今までとは違うMISS MERCYになる

──Kさんが入ったことで、パフォーマンス面にはどんな変化がありましたか？

COCONA　マーシーの歌に芯ができたし、まとまったと思います。Kは性格がまっすぐだから、歌もまっすぐで。今までのマーシーにはない歌い方をしてくれるんです。

MIYU　歌詞がストレートに刺さってくる歌声は、Kちゃんにしかない色だと思いますね。

──ダンスは未経験だったんですか？

K　習ったことはなくて、事務所に入ってからレッスンを受けるようになりました。マーシーに入って10曲以上を一気に頭に入れたんですが、「こんなに難しいんだ」とびっくりしています。

SHUKA　相当なスピードで振付を覚えてくれて、飲み込みが早くてびっくりしました。レッスンでも完璧に踊ってくれるので、すごく頼もしいです。

ION　新曲の歌の練習では、私たちが逆にKちゃんを頼っています。「ここはどうやって歌うんだっけ？」と聞いたりして、すごく助かってますね。

K　皆さんは現在進行形のライブもあるし、私よりレッスンも多くて。私の振り入れに付き合ってくれているのに、私ができないのはあり得ないので……。まずは7月のお披露目ライブを目がけて練習していますが、そこで終わりじゃないですし。まだまだですけど、しっかりメンバーと横並びで活動できるようになりたいです。

──とてもいい関係性ですね。MISS MERCYは「GIRLS NEW ERA」というコンセプトを掲げていますが、デビューから3年が経ち、新体制で動き出した今、改めてこの言葉をどう捉えていますか？

MIYU　Kちゃんが入ったことで絶対に今までとは違うMISS MERCYになるし、可能性が広がったと思います。「GIRLS NEW ERA」というコンセプトを、今まで以上に幅広く表現できるんじゃないかなって。

ION　今までのマーシーはカッコいい曲が多かったと思うんですが、Kが入ってきたことによって、かわいい楽曲もこれまで以上にうまく表現できるようになる気がします。Kの雰囲気がすごくかわいいので。

YUKI　でもカッコいい歌い回しもしっかりできるから頼もしいです。どちらの表現もできて、本当に可能性が無限大だなと感じています。

──それぞれ、新体制のMISS MERCYで挑戦してみたいことも教えてください。

YUKI　私は関東を飛び出してライブをしたいです。たくさんの方々に、私たちのパフォーマンスを生で観ていただきたいという思いが強いですね。

SHUKA　私はマーシーの楽曲の振付を手がけるのが目標です。たまにライブで自分たち以外の曲を披露するときに、振付を担当させていただくことはあったんですけど、私にしか表現できないようなジャンルをもっと追求して、オリジナル曲の振付の中で見せたいです。

ION　SHUKAの振付、踊りたい！ 私は水を撒いたりする、夏を楽しめる野外ライブを経験してみたいです。

K　私も夏フェスみたいな野外ライブがやりたいです！ 水鉄砲を撃ちたいな。

MIYU　いいね。私はみんなと海外遠征がしたい！ まずはスターダストの先輩方がライブをしてきたタイや台湾に行ってみたいです。あとは地上波の音楽番組にも出たいし……。

COCONA　バラエティの冠番組もやりたいよね。みんなキャラが濃いから（笑）。あとはやっぱり、この7人で、上品かつパワフルなパフォーマンスを見せられるグループを目指したい。そこを極めたいですね。

SARA　ずっと目標としているLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブは絶対に実現させたい。SNSでは、メンバーみんなのわちゃわちゃした姿が観れるコンテンツをお届けしたいです。

MISS MERCYは世間に見つかるべきグループ

──次にリリース予定の新曲「Bon appétit」は、COCONAさんをフィーチャーした楽曲だそうですね。

COCONA　はい！ 作詞にも携わらせていただきました。（作詞のアイデアが書かれたノートを開きながら）私は「Will」の歌詞をいただいたときにすごく救われたので、まず「Will」の思いを受け継ぐような曲にしたいと思ったんです。将来マーシーでアリーナ規模の単独ライブができるようになったときに、この曲を歌って「あのときはがんばったね」と、振り返ることができたら素敵だなって。これまで春夏秋冬それぞれの季節でマーシーに起こった出来事も歌詞の中で表現したいと思いました。

YUKI　COCONAが言っていたんですけど、例えば森を歩いていて、そこに足跡を見つけるとするじゃないですか。その足跡と同じ方向へ歩いていくのではなく、私たちは草が生えているほうをかき分けて自分で歩んでいきたいんです。「Bon appétit」からは、自分たちの道を切り開いていく強い思いを感じました。COCONAの強みである高音フェイクも入ってるので、そこにも注目していただきたいですね。

COCONA　壮大で力強いけど明るい楽曲になっています。実は最初、メンバーには私が「Bon appétit」の作詞に参加したことを伝えていなかったんですよ。その状態でIONに「メンバーのフィーチャー曲でどれが一番好き？」と聞いたら、「自分の曲もいいけど、『Bon appétit』の歌詞がすごくいいよね」と言ってくれて。

ION　何も知らずに言っていました。

COCONA　それを聞いて「ああ、自分がいいと感じていることを、みんなもいいと思ってくれたんだ。意思疎通できているな」と、すごくうれしかったです。

──「Will」についても伺えればと思いますが、こちらはすでにライブで披露されていて、ドキュメンタリー映像「Brand New MISS MERCY - Behind The Scenes -」の中で「グループが第2章に突入したことを象徴するような楽曲」「自分たちのこれからの強い意志を見せられる」という説明がありました。

SARA　デビュー曲「Cinderella」の第2章のような位置付けです。私たちの思いが歌詞に詰まっているし、それをライブでお客さんに伝えていきたいです。7人体制でさらにパワーアップした「Will」を皆さんにお届けしたいですね。

COCONA　 Kが加わることで、6人体制のときとは違うふうに歌詞が響くと思うので、そこにも注目してほしいですね。

──Kさんは「Will」を歌っていていかがですか？

K　「私がここにいる意味がある」という歌詞が、すごく自分と重なるんです。私は中学3年のとき、芸能活動に人生を懸ける思いで三重県から上京してきたんですが、きついことの連続でした。「上京したい」と伝えたら両親はすぐに背中を押してくれたのに、結果を出せなくて。家族に申し訳ないし、学校や新しい環境になじめないし、（涙を拭いながら）でも弱音を吐けないし……。だから、「私がここにいる意味がある」という歌詞に救われました。大げさに聞こえるかもしれないけど、マーシーの存在は私の人生を救ってくれたと思っていて。メンバーには感謝しています。

YUKI　うう（もらい泣き）。

K　（ティッシュで涙を拭いながら）「Will」は特に大切に歌いたい曲。ライブまでにより完成度を高めたいです。

COCONA　ジーンと来ちゃった……。

──7月27日に開催される5thワンマンライブ「Will You Try MISS MERCY?」は、1部が6人体制のラストライブ、2部がKさんのお披露目ライブになるそうですね。

ION　マーシーを応援してくださっているMirrorの皆さんにも、初めて私たちのライブに来てくださる方に対しても、「新しい私たちを試してみませんか？」という思いを込めたタイトルです。1部は6人最後のお祭りを楽しんで、2部はKが加わった新体制のお披露目。どちらも今までになかったライブ演出や表現をお見せできると思います。

YUKI　2部では絶対に、パワーアップした姿をお見せします！

SARA　1部も2部もそれぞれに伝えたい思いがあるから、ぜひ両方観て、タイトルの意味を感じてほしいです。

K　MISS MERCYはもっと世間に見つかるべきグループだと思うし、絶対に見つかるんです！ 知らない人は、人生損していると思います。行くか迷っている方はぜひ来てほしいですね。絶対にグループの質を下げたくないし、Mirrorの皆さんに1人残らず「Kが入ってよかった」と思ってもらえるようにがんばりたいです。

YUKI　下がることは絶対にないから、大丈夫！ こんなにキラキラしてるんだから、Kがステージに立ってパフォーマンスしたら、魅力が大爆発しちゃう。

ION　全員がKを好きになるよ。

SHUKA　Kちゃんがステージに立つ初めての瞬間に立ち会ってほしいです。Kちゃんが安心してステージに出られるように、一体感のあるライブを届けられるように、当日までがんばって準備していきたいですね。