「劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」特集|岡咲美保×日向坂46小坂菜緒&藤嶌果歩 インタビュー (2/2)

「転スラ」初心者でも気楽に楽しめる

──皆さんが本作の好きなシーンや注目してほしいポイントを挙げるとしたら?

藤嶌 私はバトルシーンですね。劇場版なので、映画館の大スクリーンで観たときの迫力が特にすごいと思うんです。スピード感もより増していましたし、ぜひ劇場で楽しんでいただきたいです。

左から小坂菜緒、藤嶌果歩。

左から小坂菜緒、藤嶌果歩。

岡咲 私もバトルシーンは特に今回はお気に入りですね。あと、ユラさんとゴブタの会話劇も。いろんな見どころがあると思うんですけど、終始音楽が流れるタイミングが素晴らしくて。今回、主題歌のほかに挿入歌が何曲か用意されていて、それぞれの楽曲の方向性もとても新鮮でした。「転スラ」はこれまでカッコいい系の曲が多かったんですけど、今回はTRUEさんの主題歌「ユートピア」もすごく泣ける曲ですし、ARCANA PROJECTさんの挿入歌「レンアイノー」はかわいらしいし。音楽って作品の世界をすごく広げてくれたり、観たあとの余韻を深めたりと大きな役割を背負っているので、今回はそこにも注目していただきたいです。

小坂 今回は劇場版オリジナルストーリーということもあって、新しいキャラクターがたくさん出てくるところが大きな見どころだと思います。その新キャラ同士の会話から、いろんなつながりが見える場面も多いので、初めて「転スラ」を観る方でも入りやすい物語になっていると感じました。

岡咲 確かに、今回の映画から入っていただいたとしても、それまでの物語を気にせず楽しめると思いますし、映画の中で「このキャラクター、どういう子なんだろう?」と気になったら、そこからテレビシリーズを観ていただくことでより作品を深く理解できるはず。そこも含めて、(ストーリー原案・監修の)伏瀬さんがオリジナルストーリーをがんばって書いてくださったからこそだと思うので、これまで「転スラ」に触れてこなかった方も気楽に楽しんでほしいです。

小坂と藤嶌が岡咲に聞いてみたいこと

──こうしてお三方がそろうこともなかなかないですし、特に小坂さんは岡咲さんのファンでもあるので、この機会に聞いてみたいことがありましたら、質問をぶつけてみませんか?

岡咲 ぜひ!(笑)

小坂 え~っ、いいんですか? そうだなあ……私からすると、岡咲さんは本当に憧れの存在ですし、今までいろんな作品の中でたくさんの声を聞いてきましたが、どんなキャラクターを演じられていてもそれぞれのキャラクターに対する熱い思いが、声から伝わってくるといいますか。いちファンとして、私はそんなお芝居をされている岡咲さんがすごく大好きなので、これからも変わらずに応援させていただきたいなと思います。

岡咲 愛を伝えられてしまいました(笑)。ありがたいです、元気が出ますね。自分とは違う世界で、自分にはできない表現をされている方にこうやって褒めていただけるのは、すごく刺激になります。

──では、藤嶌さんは質問いかがですか?

藤嶌 菜緒さんのあとに恐縮なんですけど……質問いっぱいあります!

岡咲 どうぞどうぞ(笑)。

藤嶌 女性なのに中性的な声を出したり男性のキャラクターを演じられたりしていますが、どういったことを心がけてキャラクターと向き合っているんですか?

岡咲 リムルに関して言うと、確かに特殊なキャラクターですし、オーディションでは“スライムボイス”みたいな部分を意識してたんですけど、前世が37歳の男性なんですよね。しかも、転生後のスライムは無性なので、そこでの心のチューニングが自分にできるのかなと不安だったけど、リムルとは性別の壁を越えて考え方が近いところがあったのか、意識して男っぽくしようとしなくても自分の中の正義感と彼の男気みたいなものが離れていなかった。なので、あまり苦労せず近付けたのかなと思いました。ただ、テレビシリーズ1期では昔の時事ネタを盛り込んでくるシーンが多くて、急に金八先生のものまねをする場面があったり。そういうときは、先輩方に「これで合ってますか?」と質問したりもしました。

岡咲美保

岡咲美保

藤嶌 そうなんですね。

岡咲 逆に、私は自分と同じくらいの年齢で、自分に似てるタイプの女の子を演じるほうが、近すぎてわからなくなってしまうんですよ。自分が客観視できるくらい性別や年齢の違いがあったほうが理想の輪郭がはっきり見えて、そこに声を当てていけるので、やりやすいのかもしれないです。

藤嶌 なるほど。あと、今日実際にお会いしてお肌が本当にきれいだなと思ったんですけど、何か美容法とかあったら教えてほしいです!

岡咲 それ、私に聞きます? 逆逆!(笑)

藤嶌 美容とかコスメとか大好きなので、そういう話もぜひ聞きたいです。

岡咲 私もコスメが大好きで。アイシャドウだけでも数百個くらいあって、洋服ダンスに収納してるくらいたくさん持っているんです(笑)。

藤嶌 すごい!

岡咲 レチノールってわかります? あれが配合されたリップは自分と相性がよくて、最近よく使ってます。

藤嶌 え~、レチノールの入ったリップって初めて聞きました。

岡咲 あとで商品名をお知らせしますね(笑)。そうやって、できる範囲でいろいろ気を使ってます。

藤嶌 うれしい。今日はいろんなお話が聞けて、本当に勉強になりました!

──最後になりますが、「劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」の公開を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

藤嶌 「劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」は初めて「転スラ」に触れる方でも入っていきやすい内容だと初心者の私も感じたので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。特にゴブタの男らしい一面とか、観ていて心が揺れ動くシーンが私はすごく好きなので、そういったところにも注目していただけたらと思います。

小坂 いちファンとしての思いでもあるんですけど、今回のオリジナルストーリーは「転スラ」シリーズで初めて海を舞台にしているところがすごく新鮮で。ストーリーもグッとくるものがありましたし、スピード感のあるバトルシーンを映画館の大きなスクリーンで観たら絶対に釘付けになってしまうと思うんです。そんな中で、今回は日向坂46から私と藤嶌が初めて声優に挑戦させていただいたので、そんな2人の役にもぜひ注目してもらいたいです。

岡咲 まず、テレビアニメの劇場版を2作も作っていただけることなんてなかなかないことじゃないですか。それもこれも、いつも応援してくださっている「転スラ」ファンの方々のおかげですし、そんな皆さんの期待に応えられる作品になっていると、完成した作品を観て強く実感できたので、ぜひ楽しみに待っていてほしいです。そして、特別感の強いオリジナルストーリーや、ミオやヨリを含めた新キャラたち、加えていつもの「転スラ」らしさもしっかり用意されているので、これから「転スラ」を体験していただくのに最適な映画じゃないかなと。さらに、小坂さんと藤嶌さん、そして堂本光一さんという新たな方々が「転スラ」ファミリーに加わった、この座組にもご縁を感じていますし、「劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」を通して新しいお客さんとのご縁も生まれるはずなので、どんどん「転スラ」の輪が広がっていくことを願っています。

左から岡咲美保、小坂菜緒、藤嶌果歩。

左から岡咲美保、小坂菜緒、藤嶌果歩。

プロフィール

岡咲美保(オカサキミホ)

1998年11月22日生まれ、岡山県出身。2017年に声優デビューし、翌2018年にテレビアニメ「転生したらスライムだった件」で主役のリムル=テンペスト役に抜擢された。2025年開催の「第19回声優アワード」では主演声優賞を受賞した。歌手としては「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のライブイベントにおいて高い歌唱力で注目を浴びたのち、2021年9月に「ハピネス」でCDデビュー。2023年8月に世界最大級のアニソンイベント「Animelo Summer Live」にソロで初出演を果たした。2026年2月25日に2ndミニアルバム「MY GLEAM」をリリース。5月にはライブツアー「Miho Okasaki 1st LIVE TOUR 2026 ~ハッピーラッキージェット!!~ supported by animelo」を開催する。

日向坂46(ヒナタザカフォーティーシックス)

2015年に秋元康プロデュースによる欅坂46の妹グループ・けやき坂46として、メンバー12人で活動開始。2018年6月に、けやき坂46名義で1stアルバム「走り出す瞬間」を発表。2019年2月には、けやき坂46から日向坂46へグループ名を改名した。同年3月に1stシングル「キュン」を発表し、この曲で年末の「NHK紅白歌合戦」に初出場。2022年3月にはグループ結成時からの目標であった東京・東京ドームでのライブを成功させた。2025年には結成時からのメンバーである一期生全員がグループから卒業。同年3月に新たに五期生10名を迎え、5月には新体制になってから初となるシングル「Love yourself!」をリリース。東京・国立代々木競技場第一体育館で新体制初となるワンマンライブを開催し、同会場をファイナルとする全国アリーナツアーを行った。最新作は五期生の大野愛実がセンターを務める1月リリースの16thシングル「クリフハンガー」。