りんご娘 特集|結成26年目、青森での認知度ほぼ100%!人々を惹き付けるご当地アイドルの歴史と魅力 (2/2)

“田舎っぽさとカッコいい”の融合──
「Cool & Country」な楽曲群

結成当初から掲げられてきた「Cool & Country」──“田舎っぽさとカッコよさ”というコンセプト。その姿勢は彼女たちの楽曲にも強く表れている。初期~中期はリンゴミュージック代表である樋川氏がすべての作詞と作曲を担当していたが、そこに変化が起きたのは2017年のこと。嵐「マイガール」、AKB48「ポニーテールとシュシュ」などを手がけてきた音楽家・多田慎也氏をメインコンポーザーに迎え、EDM、ハウス、ディスコ、R&Bといった数多のジャンルを横断した近代的なサウンドと、青森の風土や文化をふんだんに取り入れた歌詞を高次元で折衷させた曲が次々と生み出された。その独自性は、アイドルファンにとどまらず、多くの音楽リスナーの耳を強く惹き付けている。ここではりんご娘でしか生まれ得なかった「Cool & Country」な楽曲の一部を紹介する。

「Ringo star」(2017年)

2016年、「愛踊祭」の優勝祝いとして、当大会の審査員を務めた多田氏が手がけた。りんごのように青森から全国に向けて輝きを届けたいという熱い思いが込められた歌詞に、爽快かつきらびやかなエレクトロサウンドが絡み合う、極上のポップナンバー。YouTubeで公開されたミュージックビデオは、りんご娘の楽曲では初の100万回再生を突破。王林らFOURs時代の象徴にして、今も大切に歌い継がれている、文字通りグループを象徴する1曲だ。

「りんごに恋したマメコバチ」(2022年)

現体制のりんご娘初の楽曲。りんごに恋してしまったマメコバチ(りんごの受粉を手伝う蜂)の恋心を歌う、異色のラブソングだ。アップテンポでエナジーあふれるナンバーがそろうりんご娘にとって、ミドルテンポかつ美しさあふれるサウンドは貴重。4人の清廉であずましい(津軽弁で「心地よい」の意)歌声が重なり、切ない歌世界を構築していく。

「North End All Stars」(2025年)

2025年にリリースされたシングル「硝子のリンゴたち」収録の1曲。縦横無尽に跳ね続けるスラップベースをバックに、青森県の全40市町村と、その町にまつわる名物や名産品、名所を矢継ぎ早に紹介していく。曲の間には「ラッセーラ!」「ヤーヤドー!」といった、ねぷた祭り(弘前市)やねぶた祭り(青森市)で盛んに使われる掛け声も挿入されており、この曲が披露されると、ライブ空間がたちまち祭りの会場に変貌。踊って騒げるだけでなく、聴くだけで青森に詳しくなれる、まさにりんご娘にしか歌えないディスコファンクチューンだ。

「YAMABUSHI」(2026年)

現時点での最新曲。山岳信仰をもとに発展した文化・修験道の象徴である“山伏”をテーマにした、和×EDMのアッパーチューン。重低音のワブルベースが鳴り響く中、世界各地で起こる自然災害に対する平和の祈りが込められた歌詞が力強く歌い上げられる。ラストにはベートーヴェンの「交響曲第9番」の第4楽章「歓喜の歌」まで飛び出す。「愛こそすべて」というフレーズも含め、りんご娘史上最も壮大なスケールを誇っている。

多田慎也 推薦曲
「Candy Apple ~恋はあせらず~」(2023年)

好き / 嫌いと揺れ動く甘酸っぱい恋心をCandy Apple=りんご飴にたとえた、愛らしいラブソング。スウィンギンな60'sロカビリーサウンドと、4人の可憐なコーラスワークが見事に映える。樋川氏が社長を務める自動車販売会社の1室から始まったりんご娘が、まさに”モータウン”な今作を歌うことに運命的なものを感じる。

多田慎也 コメント

多田慎也

普段はEDMからソフトロックまで様々なジャンルの要素を部分的に取り入れる形で、クロスオーバーな音楽を展開しているりんご娘ですが、この曲はオールディーズの色合いの濃い作品に仕上がりました。衣装、ダンス、ライブパフォーマンスに至るまで、グループコンセプトでもある“Cool & Country ”が徹底されていてトータルとして想像以上の作品になりました。特にMVが素晴らしく、個人的には「青森のシュープリームス」とも言えると思います。ぜひ若い世代の方からコアな音楽ファンまで見ていただきたいですね。

見る人を一瞬で魅了する、りんご娘のライブの力

本稿で挙げた楽曲の魅力を最も強く体感できるのが、もちろんライブの現場。単独公演から対バンライブ、各地で開催されるイベントまで、年間100本近くのステージを経験してきたりんご娘のパフォーマンスは、完成度、安定感ともに非常に高い。

AKB48、TrySail、Appare!などさまざまなグループの振付を手がけてきた、コレオグラファーHIROMI氏の指導のもと磨き上げられたダンスは、正確なフォーメーションと動きの美しさはもちろん、楽曲ごとの世界観を的確に表現する力を備えている。そこに4人それぞれの生の声を生かしたコーラスワークが重なり、ステージ上に立体的な音像が立ち上がる。卓越したダンスと歌に加え、メンバーの素朴な人柄もライブの印象を形作る大きな要素だ。MCや煽りで自然と垣間見える彼女たちの純朴なキャラクター、そして津軽訛りの言葉は、ステージとフロアの距離を一気に縮め、会場全体の空気を柔らかく温めていく。それらが合わさることで、初めて足を運んだ観客であっても楽曲の魅力やライブの空気を直感的につかむことができ、即ライブの輪の中へと引き込まれる。

楽曲の持つエネルギーを真正面から届けるパフォーマンス、観客との距離を一気に縮める煽りやコール、場内に広がる一体感。そこには、青森の祭り文化の空気すら感じる。観る人が自然と体を動かしてしまう引力が、りんご娘のライブには存在している。

「わ、りんご娘が好きなんだばって!」
りんご娘を愛する人たちからのコメント

あべこうじ

あべこうじ

りんご娘はそれぞれにキャラがたっているのにちゃんとまとまりがあるとこがスゴイ!! そして、歌がしっかりうたえるところがスゴイ!! そして、青森県を青森の皆様をちゃんと愛しているところがスゴイ!! なのでそんなりんご娘を好きといっても過言ではない!! 一生懸命に県外の人にも営業をかけてファンを実力で獲得してくるところがスゴイ!! これからもっと大きく、りんご娘の名前が世界に知られていきそうだから好き!! つづく

サンプラザ中野くん

サンプラザ中野くん

昨年のりんごフェス、本当にありがとうございました!サンプラザ中野くんです!
りんご娘さん、王林さんと一緒に「だびょん」を歌えたのは、人生の宝物です。光栄でした。
「だびょん」との出会いは発売前まで遡るんですが、初めて聴いた瞬間に「これだ!」と確信して、TBSラジオですぐに流させてもらったのが懐かしいです。
あの頃からずっと大好きな曲ですが、フェスで歌ってさらに大好きになりました。
名曲「だびょん」と共に、りんご娘の皆さんがさらに羽ばたいていくのを楽しみにお祈りしています! がんばれりんご娘!

Negicco

Negicco。左からKaede、Nao⭐︎、Megu。

Negicco。左からKaede、Nao⭐︎、Megu。

Nao☆

りんご娘の長い歴史、大切に繋いで守り続けられている事が凄いなと思います。RINGO MUSIC FES.に出演させていただいた時にその規模感、老若男女沢山の方々が足を運んでいる姿を見て素晴らしいなと思いました。県民からの熱い信頼があるからこそここまでその長い歴史が途切れていないんだと思いました。地元・青森を大切に活動されているりんご娘さんをリスペクトしています。

Megu

前メンバーさんを含めて、りんご娘さんは、なんといっても人柄が素敵集団! 本人たちはどう思っているのかわかりませんが、訛りがとても、すき!癒し! ずっとそのままでいて欲しい♡それでいてステージになるとかっこいいっていうギャップですよ! 好きになる要素しかない! あといつもりんごありがとうございます♡

ミキティー本物

ミキティー本物

りんご娘との出会いはアイドルコンテスト愛踊祭の審査員としてでした。
その後振付をさせて頂いたり、現メンバーとはたくさんの地域でライブでもご一緒させて頂き、たくさんお話しもしてきました。
りんご娘の長い歴史の中で私が知っているのはほんの一部ですが、その歴史すべてに共通して言えるのは、毎回美味しいりんごパイをくれる事です。
というのは冗談で私が出会ったりんご娘のみんなはどの時代も真っ直ぐで優しくて、少し不器用で繊細で、そしてなによりも温かい、そんなグループだと感じています。
りんごは傷ついたら治そうとする力でより甘くなるという話をどこかで聞いた事があります。
りんご娘は同じように困難や苦悩を乗り越えようとするたびに輝きを増し成長していく。そんな素敵なアイドルだと思っています。
この先もどんどん甘く輝くりんごのようなアイドルとして最高のパフォーマンスを見せてくれる事を期待しています。だいすきです。

りんご娘 公演情報

りんご娘 ONE-MAN LIVE TOUR 2026 "Dream"

  • 2026年1月17日(土)東京都 WWW X
  • 2026年2月13日(金)愛知県 名古屋ReNY limited
  • 2026年2月23日(月・祝)宮城県 darwin
  • 2026年2月28日(土)長野県 ALECX
  • 2026年3月7日(土)新潟県 NIIGATA LOTS

りんご娘 はるか夢スタジアムライブ"Dream of Diamond" 輝け!! 10,000人のペンライト!!~40市町村の魅力大発見~

りんご娘 はるか夢スタジアムライブ"Dream of Diamond" 輝け!! 10,000人のペンライト!!~40市町村の魅力大発見~

2026年5月16日(土)青森県 弘前市はるか夢球場

【りんご娘】はるか夢スタジアムLIVE/Dream of Diamond

プロフィール

りんご娘(リンゴムスメ)

2000年7月に青森県弘前市で結成されたダンス&ボーカルユニット。2005年に設立されたリンゴミュージックに所属。音楽 / 芸能活動を通した地方からの情報発信と、地元青森の活性化、全国および海外の第一次産業をエンタテイメントで元気付けることを目標としている。メンバーの名前は、青森県が全国生産量1位を誇るりんごの品種名が由来。青森県の全市町村を応援する「青森県40市町村活性化アイドル」としても知られている。年間80本以上のイベント出演や、地元施設でのボランティアライブの開催、テレビやラジオ、CMへの出演など活動は多岐にわたり、幅広い年代層から支持されている。青森県での認知度はほぼ100%。2016年には国民的アニメソングカバーコンテスト「愛踊祭~あいどるまつり~2016」にて優勝。2022年4月に9期生となるピンクレディ、はつ恋ぐりん、スターキングデリシャス、金星の4人での活動を開始し、2025年4月に青森県で最大規模を誇る会場・リンクステーション青森 大ホールでのワンマンライブを成功させた。2026年5月16日に弘前市内の野球場・はるか夢球場にて、約1万人を動員するグループ史上最大規模のライブ「Dream of Diamond」を開催する。