UNISON SQUARE GARDEN「プログラム15th」「Bee Side Sea Side~B-side Collection Album~」 PR

UNISON SQUARE GARDEN|“現状維持”を続けて15周年 お祝いモード全開のプログラムが始まる

2019年、結成15周年を迎えるUNISON SQUARE GARDEN。これを記念したアニバーサリー企画が続々と発表された。まず7月27日には、大阪・舞洲スポーツアイランド 太陽の広場特設会場で野外ライブ「プログラム15th」を開催。さらにこれまでにリリースしたすべてのシングルのカップリング曲31曲を収録したベストアルバム「Bee Side Sea Side~B-side Collection Album~」のリリースが決定。本作の発売記念ツアーも予定されている。

アニバーサリーイヤーの幕開けに際し、音楽ナタリーではメンバーの斎藤宏介(Vo, G)、田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr)にインタビューを実施。バンド結成15周年に対する思い、7月の15周年記念ライブ、カップリング集について話を聞いた。

取材・文 / 森朋之 撮影 / 西槇太一

「15周年が最初のアニバーサリーです」

斎藤宏介(Vo, G)

──2019年はUNISON SQUARE GARDENにとって結成15周年のアニバーサリーイヤー。今年は特別な1年になりそうですね。

田淵智也(B) 「お祝いされるぞ!」という気持ちでいっぱいですね(笑)。油断する1年にしたいです、今年は。10周年のときに日本武道館ライブをやらせてもらいましたけど、当時から「まだお祝いするのは早い。15周年が最初のアニバーサリーです」と言っていて。あれから5年経って、ちゃんとお祝いできるだけの足場を持ち続けることができたというか。5年前よりも今のほうが「よくやった感」があるんですよね。

鈴木貴雄(Dr) あるね。10周年の時期はアルバムでいうと「Catcher In The Spy」の頃なんですが、まだまだ必死だったので。

田淵 まだワンパンチ当たっただけというか。その後の5年間は「どうやってカッコよく現状維持を続けるか」ということを考えていたんですけど、それをしっかりやれたんじゃないかなと。

鈴木 10年目まではデビューしたときの勢いでたどり着けると思うんですよ。その後はもっと強い持続力が必要だったので。

斎藤宏介(Vo, G) うん。ここに来てようやく、特別なことをやっても誤解されない状況を作れたと思うし、それが15年というタイミングだったのかなと。「こういうことをやってきました」と改めて提示することで、もっと評価してもらえる気がするし、自分たちにとっても周りの人にとってもいろいろな再発見につながるんじゃないかという期待もありますね。

──バンドとしての土台が固まったということですか?

斎藤 自分たちの中ではとっくにできていたと思うんですけど、第三者が見ても「あのバンドは土台ができてる」と思ってもらえるようになったのかも。

田淵 期待通りにここまでたどり着いた手応えがあるんですよね。ヒット曲によって人気があるように見えたり、いろいろな外的要因はあるんだけど、昔からのファンが見ても「あいつら、変わらないな。変わる気もないんだろうな」という態度を出し続けてきて。ヒット曲に頼ってライブをやっているわけではないし、昔の曲をやっても、ちゃんと知ってくれてる人がいる。そういう活動を続けることで、自分たちのポテンシャルを証明できたと思うし、かなり達成感はありますね。

UNISON SQUARE GARDEN

10周年以降は頭を使わないと生き残れなかった

田淵智也(B)

──この5年間も充実した活動を続けていましたからね。「Dr.Izzy」「MODE MOOD MODE」とアルバムを2作リリースして、「シュガーソングとビターステップ」というヒット曲も生まれて。

鈴木 さっきも言いましたけど、10周年以降は勢いだけではなくて、何かしらの狙いだったり、頭を使わないと生き残れなかったと思っていて。それを主にやってくれたのは田淵なんですが、提示されるアイデアが自分たちのやりたいことばかりというか、「ユニゾンはそういうバンドだよね。まったく問題ないです」ということの連続だったんです。それも15年続けてきたことのご褒美の1つかもしれないですね。

斎藤 「シュガーソングとビターステップ」がたくさんの人に認知されて、その後もいろいろなタイアップに恵まれて。それがプラスに働くことも多かったし、だからこそ、通常営業をより意義深いものにできたんじゃないかなって。

──なるほど。田淵さんは以前から「同じように続けることが大事」というスタンスを取っていますが、それはどうしてですか?

田淵 リスナーとして、バンドが変わっちゃうのが好きじゃないんですよね。自分が好きなバンドにはずっとライブハウスでライブをやってほしいし、「1年に1回はツアーをやってほしい」という単純な思考があるので、自分たちもそうありたいなと。ただ、お客さんに飽きられたら終わりですからね。「次のライブは行かなくていい」という理由を作らないことを常に意識して、ライブを続けて。そうやって現状維持を続けることって、すごくエネルギーを使うんですよ。

鈴木 そうだね。

鈴木貴雄(Dr)

田淵 今って、上昇志向が強いバンドが多いじゃないですか。「デカいフェスに出たい」とか「アリーナでライブをやりたい」とか。それはそれでいいと思うんだけど、自分たちはそうじゃないんですよね。こういう時代だからこそ、ユニゾンみたいなバンドがいてもいいはずだって意地を張ってるところもありますね。

──いい意味で変わらないというスタンスは、音楽性も同じですか?

田淵 そうですね。自分が作る曲の幅はそこまで広くないので。これはコンプレックスでもあるんですけど、好きな音楽の幅が狭いんですよ。Radioheadやくるりみたいに「毎回違うね」みたいな提案はできないけど、好きなものが変わらないことは実はすごいことかもしれないなって。

鈴木 1stアルバム(「UNISON SQUARE GARDEN」)の曲を今のセットリストに入れても、なんの違和感もないしね。

田淵 マインドが変わってないからね。変わることと変わらないこと、どっちが偉い、どっちがいいということではないですけどね。あと、技術が伴ってきて、やりたいことがやれるようになったという変化はあると思います。