「王道に捉われない王道」を進むメンズアイドルグループPROUDIeS、ファンへの思い詰まった2ndシングルリリース (2/2)

キラキラだけじゃないPROUDIeS

──メンバーの皆さんそれぞれのグループでの役割を教えてください。

はるかわ (坪井は)「PROUDIeSと言ったら坪井」みたいな、グループの代名詞的な立ち位置ですかね。

とうり ゆっけさんは、PROUDIeSのカッコいい要素を担ってますね!

坪井 役者をやっていただけあって、ステージでの魅せ方がうまいよね。

はるかわ とうりはいつも笑顔でムードメーカーです。あとは一番真面目ですね。

坪井 れんやは聞き役で気配りがすごいですね。あとダンスが指先から足先まできれい。

ゆっけ すい(天然すい)は年齢で言ったら最年少じゃないんですけど、末っ子に見える。

はるかわ あと歌声がかなり特徴的なので、曲の中でもキーポイントになりやすいです。踊り方もかわいいので、目につきやすいですね。

上段左からはるかわれんや、天然すい、坪井海斗、下段左からゆっけ、とうり。

上段左からはるかわれんや、天然すい、坪井海斗、下段左からゆっけ、とうり。

──改めて、PROUDIeSはどういう人が集まったグループだと思いますか?

とうり いつだったか「根は全員いい子」と言われたことがありまして、それが腑に落ちたんですよね。れんやが言っていたように、メンズ地下アイドルって悪い印象を持たれやすいと思うんですけど、うちのグループは悪い人がいない気がします。

──今日お話を聞いていても、人のよさはすごく感じますよ。明るいし、謙虚ですし。

坪井 ここに来るまでに、みんないろいろあったからだと思います(笑)。

とうり アハハハ、そうだね(笑)。

坪井 1人ひとりいろんなことがあって、世の中の暗い部分や黒い部分を見てきたけど、そっち側に行かなかった。そういう人たちが集まっているのが大きいかもしれないです。

──では、発信している音楽性についてはどうですか?

坪井 「王道に捉われない王道」という表現が当てはまる気がします。衣装は“ザ・王道”な感じなんですけど、だからと言ってみんなが想像する王道とはまた違う。キラキラだけじゃなくて、カッコいいダンス曲もあるし、ちょっとエロい曲、しっとりな曲もあって。

とうり 例えばカッコいい曲だったらゆっけさんがセンターにいたり、キレイめだったられんやがセンターだったり。ほかのグループは立ち位置が固定されていることが多いと思いますけど、僕らはメンバーの個性に合わせた楽曲があるんですよね。

はるかわ あとジャニーズほどカッコよくもなく、超特急ほど振り切っているわけでもない。

ゆっけ いい意味で真ん中だよね。どっちにも染まれるグループだと思います。

左からはるかわれんや、天然すい、ゆっけ、とうり、坪井海斗。

左からはるかわれんや、天然すい、ゆっけ、とうり、坪井海斗。

ずっとそばにいて、がんばってる姿を見ていてほしい

──そんなPROUDIeS は11月に2ndシングル「君といつも、いつまでも」をリリースされましたが、どんな1枚になっていますか?

坪井 表題曲はファンの方に向けたメッセージ性の強い歌詞になっていて。楽曲の雰囲気に合わせて衣装も新しくしました。

ゆっけ 「君といつも、いつまでも」は一度聴いただけで、サビが頭に残るキャッチーなメロディだと思います。

坪井 ファンの人に「僕ら、多くの人に見てもらえるグループになるから。ずっとそばにいて、がんばってる姿を見ていてほしい」と思いながら歌ってます。

天然 兼任になって初めて自分の声が入ったシングルなので、とても思い入れが強いですね。僕としては、とうりくんの歌い方が好きです。

とうり 1番も2番もAメロは2人で交互に歌っていくんですけど、そこがすごく好きなんですよね。1人が「何かつらいことあった?」と言ったら、もう1人が「1人で抱え込まないで」って心の声で対話しているような構成が面白いし、それによって歌詞もすっと入ってくる。

坪井 ほかのカップリング3曲も全部いいので、期待してほしいです。ちなみに「ギミギミ」は僕が作詞しています!

ゆっけ 「PROUDIeSとは?」の答えがカップリング曲に詰まっているかなと思います。それこそ「王道に捉われない王道」っぽさを感じてもらえるし、それぞれスパイスの違う王道アイドルソングになっているので、何度でも楽しんで聴けると思います。

上段左からはるかわれんや、天然すい、坪井海斗、下段左からゆっけ、とうり。

上段左からはるかわれんや、天然すい、坪井海斗、下段左からゆっけ、とうり。

──最後に今後のグループの展望について教えてください。

坪井 大雑把ですけど、いろんな人に見られたいというのが根底にありますね。1回1回のライブを本気でやっていけば、見てくれる人も増えると思う。「Zeppでワンマンする」とか明確な目標を作るのも大事なんですけど、それよりも目の前にいるお客さん1人1人に本気のライブを魅せていくことが重要だと思います。

──これでインタビューは終わりになりますけど、言い残したことはないですか?

坪井 けっこうしゃべったよね? 僕らはそれぞれが過去にいろいろあった分、メンバー同士であまり過去のことを話さないんですよ。自分のパーソナルなことも話せたし、みんなのことも知れて……いいインタビューでした!(笑)

ゆっけ 聞いたことなかったもんね。(坪井が)「給与明細」を観ていたことも知らなかったし。

坪井 どういう流れでアイドルになったか話したおかげで、改めて自分の思いを確かめられた気がする。いい機会をいただきました。ありがとうございました!

プロフィール

PROUDIeS(プラウディーズ)

2019年に結成されたメンズアイドルグループ。幾度かのメンバーチェンジを経て、現在は天然すい、坪井海斗、とうり、はるかわれんや、ゆっけ、日向陽葵、百瀬陸の7人で活動している。2021年2月に1stシングル「kalmia/Don't Stay」を発表。2022年11月に2ndシングル「君といつも、いつまでも」をリリースした。