アイドルやるならソロ活動と決めてた

──りなさんは当初モデルなどの活動をしてましたね。

そうなんです。初めてモデルをしたのが日本ツインテール協会でのお仕事です。当時Q'ulleのいとくとらちゃんのことが大好きで、彼女がモデルをしていたツインテール協会に応募したりニコ生の配信を始めたりして。

──トレードマークのツインテールもいとくとらさんに憧れて始めたんですね。

はい！ だからいとくとらさんの存在があったから今の私がいるし、この業界に入るきっかけをくれたのも彼女なんですよ。それでモデル活動から転々とキャンペーンガールみたいなお仕事をやっていたら、今の事務所のだいきプロデューサーが以前やっていたTAKENOKO▲さんとたまたま現場が重なって。TAKENOKO▲のなつきちゃんが私のことを気に入ってくれて「アイドル活動やってみない？」って誘ってくれたんです。

──もともとアイドル業界に興味はあったんですか？

実は地元でちょこっとだけご当地アイドルみたいなものをやってたことはあって。でもアイドルにも詳しくなかったし、ご当地アイドルをやってたときも「ああ、なっちゃった」ってくらいの感じで。そこまで思い入れはなかったですね。

──リナチックステイトという名前はどういう経緯で決まったのでしょう？

「リナ的状況」という意味があって、私が成長していく過程をファンの皆さんと一緒に楽しんでいければと思い命名しました。実は最初にいくつか候補はあって「絶対少女リナ」とか「アカシックレコード」とかがあったんですけど、どっちもしっくりこなくて（笑）。それでいろいろ考えていくうちに今の形になりました。

──グループアイドルが多い中、最初からソロ活動していくことは決めてました？

ご当地アイドルをやってたときはグループだったんですよ。そのときの活動は大人数がゆえに苦労も多くて、マイクが持てないこととかもあったし、なんか窮屈に感じてしまって。やっぱり私は1人で自由にやるほうが合ってるなと思って、アイドル活動をやるならソロだなと思いました。

──でも1人だけしかいないと大変なことも多いと思いますが。

集客の面でも私1人を気に入って集まってもらうしかないですし、ソロはグループの倍以上がんばらないとと思うんです。1人での活動を始めてみて思い知らされた感じではあります。だからソロで活動している方は皆さん本当にリスペクトしてます。

──デビュー当初、体の線が細いしけっこう激しいパフォーマンスもするので体力的なところが心配だったんですけど、1年半経って体力もだいぶ付いてきたのでは？

最初は2曲しかなかったのでライブ出演の尺も短かったんですけど、今は7曲もありますし、それをフルでできるくらいは体力が付きました。自分でいうのもなんですが、けっこう成長したと思います（笑）。

“1人Perfume”を目指す

──リナチックステイトとして5月24日にタワーレコードのアイドルレーベル・箱レコォズからCDシングル「1・2・3」（イチニサン）をリリースすることが決まりました。箱レコォズに所属することについてどう思いました？

箱レコォズには同じ事務所のじゅじゅさんも所属してますし、ほかのアイドルさんも人気がある方々ばかりなので、私が入っても大丈夫かなって（笑）。

──知っている方たちばかりだと思いますが、安心感もあったのでは？

もちろん皆さんとご一緒できるのはうれしかったです。でもやっぱり不安のほうが大きかったかなと。

──箱レコォズには同じくソロ活動をしているKOTOさんがいますね。

そうなんですよ。同じイベントに出ることも多いんですけど、彼女のダンスのキレにただただ圧倒されてます。

──先ほどソロで活動している方をリスペクトしているとおっしゃってましたが、ほかにソロアイドルで気になる方はいますか？

以前同じイベントに出演して気になったのは寺嶋由芙さん。お客さんの巻き込み方がすごく上手で、しかもMCが面白い。勉強になりました。やっぱりソロでやってる方のライブは勉強になるので見入っちゃいますね。

──「1・2・3」はPassCodeの楽曲を手がけてる平地孝次さんが制作されました。PassCodeのような激しい楽曲が来るかと思いきや、とてもキラキラしたナンバーですね。

もともとPassCodeさんの楽曲が好きで、いろいろなサウンドが混在する感じが面白いと思っていたので、平地さんに作ってもらうことが決まったときはびっくりしました。平地さんの中ではPassCodeみたいな楽曲だけじゃなくてPerfumeのようなサウンドの楽曲も作りたいという気持ちがあることをだいきさんから聞いて。であればそれを私で表現してもらえればと思ってだいきさんから平地さんに楽曲の方向性など相談させてもらいました。大それたことかもしれませんけど、“1人Perfume”を目指していければなと（笑）。