不安な日々、どう乗り越える？

にしなの回答

インタビューでもお話しした「tiny desk concerts」のように新しいことに挑戦するときは不安な気持ちになるけど、ステージに立つとその不安を全部手放して大丈夫な気持ちになるんです。不安を手放せない時期もありましたけど、あるときに「野球選手は一生懸命練習したうえで、バッターボックスに立ったら何も考えないんだよ」と言ってもらったことがあって。その言葉に妙に納得したんですよね。それから、めちゃくちゃ不安になってもステージに立ったら「たくさん考え尽くしたんだからきっとできる」と思って不安を手放せるようになりました。無責任かもしれないけれど、私はそう信じています。あと、ナナさんも書いているけれど、「結局どうにかなるんじゃないかな」という気持ちが大事だと思いますよ。

やる気を出すコツは？

にしなの回答

私は「やる気が出ないときはやる気を出さない」っていうスタイルでやらせていただいております（笑）。学生の頃からそうで、追い込まれたらいずれやる気が出るんですよね。あと将来への不安の話で言うと、私は音楽の道を目指しながらも、もう1つの逃げ道を持ち続けてました。だから、くまごりらさんも就職が目の前に迫ってきたときに、もう1つやりたいことを持っているとバランスが取れるんじゃないかな。参考になるかはわかんないですけど（笑）。あと、友達は無理に作ろうとしなくても、いずれ気の合う人と出会えるときが来ると思いますよ。

これから始まる就職活動の不安

にしなの回答

私は音楽活動を始めた当初は目的地がぼんやりとあって、成功するかわからない中、目標に向かって勢いよく突き進んでいる自分のがむしゃらさがしんどいときがありました。でも、すごく気持ちが落ちたときに「どんな仕事をしていても将来のことはわからないんだから、あれこれ悩んだって仕方ない」と思ったことで、少しずつ「今を大切にしたらいいんだ」という考え方になったんです。周りの人を大切にしたり、自分が誰といて幸せを感じるかを考えて、今の自分を大切にしていれば、もし思い描いていた目的地と違うところにたどり着いても後悔しないんじゃないかな。「どこに行きたいんだろう？」って悩むこともすごく大切なことだけど、自分の可能性を広げるために勉強したり、目の前にあるできることをしたり、大切にできるものを大切にするのが自分のスタイルです。

寂しさを紛らわせるために

にしなの回答

一人暮らしをしている周りの友人を見ていると、ならくさんもそのうち「1人って楽！」と思うようになるんじゃないかな。いずれそうなるって思ったうえで、今は寂しさを楽しむ。あと、こういうタイミングって自分の周りには素敵な人たちがたくさんいるんだということを再確認できるタイミングでもあると思うので、ふとしたときに周りの人に「ありがとう」の気持ちを伝えてみるのもいいかなと思います。

挑戦して壁にぶつかったらどうする？

にしなの回答

私の場合、どうすればいいかわからなくなったら初心に戻るようにしています。例えば「音楽なんかなくても生きていけるのに私何を悩んでるんだろう？」と思ったとしたら、純粋に音楽を聴くことが好きで、歌うことが楽しくて音楽活動を始めた頃のことを思い出す。こっちゃんさんはきっとお菓子やケーキが好きっていう素敵な感情があって、製菓の専門学校に通い始めることにしたんだと思うから、壁にぶつかったらその根本にある気持ちを思い返してみたら気が楽になって、また楽しめるようになるかもしれないですよ。