n-buna(ヨルシカ)
「天才の愛」を聴いて
サウンド、コンセプト両面において挑戦的で実験的なくるりの新譜は、生命的な音楽への意欲に溢れている。くすりと笑える応援歌から、じっと聴き入るジャズサウンドまで。バンドとしての長い軌跡を煮詰めて、点として集約しているようなそんな一枚。
Vaundy
「天才の愛」を聴いて
アルバムのリリースおめでとうございます!
一足先に聴かせていただいたので、僭越ながらコメントを書きます。
初めてこのアルバムを聴いた時にまず感じたのが、「めっちゃ気持ちいい音だな」ということ。そして、いい意味でこちらも気合いをいれて向き合って聴かなくては、という気持ちになる。それぐらい、それぞれの楽曲に様々な要素が詰まっていて、一曲一曲への工夫と遊び心を多く含んだアルバムだと感じました。
くるりさんのアルバムはいつも新しいことへの探究心と挑戦心を感じるのですが、今回はいつも以上にそれを感じて、アルバムを通して僕なりに色々と考察してみたりして、とても楽しかったです。
一見、裏切りのメロディが豊富に詰まっているように聞こえますが、実は一曲の中にサビとはまた違う、テーマとなるメロディが存在し、それを構成でしっかりと聞かせるための編曲がされているのには敬服しました。
ちなみに、僕のおすすめは「watituti」と「I Love You」です。
くるりワールド、楽しい!
くるりへのメッセージ
いつかお会いできる日がくるのを楽しみにしています!
はっとり(マカロニえんぴつ)
「天才の愛」を聴いて
くるりの音楽は固まった心を優しくほぐしてくれます。いつも、いつまでも。そして岸田さんの歌詞の中には孤独になりきれない “愛の天才” が必ず居て、本当は教えたくない人生の道しるべを照れながら指し示してくれているような気がするのです。
《心に自由の種を蒔け》
天才の愛、しかと受け取りました。時間をかけて自分のものにしていきます。大好きです、くるり。
林萌々子(Hump Back)
「天才の愛」を聴いて
音楽の上をくるくると、ゆらゆらと、ケタケタと、コトコトと?
それはそれは自由に踊る楽曲たちは、聴いているこちらも思わずふふふと心が緩んでしまう。
童心をくすぐり、そして最後にはまんまとビールをぷしゅっと開けたくなる1枚。
愛はやっぱり、天才的に自由だった。
ぺっぺ(ヤユヨ)
「天才の愛」を聴いて
最後まで聴いても「天才の愛」の意味は分からず。いや、分からなくて良いのかもしれない。私は、くるりの音楽世界の中で世界一周旅行をしている気分になった。迎えた9番手の「渚」で私の中のくるり“らしさ”に落ち着く。こういう“らしさ”を定着させられるくるり、どんな音楽をしてもこの“らしさ”で安心させられるくるり。音楽の世界に片足すらまだ突っ込めていない私には素直に「羨ましい」という言葉が過ぎる。誰よりも今の音楽に自由でありながら達観しているような、そういう音楽を今作でも聴ける嬉しさと疼き出す意識。
1999年「青い空」が発売された6日後に私が生まれた。今作もくるりの音楽はその情熱と若さを保ったまま、時代という名の街を背に旅が続くように思えた。
milet
「天才の愛」を聴いて
素晴らしく美しく愛おしい変態的な飴と鞭。なアルバム。全ての曲が全力投球。尋常じゃない情熱と研究を感じます。「『天才の愛』の中でなんの曲が一番好き?」ってはじまって、そこから一晩中語りたくなる迷路のようなアルバム。出口はいらないですね。私のイチオシは「野球」。そうそう、本当はみんなかっとばしまくるゲームが一番おもろいんだ。かっ飛ばしたくなっちゃった。なんでくすぶってたんだろう。今なら私もいける気がする。
馴染みのある音も突拍子もない音も「そうきたか!」な言葉もみんなしっかり手を繋いでて、なにも知らない私をやさしく迎えてくれてる。踊れるし笑えるけど、なんだか泣けちゃった。 今のくるりが見てるものと同じものが見えた気がして嬉しかったから。こんな景色を見てたんだ、くるりは。
これだから、くるりはずっと私のナンバーワンなんだ。愛し続けさせてくれてありがとうございます。
くるりという一つの宇宙、果て無し。
くるりへのメッセージ
いつまでも大好きなことを追求してくれるくるりが大好きです。毎晩くるりの夢が見たくて、枕の下にくるりのスコアを忍ばせてます。私の夢だから、私の愛だから! でもこの愛は伝わらなくていいんです。だって伝えきれないもん……と思ったけどやっぱり言います。今までも、これからも、愛してます。I love you。我爱你。Je t'aime!
2021年4月2日更新