ドライブを終えて

──N-BOX SLASHの乗り心地はいかがでした？

武井　広く感じたよね。軽自動車にありがちな息苦しさがなかった。

八木　そうだね。全部倒してフラットにしたら本当に広かったよね。

武井　車内で音楽を聴かせてもらったんですけど、音がめっちゃクリアに聞こえてきました。

八木　後ろからも聞こえて、包まれてる感じが普通の車とは違った気がします。

タカハシ　あの四方八方から聞こえてくる感じはなかなか体験できないよね。

武井　ちっちゃいクラブみたいだったね。

──その環境で聴きたい曲を挙げるとしたらなんですか？

武井　とにかく音がよかったんで、買ってまだ聴いてないCDとか聴いてみたいですね。今だとThe Go! Teamの新作「THE SCENE BETWEEN」が3月18日発売（取材は発売日前）で、出たら聴きたいなと思ってます。迫力とかすごそうだな。

八木　僕はPanda Bearの曲かな。リバービーなので、気持ちいい浮遊感を感じられそう。

タカハシ　私はDirty Projectors。いろんな声が入っているので、それらがどうパンニングされているのか聴き分けてみたいですね。

──Czecho No Republicの曲ではいかがですか？

タカハシ　「Clap Your Hands」とかタイトでカッコいいかも。

武井　ロー感があるクラブライクな曲だからよさそうだね。

八木　ウーファーから低音が響いてきそうだね。

タカハシ　「Amazing Parade」も声を重ねてるから、あの音響で聴くとすごそうだよね。

──普段、普段、車に乗ってるときは何をしていますか？

武井　歌詞を考えることが多いです。デモを聴きながら運転して。エレファントカシマシの宮本（浩次）さんも言ってたんですけど、実は車って音楽を聴くのに最適な空間らしいです。車内って“ながら聴き”の最たるものだと思うんですよ。家とかだとスマホ観たりとか、周りのものに気がいっちゃって「Bメロ聴いてなかった」みたいになるんですけど、運転中はそういうことがないので。

八木　あと車ってデカい声出せるのでストレス発散にもなりますよね。「うわー！」って叫んで、信号で止まったら何食わぬ顔で黙るみたいな（笑）。羽田空港行くときによくやります。

タカハシ　嘘でしょ！ 怖い……。絶対見たくない（笑）。

武井　それ、俺もやるんだよなあ。どこまで高い声出るんだろう？と思って挑戦してみて、赤信号で止まったら「何もしてませんでしたよ」っていう顔してる（笑）。

──今回N-BOX SLASHで行きたいオススメスポットとして下北沢を挙げていましたね。

武井　はい。Czecho No Republicの初ライブが下北沢Daisy Barだったり、ライブで友達が増えたり、ライブでの失敗とか苦い思いもたくさんしたりして。下北沢はバンド活動においては切っても切れない場所ですね。タカハシさんはCzecho No Republicに入る前、下北にライブを観に来てくれてたよね？

タカハシ　行った行った。下北沢って音楽好きとオシャレな人が集まるイメージがあるので、ライブを観に行くにしてもしっかりしなきゃみたいな気持ちで行った気がします。

──ライブ以外で下北沢に来ることはありますか？

武井　ごはんに誘われてよく来ますね。

タカハシ　最近は来れていないんですけど、古着屋巡りとかしに来ます。

八木　下北って知り合いのバンドマンがいっぱい歩いてるんですよね。ごはん食べにいこうと思ったら、向こうから知り合いが歩いてきて合流したり。下津（光史 / 踊ってばかりの国）くんとかよく会うなあ。

タカハシ　私はなるべく知り合いに会わないようにしてます（笑）。下北はオシャレなのに敷居が低いところがいいなあって思います。安い洋服屋さんとか焼き鳥屋さんとかいっぱいあって、気軽に来れるところがいいなあと。車で来たら、洋服いっぱい買っても帰りが楽ですしね。

撮影協力 / 下北沢propaganda