ロッカジャポニカ|1stアルバムで見せる魔法の景色

まっすぐにてっぺんを目指している

──この2年間で、パフォーマンス面において変化が起きたタイミングはありましたか?

平瀬 私は去年の2月に原宿アストロホールでワンマンライブをやったときですね。パフォーマンスのやり方が変わって。何かが吹っ切れたみたいな、感情モロ出しのライブをやったんです。

高井 ロッカジャポニカとして初めてライブハウスでライブをやったんだよね。それまではガッツリライブをやる機会がなかったけど、アストロホールではかなりガッツリ曲をやって。

──ほかのメンバーも平瀬さんと同じような状態だったんですか?

内山 全力でライブをやって、めっちゃ熱かったのを覚えてます。

高井 アストロホールでやるまではスタッフさんからパフォーマンスが小さいって言われてたんです。箱に閉じこもって踊ってるみたいな。アストロホールでは体力的にキツかったんですけど、「全力でやろう!」と思って。それまで全力じゃなかったわけじゃないんですけど、全力でやることの楽しさをさらに知りました。

──今のロッカジャポニカは、大きなダンスをキレキレで踊るイメージがあります。一方MCにはメンバーの素が出ていて、ときにはグダグダなこともあって……。

内藤 ギャップがあって面白いってお客さんに言われます(笑)。一生懸命踊ってるからトークもキレキレなのかなと思ってMCを聞いてると、いきなりトンチンカンなことを言い出して会場中に「?」が浮かぶみたいな。

──そういうとき、椎名さんは冷静にメンバーを見守っているんですか?

椎名 ただ見てますね。「あー、なんか聞き間違えてるなあ」とか思って笑ってます(笑)。

──そうなんですね(笑)。ここまで最近の活動をざっくりと振り返りましたが、今改めてロッカジャポニカはアイドルシーン全体の中でどんな存在のグループだと思いますか?

高井 正統派なのかな?

平瀬 見た目は正統派かもね。衣装とか。でも、曲は変わってるものが多いです。

内山 まっすぐにてっぺんを目指しているグループたと思います。

アルバムを聴けば私たちのことがわかる

──ここからは1stアルバム「Magical View」について伺いたいと思います。アルバムの発売はCLUB CITTA'公演の中でサプライズ発表されましたね。

高井 「もうアルバム出せるの!?」と思いました。

内山 CLUB CITTA'のステージで目標達成したことを祝って鏡割りしたら、樽の中に「1stアルバム発売決定」と書いてあるCDが入っていて。「これ私たちのこと言ってんの?」と半信半疑になりつつ、「ってことはもうそんなに自分たちの曲があるんだ」と思いました。今こうやってジャケット写真を見ていても「本当かなあ?」と感じます。

内藤 アルバムは曲をたくさん持ってる人が出せるものというイメージでした。「Magical View」には新曲もたくさん入ってるし、これからライブで披露していくのが楽しみです。

内山 ロジャポを知ったばかりの人はどのCDを買っていいかわからなかったかもしれないけど、これからはアルバムを買ってもらえれば前の私たちも今の私たちのことも知ってもらえます。

──新曲の1つであるリード曲「わたしの地図」は進路や受験に関する葛藤、不安がテーマになっています。歌詞にはメンバーのリアルな心境と重なる部分があるんでしょうか?

平瀬 私は「誰かと同じじゃつまらない」という部分を聴いて、「あっ、確かに」と思いました。マネすることは悪いことじゃないけど、自分だけの考えを持つことも大切なんだということをこの歌から学びました。

内山 人生を旅に例えて表現していて、聴いているとワクワクしてきます。旅って楽しいじゃないですか。葛藤、不安というモヤモヤしたテーマだけど、「オリジナルの地図を描こう」という歌詞があるように未来への希望を歌っている曲で、いろんな方に共感してもらえると思います。

──ミュージックビデオでは跳び箱や机の上で歌ってるのが印象的でした。

高井 今までのMVも学校で撮影してきたんですけど、今回はこれまでにないシチュエーションでした。最初は「なんでこんな変わったことをするんだろう?」と思ったんですけど、机や跳び箱の上に乗るシーンには“自分自身と向き合う”という意味が込められているんです。

椎名 水の上を走れるウオーターボールの中にスモークを炊いてみんなで入るシーンもあって、「こういうウオーターボールの使い方もあるんだ!」と思いました。今までやったことないシチュエーションがたくさんあって、アイデアっていっぱいあるんだなって。

高井 撮影の合間はみんなめっちゃうるさかったです(笑)。

椎名 はしゃいじゃって(笑)。楽しみながら撮影しました。天気がよすぎて眩しかったです。

──ロジャポに晴れ女がいるんでしょうか?

高井 ロジャポの太陽はいますよ。

平瀬 はーい、こんにちはー! 太陽でーす。

──なぜ太陽なんですか?

高井 みぃ(平瀬)がいると周りが明るくなるんです。

平瀬 ということらしいでーす!

ガチで走る曲

──アルバムには各メンバーがセンターを務める新曲が収録されているということで、1人ずつにそれぞれの曲の注目ポイントを紹介してもらいたいと思います。まずは平瀬さんがセンターの「日常」をテーマにした「ぶっちぎりデイズ!!」について。

平瀬 曲だけ聴いているとかわいらしい「マジでがんばってまーす」みたいな雰囲気なんですけど、踊りが付くと「マジでがんばってます!!」って感じになるんですよ。

内山 わかる(笑)。

平瀬美里

平瀬 サビでめちゃくちゃ走るんです。とにかくずっと動きっぱなしの、がんばってる感じを表現してる踊りで。みんなが寝てる中、私が1人で起きて4人を起こすっていう寸劇から始まるんですが、そのほんわかしたイントロとサビの差が激しい曲になっております。

──踊りが激しい曲なんですね。

平瀬 かなり体力を消耗します。

内山 こんな走る曲ほかにないと思います。歩数計付けて測りたいくらい。

内藤 走ってるふうの振りとかじゃなくて、ガチで走ってるんです。

──ライブでやったらすごい疲れません?

内藤 このあとに連続で踊れないよね。

内山 アルバムのリリイベツアーの初日で披露して。すごく盛り上がりました。

──続いて高井さんがセンターを務める、夏休みがテーマの「Chillっ子同盟」についてお願いします。

高井 夏曲と聞いたときは「夏楽しもう! イエー!」みたいなアゲ曲なのかなと思ったんですけど、実際に曲を聴いたらリラックスした南国のような曲でした。「チルっちゃおう」という歌詞は「リラックスしよう」みたいな意味で、ここまでリラックスした雰囲気の曲はロジャポでは初めてですね。最後に私がウイスパーボイスで「Chill Out」って言ってるところが注目ポイントです。

内山 ライブで曲終わりに「イエー!」とか言ったら聴こえないやつです。

平瀬 拍手しちゃだめ!

高井 あとダンスにはヒップホップの要素が入っていて。

内山 みんな踊れそうな曲だよね。

高井 振りコピしなくても、リラックスしてのほほーんと楽しめると思います。なのでライブでは「ぶっちぎりデイズ!!」のあとが「Chillっ子同盟」だといいですね。

ロッカジャポニカ「Magical View」
2017年11月15日発売 / EVIL LINE RECORDS
ロッカジャポニカ「Magical View」初回限定盤A

初回限定盤A [CD+Blu-ray]
4500円 / KICS-93538

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ロッカジャポニカ「Magical View」初回限定盤B

初回限定盤B [CD2枚組]
3500円 / KICS-93539

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ロッカジャポニカ「Magical View」通常盤

通常盤 [CD]
2500円 / KICS-3538

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CD収録曲
  1. OVERTURE 
  2. ワールドピース
  3. WEE FIGHT OH!!!!!
  4. ぶっちぎりデイズ!!
  5. Chillっ子同盟
  6. ASTRO GIRL 
  7. 教歌SHOCK! 
  8. 放課後アフタースクール
  9. BUSY
  10. だけどユメ見る
  11. わたしの地図 
  12. タンバリン、凛々
  13. 歌いたいのうた 
初回限定盤A Blu-ray収録内容
  • わたしの地図 MUSIC VIDEO
  • わたしの地図 MUSIC VIDEOメイキング
  • ロッカジャポニカ 4th TOUR ~Revenge for 1000~ FINAL 川崎 CLUB CITTA'」LIVEダイジェスト映像
初回限定盤B付属CD(教歌盤)収録曲
  1. 吾輩は乙女である(国語)
  2. アブラカタブラ アルジェブラ(数学)
  3. 全力大実験!(理科)
  4. 世直しタイムスリップ!(社会)
  5. NEW CROWN(英語)
  6. 神様になれるプログラム(情報)
  7. MUSIC FANTASY(音楽)
  8. 魔法のスープ(家庭科)
  9. 烈 作郎 ~レッツクロウ~(図工)
  10. 腹!筋!録!(体育) 
  11. 独特道徳ドクトリン(道徳)

イベント情報

ロッカジャポニカ「Magical View キセキとキセキの物語」
  • 2017年11月26日(日)東京都 日本青年館
ロッカジャポニカ
ロッカジャポニカ
スターダストプロモーションに所属する内山あみ、椎名るか、高井千帆、内藤るな、平瀬美里の5人からなるアイドルグループ。3B juniorから派生した選抜ユニットとして誕生した。結成当初は「キングレコード組(仮)」を名乗り、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSからのメジャーデビューに向けて準備を開始。3B juniorの定期公演でステージを重ね、2015年8月からは関東16カ所を回る合計31公演のインストアイベントツアー「3B juniorファーストツアー2015東京湾」を行った。同イベントの最終公演で正式ユニット名とデビュー日を発表。2016年1月、1stシングル「ワールドピース」でメジャーデビューを果たした。同年12月に“無期限武者修行”ユニットとして3B juniorのイベントに参加せず、独立して活動していくことが発表された。2017年6月に神奈川・CLUB CITTA’で全国ツアー「ロッカジャポニカ 4th TOUR ~Revenge for 1000~」のファイナル公演を行い、目標であった1000人動員を達成。同年10月に自主企画イベント「ロッカジャポニカ武者修行GIG」をスタートさせた。11月には1stアルバム「Magical View」をリリースし、東京・日本青年館にてワンマンライブを行う。