“ローカル”が地理的な概念ではなくなっている

──久保さんは現在のアイドルシーンをどのように見ていますか？

一昔前と比べれば、現在のアイドルシーンはずいぶんと多様化しています。音楽ジャンルや活動場所もさまざま。応援するファンの方々はきっと大変だろうと思うけど、そんな苦労が、今のアイドルシーンを、たくさんのアイドルたちを支えているんでしょう。熱心なファンの方々が、自分が応援するアイドルやグループだけでなく、多種多様なアイドルシーン全体を支え作り上げてきた、そんな印象があります。

──ローカルで活躍するアイドルについてどのように感じていますか？

東京で人気の地下アイドルも、活動などから見ればローカル的で、“ローカル”が地理的な概念ではなくなっているんだろうと思います。集客の規模が大きいか小さいか、テレビに出ているか出ていないか、どんなところでライブをやっているか。一握りの有名アイドルグループ以外は、みんな“ローカル”ですよね。日本各地で精力的に活動しているアイドルたちと、それを応援するファンの方々の熱意には感服いたします。

──ローカルからメジャーでの活躍を目指す上で、必要なのはどんなことだと思いますか？

大ブレイクしたアイドルグループも、始まりはローカルアイドルでした。ご本人たちの努力と熱意、それを支え夢を実現させたのがファンの方々のパワーです。アイドルは、それを支えるファンあって成り立つ。ファンの方々に自分たちの夢を共有してもらうためには、努力する姿を見せていかなければなりません。昨日より今日、今日より明日の自分が光り輝くよう、どんなことにも全力で取り組む熱意と覚悟が必要です。

「すきドル」楽曲ポイント

──今回どのようなことを意識してすきドル公式ソングを作曲されましたか？

音楽は、アイドルたちとファンの方々をつなぐ「接点」です。みんなで共有できるプラットフォームになるような楽曲制作を心がけました。

まずは自分が楽しむことが大切

──久保さんが今特に注目している音楽シーン、アーティストは？

ダンスミュージックです。ここ数年はEDMが主流ですね。スコットランド出身で、Rihannaなどのプロデュースを手がけたカルヴィン・ハリスがお気に入りです。

──ちなみに久保さんは普段カラオケに行かれますか？

仲間たちと盛り上がるのはやっぱりカラオケです。ライブ打ち上げの2次会や誕生日会なんかによく行きます。でも、ま、僕はあまり歌わないんですけど……。

──メジャーシーンのアイドルたちとカラオケに行くことも？

アイドルの有名人さんとカラオケには行きませんね。アイドルではない有名人さんとはしょっちゅう行きますが（笑）。

──「すきっと」はスマホアプリを使ってカラオケの選曲・予約ができて、お気に入りの曲を好きなキーやテンポで登録すればすぐに設定通りの状態で歌うことができます。もし久保さんが自身のお気に入りをセットするならどんな曲を選びますか？

僕がカラオケであまり歌わないのは、歌いたい曲や、自分が作った楽曲の多くが女性が歌う曲だからです。自分に合わせたキーの設定で手間取ると、場の雰囲気を悪くしちゃう。いつも自分が歌うキーの設定を保存できるのはとてもうれしい機能ですね。これで知念里奈さんの「precious・delicious」がいつでも歌えます（笑）。

──最後に「すきドルPROJECT 2」参加グループに応援、激励メッセージをお願いします。

歌を歌うことやダンスを踊ることが大好きでしょうがない。まずは自分が楽しむんだと、そんな気持ちが非常に大切です。楽しさが伝わらなければ、聴いてくだる方々と共有すべき大切なモノのベースが築けなくなる。目一杯夢見て、目一杯楽しんで、「すきドルPROJECT 2」にご参加ください。