のび太(Vo, G)、山さん(G)、彩(B)、剛(Dr)からなるロックバンド。2010年に音楽コンテスト「RO69JACK 2010」で優勝を果たし、同年夏に開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」に出演した。同年9月には初のミニアルバム「On The Other Hand, The Russia Is…」をリリース。以降も数々の作品を発表しつつ、「SUMMER SONIC 2011」「COUNTDOWN JAPAN 11/12」などのロックフェスに出演し、着実に人気を高めていった。2013年5月にはシングル「Velocity」でメジャー移籍。同年8月にはテレビアニメ「ガッチャマン クラウズ」の主題歌「Crowds」をシングルリリースした。そして12月に全曲新曲からなる2ndフルアルバム「Ciao, Fake Kings」を発売。翌2014年2月からは全国9都市を回るライブツアー「WHITE ASH One Man Tour "Lilium"」をスタートさせる。
ナタリー PowerPush - のび太(WHITE ASH)×田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
the pillowsを語る
自分たちがカッコいいと思うことをやり続ける姿勢
──25年間、自分たちの意思を貫いて活動してきたからこそ、発せられる言葉にも説得力があるっていう。
田淵 そうですよね。最近の自分たちの目標は、「とにかく長くやる」っていうことなんですよ。どれだけ売れたいかとか、僕は全然考えてなくて、どうやったら3人が楽しくライブをやり続けられるかっていう……。そのために新しい曲も作るし、ツアーの行程も考えてるので。それって、ピロウズが25年間やってきたことを追ってるような気もするんですよね。40歳になってもステージでカッコいいバンドになりたいし、「田淵、オッサンなのにすげえな!」って言われたいので。ピロウズを見てると勇気が湧いてくるというか、「すごい先人がいるんだな」っていうことを胸にして自分たちもがんばらないとなって。
のび太 ピロウズの25周年のコメントにも書かせてもらったんですけど、「誰の足跡もついていない道を、恐れずに突き進んで行く」っていう姿勢をピロウズから教わったというか。流されたりしないで、自分たちがカッコいいと思うことをやり続けるじゃないですか、ピロウズは。直接的な音楽性というより、その考え方ですよね。「やりたいことをやるのが一番。それでいいんだ」ってピロウズが応援してくれてる気がするというか。
田淵 長くバンドをやってきて、“20周年で初めての武道館”っていうことも含めて、ピロウズがずっとやってきたことってなんだろう?って考えたことがあって。ファンとしては、それがなんとなくわかるんですよね。ファンに対する絶妙な距離感とか心持ち、何よりもいい曲を作り続けること、信念をブレさせないことだったり。長く楽しくバンドを続けるための要素を兼ね備えてると思うんですよ。それをバンドマンとして実際にやろうとすると、「すごく大変なことなんだな」って実感するというか。メジャーという場所に籍を置いてるバンドが「いろんな選択肢がある」っていうことを見せていければ、下の世代に対しても救いになると思うんですよ。
──そのきっかけのひとつが今回のトリビュートアルバムなのかもしれないですね。
のび太 ピロウズにはいい曲がたくさんあるから、もっともっとトリビュートをやってほしいですけどね(笑)。とにかく前のアルバム(「シンクロナイズド・ロッカーズ」)が、自分の中では最高のトリビュートだったし、まさか自分たちが第2弾のトリビュートに参加するとは思ってなかったけど。
田淵 俺も思ってなかった(笑)。
──ピロウズのメンバーの前でカバー曲を披露する日も近そうですよね。
田淵 やろうと思ってるの?
のび太 え、やらないんですか?(笑)
田淵 ライブでやることは考えてなかったからな……。でも、機会があったらやりますよ。
のび太 楽しみですね。さわおさんに何を言われるか、ちょっと怖いですけど(笑)。
UNISON SQUARE GARDEN(ゆにぞんすくえあがーでん)
斎藤宏介(Vo, G)、田淵智也(B)、鈴木貴雄(Dr)からなる3ピースロックバンド。2004年7月に結成され、都内を中心に活動を開始する。2006年8月に1stミニアルバム「新世界ノート」をリリースし、ライブハウスおよび下北沢ハイラインレコーズのみの販売で1000枚を完売。2007年にはメンバー主催のイベントをスタートさせ、ソールドアウトの快挙を成し遂げたほか、同年12月には初の単独ライブを成功させる。2008年7月にシングル「センチメンタルピリオド」でメジャーデビュー。2011年5月に発表したシングル「オリオンをなぞる」がアニメ「TIGER & BUNNY」のオープニングテーマに起用され注目を集める。さらに2012年9月には映画「劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-」の主題歌「リニアブルーを聴きながら」を手がけ、続く2014年にも「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」に主題歌「harmonized finale」を書き下ろした。印象的なメロディと斎藤の独特な歌声、そして圧倒的なライブパフォーマンスが話題を呼んでいる。
収録曲 / アーティスト
- White Ash / WHITE ASH
- この世の果てまで / グッドモーニングアメリカ
- インスタント ミュージック / 9mm Parabellum Bullet
- Funny Bunny / Base Ball Bear
- スケアクロウ / WEAVER
- エネルギヤ / Scars Borough
- ノンフィクション / 東京カランコロン
- 開かない扉の前で / カミナリグモ
- Fool on the planet / UNISON SQUARE GARDEN
- カーニバル / シュリスペイロフ
- Blues Drive Monster / a flood of circle
- ハイブリッド レインボウ / ふくろうず
- ストレンジ カメレオン / 髭
- No Substance / THE BOHEMIANS
参加アーティスト
the pillows(ぴろうず)
山中さわお(Vo, G)、真鍋吉明(G)、佐藤シンイチロウ(Dr)の3人からなるロックバンド。1989年に結成され、当初は上田ケンジ(B)を含む4人編成で活動していた。1991年にシングル「雨にうたえば」でメジャーデビュー。初期はポップでソウルフルなサウンドで好評を博すが、上田脱退後の1994年以降は徐々にオルタナ色を取り入れたサウンドへと変化していく。一時は低迷するが、精力的なライブ活動を続ける中で固定ファンを獲得。2004年には結成15周年を記念してELLEGARDEN、BUMP OF CHICKEN、ストレイテナー、Mr.Childrenなどが参加したトリビュート盤が制作され、the pillowsの存在を知らなかった若年層にもアピールすることに成功する。また、2005年にはアメリカ、2006年にはアメリカとメキシコでツアーを敢行。海外での人気と知名度も獲得する。結成20周年を迎えた2009年9月には初の日本武道館公演を行い、大成功を収めた。2012年にはバンドを一時休止し、山中と真鍋はそれぞれソロアルバムをリリース。翌年再始動してからは再び精力的な活動を展開している。2014年2月には結成25周年を記念してトリビュートアルバム「ROCK AND SYMPATHY -tribute to the pillows-」が発表された。キャリアを重ねるごとに勢いと力強さを増し、今や日本のロックシーンには欠かせないバンドとしてリスペクトされている。
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