河西智美 / P.IDL NAGOYA|「Stager Live」で広がるライブの楽しみ方

河西智美インタビュー

AKB48時代を思い出した

──まずはライブの感想からお聞かせください。

2曲しか歌ってないので本当にあっという間だったんですけど、会場内の熱量がすごくて感動しました。あと、AKB48時代をちょっと思い出しました。

──AKB48時代を思い出したというのは?

AKB48にいた頃、劇場に来てくださる皆さんが顔見知りでアットホームな雰囲気があって、MCで私がトチったらファンの方が拾ってくれたりしていたんですね。今日のライブもそんな感じで、すごくほっこりした雰囲気で。いつも来てくださる方もいたし、もちろん初めましての方もたくさんいたんですけど、そういう皆さんを含めて全員がファミリーだったと言うか、温かく受け入れてもらえた感じがしました。

──2曲目の「今さらさら」は、アップテンポということもありすごく盛り上がってましたね。

私のライブは「イエーイ!」って盛り上がるよりはどちらかと言うとリラックスして心地よく聴いてもらう感じなんです。もちろん盛り上がってもらっていいんですけど、皆さんの心にそっと寄り添える曲を歌えたらと思っていて。でも今日は皆さんの熱量がすごくて、私が盛り上がっちゃいました(笑)。

河西智美

ピエロに扮装して生配信

──ライブ本番前には、控え室から生配信を行っていましたね。アプリ内の機能である“デコレーションスタンプ”も活用して。

ピエロに扮装して、私の顔がほとんど見えない状態で生配信を始めて(笑)。そういう遊びができるのがすごく面白いですよね。その生配信を観ている方からコメントが来て、それに対してレスポンスができるところがライブと一緒と言うか、つながっているという感じがしました。

──コメントが画面に表示されるからコミュニケーションが取りやすいですよね。

皆さんとても温かいんだなっていうのが今日の配信でわかりました。

河西智美

──今後も活用してみたいですか?

そうですね。今日は初めてだったのでわからない部分も多かったんですけど、今回の配信をきっかけにどんどんアイデアが出てくるかなと思うので。例えば、ライブ中にコメントを見られるので、そこでコミュニケーションしながらライブができますよね。今回は2曲だけでしたけど、ワンマンライブのときに何かテーマを決めてリクエストを募ってみてもいいと思いますし。あと、歌ってるときにピエロやうさぎのスタンプを使って配信したら、ちょっとしたミュージックビデオみたいで面白いのかなとも思うし、いろんなやり方ができますよね。ライブの可能性がさらに広がると思います。

──ライブ以外の配信でやってみたいことはありますか?

カラオケで、リクエストもらって1番だけ次々と歌っていくのも面白そうですよね。気軽に配信できるし、仮に知らない曲のリクエストが来ても雰囲気でとりあえず歌ってみちゃう、みたいな(笑)。

──最後に、今後の予定についても教えてください。

今は着々とアルバムを制作している最中です。本当にずっとファンの方が待ってくださってる中でのリリースになるので、ファンの方の期待に応えつつ、私がやりたいことをキュッと詰め込んだ作品になればと思ってます。ギリギリまでねばっていいものを作っていこうと思ってるので楽しみに待っていてください。

河西智美
Stager Live
Stager Live

楽器演奏、カラオケ、ダンス、料理、メイクなど、配信者によるさまざまな生配信動画を楽しむことができる無料アプリ。顔認識スタンプ機能を搭載しており、ユニークなスタンプを使ったデコレーションライブ配信も人気を集めている。ユーザーは配信者とチャットをしてコミュニケーションを取ることが可能。また星やハートなどの“デジタルギフト”を配信者に贈ることもできる。

河西智美(カサイトモミ)
1991年11月16日生まれ、東京出身の歌手。2006年からAKB48のメンバーとして活動し、シングル選抜総選挙では常時選抜入りするなど活躍した。2012年12月に行われた「第2回AKB48紅白対抗歌合戦」にてAKB48を卒業することを発表し、2013年5月に卒業。2012年12月にはシングル「まさか」でソロデビューを果たし、以降「Mine」「キエタイクライ」「今さらさら」とシングル3作をリリースしている。2017年に1stアルバムを発表する予定。