば歌ったねー!」って曲がいっぱい入ってる(笑)。
安野 特別なバージョンがこうやって聴けるのもライブCDならではですよね。シェリル(シェリル・ノーム / 歌唱はMay'n)と一緒に歌わせてもらった「僕らの戦場~Walküre meets Sheryl~」とか。
西田 「涙目爆発音」なんて「with Claire」だよ? 日笠(クレア役の日笠陽子)さんが入ってるのは本当にこの1回だけだよね。初期ワルキューレの4人で歌ったのは。
安野 これは貴重ですよ。本当にスペシャルな4枚組になってますね。
全部が千秋楽の気持ちで
──では最後に、ファイナルツアーへ向けての意気込みも伺いたいんですが……。
安野 ファイナルツアーという形でこんなに何会場も回らせてもらえて、ライブをやり切らせてもらえるというのは本当にありがたいです。感謝だなって。
西田 ホントにそうだね! 「ファイナルだからこそマジで全力でやろう」っていう気迫が今すごいもん。もちろん寂しい気持ちもありますけど、魂はすごく燃えています。1日たりとも同じライブには絶対したくないし、お客さんからは「千秋楽に行けないのが残念」というお声をいただいたりもしているんですけど、私たちはもう全部が千秋楽の気持ちで臨みますので。だから「これがファイナルライブです」と明確に決めてもらえたのは逆によかったのかもしれないとも感じています。
──決勝戦でしかできないことってありますしね。
安野・西田 そうですねー!
西田 チケットが取れなかった方に向けてはライブビューイングもございますので。マジで画面を飛び越えて行くくらいの気持ちで、全力で歌います。
安野 そうだね。スクリーンを超えて届くように。
──アニメでもワルキューレのメンバーが映像からホログラムみたいに飛び出してくるシーンがありましたけど、あのイメージですね。
西田 あったあった!
安野 スクリーンをぶち破るつもりでお届けします。
西田 バーンって出ていくくらいのつもりで! 実際に出てはきませんが!
──(笑)。
西田 もう、最後どうなっちゃうかわかんない。ステージに上がった瞬間から泣いてるかも。
安野 今はみんな「絶対泣かないよー!」とか言ってるんですけど、全員号泣してるかもしれない(笑)。
──お客さんはそこも楽しみにしてほしいですね。「誰が最初に泣くか」とか。
西田 いや、JUNNAでしょ。
安野 あははは。
西田 だいたい泣いてるもんね。
安野 なんやかんやね。
西田 あれが好きなのよ。
安野 愛おしいよねー。
西田 「かわいいねえー!」って……ごめんなさい、またJUNNAちゃんの話に戻っちゃった(笑)。
ツアー情報
SANKYO presents ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~
- 2023年5月20日(土)東京都 有明アリーナ
- 2023年5月21日(日)東京都 有明アリーナ
- 2023年5月27日(土)大阪府 丸善インテックアリーナ大阪
- 2023年5月28日(日)大阪府 丸善インテックアリーナ大阪
- 2023年6月3日(土)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~3ホール(追加公演)
- 2023年6月4日(日)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~3ホール(追加公演)
プロフィール
ワルキューレ
2016年に放送されたテレビアニメ「マクロスΔ」発の“戦術音楽ユニット”。フレイアΔ鈴木みのり、美雲ΔJUNNA、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見の5人からなる。マクロスシリーズ“最年少歌姫”のJUNNAと、オーディションで約8000人の中から選出された鈴木みのりがエースボーカルを務め、JUNNA以外の4人はキャラクターの声優も務める。2015年12月に楽曲「一度だけの恋なら」を発表し、翌年5月に1stシングル「一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら」をリリース。同年発売した1stアルバム「Walküre Attack!」は第31回日本ゴールドディスク大賞の「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を獲得した。2016年7月に東名阪で開催された1stライブツアー「マクロスΔ 戦術音楽ユニット"ワルキューレ" 1st LIVE in Zepp Walkure Attack!」を皮切りに、2019年を除くすべての年で単独ライブを実施。2017年8月には野外ロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」への出演も果たした。2023年5月から6月にかけて行われるライブツアー「SANKYO presents ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~」を最後に、グループ活動にひと区切りをつける。
ワルキューレ - MACROSS PORTAL マクロスポータル(公式)