ナタリー PowerPush - Shimokitazawa SOUND CRUISING

下北沢の歩き方

DJねむきゅん×Kawanishi×小野武正(KEYTALK) at 風知空知

深夜の下北のライブは単純に楽しいと思う

左から夢眠ねむ、Kawanishi、小野武正(KEYTALK)

夢眠ねむ これ超おいしそう。私、塩辛じゃがバター好きなんですよ。

小野武正 パスタ食べようかな。

ねむ ゴルゴンゾーラクリームパスタ、これ絶対おいしい。

Kawanishi いいすねー。

小野 俺、この“野菜いっぱい八百屋さんのパスタ”で。

ねむ あー、これ、ぶり大根だって。あ、すみません。ほっとくと永遠にメニュー見続けちゃうんです(笑)。

小野 あはは(笑)、わかります。

Kawanishi

ねむ あの、今回3人はじめましてなんですけど。Kawanishiさんはどうして「Shimokitazawa SOUND CRUISING」を始めたんですか?

Kawanishi もともと僕はパーティが好きでDJをやりはじめて。世の中にもっとDJとかクラブっていう文化が浸透したらいいのに、って思ってたんですよね。でも2年前、福岡と大阪でクラブに摘発が入って「なんかこれ俺の思ってる理想と真逆行ってるな」って感じたんです。それをきっかけに「じゃあ自分で何かやってみようかな」と思って。だから実は「Shimokitazawa SOUND CRUISING」のベースには風営法への反発っていうのがあるんです。オールナイトにしたのもそういうことで。

ねむ でもサイトとか見てもそういうことは特に書いてなくて「楽しんでほしい」っていうのが最初に目に入ってくる感じですよね。

Kawanishi うん、思想が前に出ちゃうのもちょっと違うかなって。とにかくみんなで遊びましょう、これは楽しいことで悪いことじゃないんですよって、まずはそれを提示したいなと思って。ライブ観に来て、パーティでお酒飲んで、それで「ああ、やっぱり夜遊びって楽しいな」って思ってもらえればそれでいい。日常の延長線上の「遊び場」なんですよって!

左から夢眠ねむ、Kawanishi、小野武正(KEYTALK)

小野 ですよね。「Shimokitazawa SOUND CRUISING」は深夜まで遊べるのがすごく面白いと思うんです。下北って飲み屋はいっぱいあるのに深夜にやってるライブはあんまりないから。深夜の下北でライブ観るの、単純に楽しいと思うんですよ。

ねむ 私、本業はアイドルなんですけど、やっぱり爆音で好きな音楽を聴けるクラブカルチャーみたいなものが好きだし、そこにはライブとは違う楽しさがあると思うんです。私が主催してる秋葉原のパーティも今年5年目になるんですけど、今は音楽ファンの人も来るし、アイドル好きな人も来て、でもみんな同じ感じで楽しんでくれるようになってて。なんかそういう場があるのはすごく大事だなって。

「あーこの週末めっちゃ遊んだ!」みたいになってほしい

小野武正(KEYTALK)

Kawanishi 僕も最初はロックが好きで20歳くらいのときにDJを始めて、クラブにも行って、ヒップホップやハウス、テクノも通って、結局今ロックにまた戻ってきたみたいな感じなんです。だから「SOUND CRUISING」はジャンルとか関係なく、何を観に来るとかでもなく、その場所が1個のエンタテインメントになればいいなって思ってるんですよね。

小野 それ絶対楽しいですね。僕もアイドル大好きだし、ヒップホップとかも聴くんで。アイドルを観に来たお客さんが僕らを見て「あ、このバンドいいな」とか、また逆も然り。そういうつながりがいいですよね。普段KEYTALKを観ない人に向けてアピールするチャンスなので、いつも通りの気合いの入ったライブをしたいと思います。

Kawanishi いつも通りっていいですね。楽しみにしてます。

小野 あと下北沢でやるっていうのも居心地いい感じですよね。僕はもともと埼玉でバンドやってたんですけど、その頃からやっぱり下北沢はバンドの街っていう認識があって。都会だけど都会じゃない感じがする。

夢眠ねむ

ねむ 私は下北沢はごはん屋さんがおいしい街っていうイメージです(笑)。赤いチャーハンのお店(みん亭)とか。初めてマジスパ(マジックスパイス)食べたのも下北だし。あとはスズナリとか本多劇場とか、好きなお芝居をよく観に来たりしてますね。楽しいだけじゃなくて、ちゃんと生活もできる街だと思います。住んでみたい街、夢眠ねむランキング1位です。

小野 わかる。ほかの街とはちょっと違うんだよね。

ねむ 私は昼にでんぱ組.incでのライブがあって、夜はDJもやらせてもらえるので、でんぱ組.incでパリッとアイドルして、夜は楽しく遊ぼうと思ってます。両方の私を観れるイベントってめったにないので。

Kawanishi 去年やったときに本当によかったのが、演者が深夜になってもみんな残ってフロアでめっちゃ遊んでるんですよ。がんがんテキーラ飲んで、お客さんと混じって遊んでる。普通のフェスとはまたちょっと違う現場感があって。

ねむ それ超大事だと思う。

Kawanishi 本当に楽しんでもらいたいですよね。「あーこの週末めっちゃ遊んだ!」みたいな感じになってもらえるのが一番うれしいです。

ねむ なんかフェスってちょっと山奥に行ったりするイメージがあるけど、ちょっとがんばれば1回家帰ってお風呂も入れますもんね。

小野 確かに。都内に住んでる人だったら。

ねむ お風呂入って服も着替えて。昼はアイドルだったけど、夜はちょっとイケてる感じになって登場みたいな(笑)。楽しみにしてます!

左からKawanishi、小野武正(KEYTALK)、夢眠ねむ

Shimokitazawa SOUND CRUISING

Shimokitazawa SOUND CRUISING Vol.2

2013年5月25日(土)
[DAY TIME] OPEN 16:00 / START 17:00
[NIGHT TIME] OPEN & START 23:00


2013年5月15日更新