姫路でつながるいろんなご縁
綾小路 キャリアが長くなると友達の地元に行くことが最近めったにないので、昨年に続き、今年も本当にいい機会をいただけたなと。インディーズの頃は「俺ら、地元でライブするから。氣志團も来てくれよ」って手弁当で行くみたいなことはよくあって。それこそ友達の家に泊めてもらって、そいつらの怖い先輩とかに挨拶しに行った(笑)。あれがすごくエモーショナルでよかったし、それがのちの「氣志團万博」にもつながったんです。俺が東京に行って知り合った友達を、地元の親とか兄弟とかマブダチに紹介したいという。あの感覚を、姫路でひさしぶりに体験させてもらいました。やっぱりね、客席にちらほら“姫路の先輩”がいるんですよ。で、フェスが終わって飲みに行ったときに、そこにいた先輩方から「バイクのエンジンコールがうまかった」なんて褒められましたから(笑)。そこもよかったですよね。なので、僕は何度でも行きたいし、今年もすごく楽しみなんですよ。去年は世界文化遺産の白鷺城(姫路城)にも行きましたし。ちょうどゴールデンウィークで混んでましたけど、すごく楽しかったですね。
seek 今年は3月末開催なので、桜がめちゃくちゃきれいだと思いますよ。
DAISHI そういう意味でも、全国から集まるにも一番いい時期ですね。
千聖 僕は翔くんほど濃い話がないけど(笑)。去年はちょうどレコーディングの合間に出演したので、当日入りだったんで、そのまま姫路駅からタクシーで会場に向かっている最中、さっきも言ったようにPsychoのメンバーのパネルとかを見たときに、この人たちはこの人たちすごくがんばってるなあと実感して。俺にはこういうことが一生できないだろうから(笑)、アーティストとしてもうらやましいし、いいことだと思ったなあ。で、会場入りすると楽屋に「PENICILLINさん、ありがとうございます」なんてメッセージまであって、すごく気配りだよなと思ったし。本当は自分たちのライブに集中したいだろうけど、Psychoメンバーの「姫路のためにもこのフェスをやるんだ」という気持ちがすごく伝わってきた。それだけでなく、そのために集まってくれたバンドに対するリスペクトが第一にあることもわかったから、感動しましたよ。あとは、普段はあまり会えない人たちにもひさしぶりに会えたこともうれしかったなあ。SHAZNAとかね、そういうところで縁をつなげてくれるフェスでもあるのかなと思うと、去年出演できたことはすごくうれしかったですね。
DAISHI 前回のDAY1は、PENICILLINさんとSHAZNAさんが一緒に出てはるところが見どころの1つだったと思います。
千聖 しかも、東京でも大阪でもなく、姫路っていうのがいいんだよね。あと、ライブハウスだったらフロアの後ろのほうだとステージが見えにくいだろうけど、あのデカいホール(アクリエひめじ 大ホール)だから、どの位置からもしっかり見えただろうし、すべての出演者の魅力がちゃんと伝わったんじゃないかな。seekが飛び入りして、セッションもできたしね。
seek あれは楽しかったですね!
千聖 この人たちは俺たちみたいなバンドに対しても、ちゃんと向き合ってくれてすごくうれしいし、リスペクトもすごく感じる。と同時に、後輩に対してもすごく優しく接しているだろうから、結果その場にいるみんなが楽しく過ごせるわけで。あと、当日のサポートベーシストが、このときたまたまHIROKIさんっていう俺たちの先輩だったんですけど、昔DAISHIが一緒にバンドをやってたことがあるんだよね。
DAISHI そうなんです。
千聖 そこも狙っていたわけじゃないんだけど、ファンの人たちにしたらつながりを感じたかもしれない。今年はlynch.もいるし、氣志團も同じ日だし、より楽しみですね。
DAISHI 加えて、そこにキズもいますからね。面白いことになると思います。氣志團さんが先ほども言われたように、どのシーンにも属していないバンドだからこそ、いい化学反応が起こるんじゃないかと。
seek lynch.さんは、キズとは何度も一緒にやられているんですか?
晁直 去年うちの主催イベントにも出てもらってますし、親和性は高いのかなと。
seek キズは去年も出てもらいましたけど、本番前に機材トラブルがあったんですよね。周りのスタッフが慌てている中、メンバー4人の結束力の強さとか、全員一丸となって突っ込んでいこうとする姿勢がめちゃくちゃカッコよくて。彼らも昨年、武道館に立ちましたけど、いろいろ納得でした。
DAISHI lynch.もキズも攻撃的なステージを見せてくれるんじゃないかと、期待しています。
晁直 がんばります。
seek あと、新幹線が走っている間に終わるイベントにしようと思っているので、日帰りも大歓迎です。
DAISHI しかも、軽く飲んでから帰れると思うので、ぜひいらしてください。
姫路で会いましょう
seek 最後になりますが、皆さん各バンドを代表して意気込みを聞かせてもらえますか。
晁直 こういうイベントって極論を言うと、ファンの人たちに「来てよかった」と言ってもらえることがゴールですよね。だから、出演する我々ができることは、自分たちがベストアクトをすること以外ないと考えています。でも、Psychoは主催だからこそライブ以外もがんばらなくちゃいけないわけで大変だと思いますけど、応援してます(笑)。
DAISHI ありがとうございます(笑)。lynch.さんは姫路にちょこちょこ来てくれてますよね。
晁直 そうですね、姫路Betaあたりはよく。ただ、姫路って怖いイメージがあるんですよね。Betaの近くでごはんを食べてたら、怖いお兄さんが僕の体を見て「お前、そのスミどこで入れたんや?」って(笑)。あと、ライブハウスの目の前に公園があるじゃないですか。そこのベンチに座っていたら、やたらとタバコをたかられるっていうこともありましたから……って話題がだいぶ逸れちゃいましたけど(笑)、lynch.にしかできないことを、lynch.らしくまっとうします。よろしくお願いします。
千聖 俺は、氣志團と初めて対バンできることもうれしくて。
綾小路 光栄です!
千聖 この人たちは俺が行きたいけど、ちょっと行けなかった世界にまで平気で飛び込んでいったすごい存在だし、さっきも言ってたけど何よりどこにも属さない独特の存在……芸能や歌謡の世界でもいけるし、下手すりゃ演歌歌手とも対バンできる。「今それができるロックバンドは、氣志團と怒髪天ぐらいだろう」と思うほどリスペクトしているので、当日が楽しみです。lynch.はスタッフが被っていたりするので、常に近い存在というか勝手な親近感があって(笑)。でもライブで一緒になるのはひさしぶりなので、どんな感じになるのか、こちらも楽しみにしています。あとは、今年は時間を作って白鷺城の桜を見に行けたらと思っています。
綾小路 僕は先ほども言いましたが、本当に楽しみで楽しみで。昨年も来てくださった方には、より楽しんでもらえるようにがんばりたいです。何しろ僕も昨年ひさしぶりに姫路に行って「やっぱりこの街、好きだわ」と実感できたので、フェスにいらっしゃる皆さんには、そういう姫路の魅力も感じてもらいたいですね。街自体はとても洗練されてるけど、ちょっと裏通りに入ると昭和感が残っているし、おいしいものもいっぱいある。あとは、我々のライブが最高だったら言うことなしだろうと。もちろん地元の皆さんにも観てもらいたいし、それこそ全国から集まる魑魅魍魎を一度に楽しめると思うので(笑)、ぜひ足を運んでいただきたいです。
DAISHI 不思議なもので、出演者をオファーしている段階とか準備を進めているときは地獄のように大変なんですけど、フェス2日目が終わったときのビールが最高においしくて、地獄だったことなんて忘れちゃうんですよ。今年も無事成功で終えられて、うまいビールが飲めるように全力を尽くしたいですし、「氣志團万博」のように少しずつ大きくして、長く続けられたらなと思っています。
seek 1年目のときにポスターを持っていろんなお店を回ったんですけど、そのときは「へー、氣志團が来るの? PENICILLINもSHAZNAも来るんだ。で、このイベントは誰がやってるの?」って言われて。地元の人たちは誰も俺たちのことを知らなかったんです。そういうリアルな声を聞いて、「これが現実だよな」と痛感しました。で、今年の1月にDAISHIと2人で姫路に帰って、またポスターを持ってお店回りをしたら、僕らやほかのバンドに対して「去年のイベントを観て、このバンドのファンになったんです!」と言ってくださった方がけっこういらっしゃって。そうやって知ってもらうきっかけを作れたことは、すごく意義があったなと実感できました。あと、去年は2日目の打ち上げに皆さんけっこう遅い時間まで翔さんに付き合っていただいたんですが、最後に締めの挨拶をしたとき「これを経験したseekにしかわからない気持ちがあるはずだから、それを持ってまた次もがんばっていけばいいよ」と言う言葉をいただけたのは、今でもすごくよく覚えていて。あの言葉によって「姫路シラサギROCK FES」が自分の人生にとってより大切なイベントになりましたし、今年も成功させることに全力を注ぎますので、ぜひ皆さん姫路に集まっていただけたらと思います。
公演情報
Psycho le Cému presents 姫路シラサギROCK FES 2026
DAY 1
2026年3月28日(土)兵庫県 アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)大ホール
OPEN 12:00 / START 13:00
<出演者>
Psycho le Cému / 氣志團 / PENICILLIN / lynch. / キズ
DAY 2
2026年3月29日(日)兵庫県 アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)大ホール
OPEN 12:00 / START 13:00
<出演者>
Psycho le Cému / Plastic Tree / NIGHTMARE / 0.1gの誤算 / ENVii GABRIELLA
プロフィール
Psycho le Cému(サイコルシェイム)
DAISHI(Vo)、Lida(G)、seek(B)、AYA(Dance, G)、YURAサマ(Dance, Vo, Dr)からなる“元祖コスプレ系バンド”。1999年に結成され、2002年にシングル「愛の唄」でメジャーデビューを果たす。奇抜な衣装を身にまとったコスプレバンドというスタイルとジャンルにとらわれない自由な音楽性で人気を博した。2006年に無期限の活動休止に突入し、メンバーそれぞれが別のバンドで活動。結成10周年にあたる2009年に1年限定で活動を再開する。2014年10月に結成15周年を機に再始動し、2015年2月に5年ぶりのライブを開催。2024年には結成25周年ツアー「METEOR MISSION」を実施し、2025年5月に地元・兵庫県姫路市で「姫路シラサギROCK FES」を行う。地元への貢献を胸に、2026年3月28、29日に再び「姫路シラサギROCK FES」を開催する。
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