音楽ナタリー Power Push - Septaluck

ポップパンクを見つめ直す、初の全曲英語詞ミニアルバム

Septaluckが4月20日に2ndミニアルバム「MEMORIES and FUTURE」をリリースする。

ポップパンクサウンドを改めて意識して制作したというミニアルバムには、全英語詞の8曲が収められる。今作に込めた思いや、日本の音楽シーンではあまりなじみのないポップパンクというジャンルで活動することについて、メンバー4人に話を聞いた。

取材・文 / 石橋果奈 撮影 / 後藤壮太郎

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全員の思いが今につながってる

──今回のミニアルバムは過去にリリースされた楽曲や今作の収録曲の音源を少しずつピックアップしてつなげたトラック「Flashback」で始まりますが、これにはどんな意味が込められているのでしょうか?

Septaluck

fin(Vo) Septaluckにとって今回のミニアルバムは3枚目の作品なんですけど、バンドのスタート時は正式なギタリストがいなくて、サポートメンバーに入ってもらってたんですね。そこからもメンバーチェンジが何回かあって、CDを出すたびにメンバーがちょいちょい変わっていて。3作全部に関わったメンバー全員の思いが今につながってるというか、全員でがんばってきたことがあっての今作だと思っているんです。だから今まで出した2枚の作品を、もう1回思い返してから先に進もうっていう、そういう気持ちで「Flashback」というトラックを1曲目にしました。

──イントロやサビなど、楽曲のさまざまな部分が切り取られていますよね。

fin 今回はジャケットのアートワークもそうなんですけど、ラジオを1つのテーマにしていて。だから「Flashback」もラジオを聴いてるようなサウンドにしたかったんです。最初はわかりやすくいろんな曲のサビを長めに入れてたんですけど、そうするとラジオっぽくないなあって思って、楽曲のさまざまな部分を短めに入れることにしました。本当に一瞬なので「なんの曲が入ってるんだろう」って、楽しんで聴いてほしいですね。

──ラジオをテーマにした理由は?

fin 今はCDを作るにもソフトがものすごく充実していて、自分で編集できちゃう時代ですよね。現にSeptaluckもソフトで制作をしているし。でもうちらはアナログで育った世代なんで、手間をかけて音楽に触れて、ワクワクしていた気持ちを大事にした上で音楽を作りたくて。それを表現したいなって思ったときに、モチーフとして一番わかりやすいのはラジオかなって思ったんです。

ここからどこに向かうのか

──今回のミニアルバムを最初に聴いたときに、初の全曲英語詞の作品だからということもあるかもしれませんが、これまで以上にポップパンク色が強くて、洗練されている印象を受けました。

Uchino(Dr) バンドの向かう方向が定まったということが大きいかもしれませんね。

fin(Vo)

fin そうだね。1枚目「Pieces Of The Puzzle」(2014年1月リリース)と2枚目「Diamond」(2014年12月リリース)はけっこう手探りだったんです。「いろいろやってみよう」という気持ちで作って。「Diamond」のレコ発ツアーでは「カッコいいライブをしよう」っていう思いはメンバーみんなが統一して持ってたと思うんですけど、曲をどう表現するかは、バラバラなベクトルでやってるなと感じたんですよ。それでここからどこに向かうのかっていう、目指すところを1回はっきりさせるために話し合って。

USSY(G) その結果、ポップパンクという1つのテーマを改めて意識しようということになったんです。

fin うちらが作るサウンドの根本として、ポップパンクというのは1stの頃からあったけど、それを意識的にはやっていなかったんですね。だからテーマをポップパンクと決めて、楽曲を作る作業をしたのは今回が初めてで。

USSY みんなの根底にあったものを具現化したというか。ちゃんと話し合った上でポップパンクを鳴らしたら、もっと上を目指したいという意識が出てきたよね。

2ndミニアルバム「MEMORIES and FUTURE」 / 2016年4月20日発売 / 1836円 / TWLT-0098 / TWILIGHT RECORDS
2ndミニアルバム「MEMORIES and FUTURE」
収録曲
  1. Flashback
  2. It's All Right
  3. No Joke
  4. Everything
  5. Not Android
  6. Sleepless Night
  7. Memory
  8. It's a Meaning Of Your Life

"MEMORIES and FUTURE" M.a.F TOUR

2016年5月13日(金)千葉県 千葉LOOK
2016年5月20日(金)北海道 苫小牧ELLCUBE
2016年5月21日(土)北海道 小樽CRU-Z
2016年5月22日(日)北海道 Spiritual Lounge
2016年5月27日(金)京都府 GROWLY
2016年5月28日(土)奈良県 生駒RHEBGATE
2016年5月29日(日)岐阜県 yanagase ants
2016年6月10日(金)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
2016年6月11日(土)愛媛県 niihama Jeandore
2016年6月12日(日)香川県 DIME
2016年6月16日(木)新潟県 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2016年6月18日(土)青森県 Mag-Net
2016年6月19日(日)青森県 八戸ROXX
2016年7月8日(金)石川県 vanvanV4
2016年7月9日(土)富山県 Soul Power
2016年7月10日(日)長野県 ALECX
2016年7月15日(金)岡山県 CRAZYMAMA 2nd Room
2016年7月16日(土)広島県 Live & Cafe BoRDER
2016年7月17日(日)福岡県 Queblick
2016年7月29日(金)宮城県 enn 2nd
2016年7月30日(土)茨城県 mito LIGHT HOUSE
V.A.「WAKE A POP! PUNK!! vol.1」 / 2015年10月7日発売 / 1200円 / R7R-005 / RAINBOW SEVEN RECORDS
V.A.「WAKE A POP! PUNK!! vol.1」
収録曲 / アーティスト
  1. SLEEPLESS NIGHT / Septaluck
  2. アルカロイド / POP DISASTER
  3. I am 4 you / WONDERSTRUCK
  4. By Your Side / LEAVES NO ASH
  5. SUNSET / AIRFLIP
  6. Feel now / PIG
  7. Live in our lives / Always Summer
  8. live in my memory / elk
  9. Sink Or Swim / Castaway
  10. One Patriot / Nail All Down
  11. Open Up Your Eyes / Something Holiday
  12. Rejection / T.C SPEAKER
  13. When She's Gone / Sunrise In My Attache Case
  14. night is on / HOLIDAYS OF SEVENTEEN
  15. Romantics / Too Close To See
  16. SIGN / COUNTERCLOCKWISE
  17. Rise again / ACCIDENT I LOVED
  18. THE SCORE / YOUR LAST DIARY
Septaluck(セプトアラック)
Septaluck

fin(Vo)、chu(B)、Uchino(Dr)を中心に、2012年に結成されたポップパンクバンド。同年11月には東京・新宿ACB HALLで初ライブを行いソールドアウトを記録する。その後幾度のメンバーチェンジの中で、USSY(G)を加えた現体制となる。2014年1月にはQuietdriveのケビン・トラッケンミラー(Vo)をプロデューサーに迎え、アメリカ・ミネアポリスにてレコーディングした1stアルバム「Piaces Of The Puzzle」をリリースする。同年12月に1stミニアルバム「Diamond」を、2016年4月には初となる全曲英詞の2ndミニアルバム「MEMORIES and FUTURE」を発売。5月からは2ndミニアルバムを携えたリリースツアー「"MEMORIES and FUTURE" M.a.F TOUR」で全国を回る。