Skoop On Somebody「What is love?」 PR

Skoop On Somebody|13のラブソングが織りなす愛のカタチ

ライブへ遊びに来てほしいんだよ

──本作では、さまざまな恋愛を描いた曲が並べられたあと、9曲目の「~Prologue~」を挟み、後半は恋愛だけにとらわれない広い意味での愛の歌がまとめられている印象がありますね。

KO-ICHIRO 昨年、ライブ会場限定でリリースした「ラビリンス」「masquerade」「After Note」の3曲が僕はすごく効いているなと感じていて。これらは全部ドロドロしたラブソングになっているので、だからこそ、そのほかの曲ではピュアで大きな愛を歌えた部分もあったし、全体的な流れもうまく作れたのではないかなと思います。

TAKE 曲順はけっこう悩んだんですけど、女性目線で書いた「ラビリンス」や「masquerade」がいいアクセントになって、なんとなくストーリーを感じさせる流れになったと思うんですよね。そこまで全体としてのストーリー性を考えていたわけじゃなかったから偶然の要素が大きいんだけど、いい聴き心地になったと思います。

──後半に向けてどんどん光が差し込んでくるイメージもありました。

KO-ICHIRO 前半は暗がりが似合う曲たちが多いですけどね(笑)。

TAKE そういった流れは、「気持ちよくライブをやるとしたら?」というイメージから生まれたものではありますね。アルバムの曲順通りにライブをしたとすると、最後にはお客さんに気持ちよく家路についていただき、安心して眠ってほしいなと思ったので。そういった思いから当初は「evergreen」をラストにするつもりだったんですよ。

──なるほど。でも実際はゴスペル曲「Clap!!」でハッピーに盛り上がるエンディングになっていますよね。

Skoop On Somebody

TAKE そう。なんかね、ちょっと物足りないかなって思っちゃったんですよ。あまりにもきれいなハッピーエンドすぎるから。なので「evergreen」のあとに、ちょっとビートで笑顔になるようなゴーゴーの曲「SOUL MATE」と、KO-ICHIROのピアノ1本で教会に誘ってくれる「Clap!!」を入れて終わることにしたんですよね。そこには、アルバムの先でみんなが僕らに会いに来てくれることを前提にしたところもあったというか。「ライブへ遊びに来てほしいんだよ」というメッセージでもありますね。

──最後の「Clap!!」には、全人類へのメッセージともいえる大きな愛が詰まっています。

TAKE そう、かなり大きな愛ですよね。この曲の歌詞を書いているとき、正直ちょっと迷ってはいたんですよ。2019年にこんないなたい曲をやるのはどうなのかなって。でも、そんなタイミングで映画の「グリーンブック」を観たことで、「あ、これでいいんだ」と思えたというかね。人には変わらない絆があって、そこには肌の色も人種も一切関係ない。それこそが大きな愛なんだよなっていうことですよね。そういう思いはS.O.S.としてデビューしたとき、もっと言えば歌い手を志したときから伝えたいものでもあったので、今回はてらいなく描いてみようと。「グリーンブック」のエンディングで流れていた、いなたいタンバリンの音が入ったソウルにインスパイアされて、「Clap!!」でも僕が演奏したタンバリンを入れてみたりもしました。ヘタクソだけど、途中で録り直さずに1曲まるまる叩ききったんですけど。

KO-ICHIRO この曲もTAKEの作ったデモトラックがあったんで、全体のアレンジとしてはそれをちょっとだけ膨らませた感じでしたね。いい曲になったと思います。

TAKE いやいや! あのイントロから、あのエンディングになるという画はKO-ICHIROにしか描けないものだと思う。改めてすげえなって思ったもん(笑)。

ふたりよがりなアルバム、作っちゃいました

──うん、ホントにそう思います。アルバム自体にもそういう雰囲気がありますしね。1曲目「Good Evening」で始まったアルバムが、「Clap!!」のような曲でエンディングを迎えるとはなかなか想像できないというか。

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KO-ICHIRO 確かにそうかもしれないですね(笑)。

TAKE 今回はそういったアルバムを作りたかったのかもしれない。愛にはいろんな形があっていいんだってこととか、音楽は決して寂しい人を作らないってこと、自分自身のカッコいいところもカッコ悪いところもすべて、S.O.S.の振り幅をマックスに表現したこのアルバムの制作を通して僕自身がいろいろと教えてもらえた気もしますね。

──ここに収録された曲たちがライブでどう再現されていくかも楽しみです。

KO-ICHIRO またね、このアルバムを中心にしたライブもやれたらいいかなあと思ってはいます。

TAKE そうだね。やれたらいいなあ。デビューから22年経ったおっさん2人組のユニットとしてね(笑)、これからもどんどん暴れていかないとダメかなって気持ちもあるんですよ。全力で「音楽は自由で楽しいんだぜ」ってことを若い世代の人たちに伝えていく使命があるような気もするし。僕らが小ぢんまりしてたら面白くないでしょ?

──はい(笑)。キャリアを重ねてもなお落ち着かないS.O.S.であってほしいです。

KO-ICHIRO TAKEのひとりよがりと僕のひとりよがりを合わせて、デビュー23年目にしてこんなにふたりよがりなアルバムを作っちゃいましたからね(笑)。そういうことなんだと思います。

──これだけ一緒にやってきてもまだなお2人でよがれるのは素晴らしいことだと。

TAKE あははは。このアー写の2人がよがっとんのかーい!っていうね(笑)。

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