5月16日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)にて、ライブナタリーによるライブイベント「ライブナタリー“TEAM SHACHI”」が昼と夜の2部制で開催される。
TEAM SHACHIを招いた本イベントの第1部は、彼女たちに加え、BOYS AND MENも出演。名古屋を代表するダンスボーカルグループ2組が初めてのツーマンライブを繰り広げる。第2部はTEAM SHACHIによるワンマンライブで、長年彼女たちを追ってきた音楽ナタリー編集部がメンバーとともにセットリストを考案。5〜7月に東名阪ツアー、10月24日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでのワンマンライブを控えるTEAM SHACHIだが、ツアーとも単独公演とも異なるスペシャルなセットリストを用意した。
音楽ナタリーでは本ライブの開催に向けて、TEAM SHACHIとBOYS AND MENによる座談会を実施。BOYS AND MENからは水野勝、田村侑久、本田剛文、吉原雅斗の4名が参加してくれた。名古屋観光特使を務め、名古屋を代表する2組の“名古屋バイブス”あふれるトークを読んで、「ライブナタリー“TEAM SHACHI”」への期待を高めてほしい。
取材・文 / 清本千尋 撮影 / 曽我美芽
お互いのファンはきっと“仲間”だと思ってる
──2組はどれくらい前から交流があるんですか?
田村侑久(BOYS AND MEN) かれこれ付き合って10年くらいですよね。
咲良菜緒(TEAM SHACHI) 付き合ってはないから(笑)。
水野勝(BOYS AND MEN) すみません(笑)。みんなが学生だった頃から知ってます。
坂本遥奈(TEAM SHACHI) 2012年から「なごやめし博覧会」のスペシャルサポーターをやらせていただいていて、ボイメンさんと初めて会ったのも「なごやめし博覧会」のイベントだったと思います。
吉原雅斗(BOYS AND MEN) 2013年の「なごやめし博覧会」だ。柳橋ビアガーデンでやったやつ。
本田剛文(BOYS AND MEN) そうそう。
水野 名古屋おもてなし武将隊も一緒だったよね。
秋本帆華(TEAM SHACHI) そうかも!
大黒柚姫(TEAM SHACHI) あったね(笑)。
田村 そのステージで俺らが「ヤンファイソーレ」を披露したときに、ハルちゃんにも出てもらったよね。
坂本 そうそう。イベントのMCをやっていたんですけど、ボイメンさんのステージに乱入して(笑)。
田村 「メ~テレ MUSIC WAVE」でも一緒に踊ってもらったよね。
秋本 はい。たむたむ(田村)には私たちの「JUMP MAN」のステージに出てもらいましたよね。
田村 出てもらったというか、出させられたんだけどね(笑)。あれは強制だったやん。
坂本 ステージ袖で観てくださっていたので「たむたむ出てくれる?」ってステージに連れてきました(笑)。
田村 どうしようと思ったけどTEAM SHACHIのファンはみんなノリノリだったんだよね(笑)。あのとき「TEAM SHACHIのお客さん優しい!」と思いました。
水野 ありがたいよねえ。お互いのファンもたぶんTEAM SHACHIとボイメンは仲間だと思ってくれてると思います。
ボイメンとツーマンすると売れる
──ナタリーはTEAM SHACHIをデビュー当初から取材させてもらっています。今回のライブ出演オファーを受けてどう思いましたか?
坂本 ナタリーさんには何かあるたびに記事を書いてもらっているし、節目のライブは必ずレポートを書いてもらっていて、本当に長い仲なので、めちゃくちゃうれしかったです。「ワンマンだけじゃなくて対バンもやりましょう。誰と競演したいですか?」とナタリーさんに聞かれて、私たちは満場一致でBOYS AND MENさんと答えたんです。それがまさか叶うとは思わなかったのでボイメンさんとのツーマンできることも本当にうれしいです。
水野 そう言ってもらえるのは純粋にうれしいですね。ニヤニヤしちゃう。
田村 俺たちもね、メンバー全員がTEAM SHACHIと対バンしたいと言って今回のライブ開催が決まったので。
本田 俺らは「誰とライブがしたい?」とは聞かれてないから(笑)。誘ってもらったんだよ。
吉原 「TEAM SHACHIに誘われたよ」「やったー!」ではあったけどね。
坂本 本当にありがとうございます。
──逆にこれまでこのツーマンがなかったのが不思議なくらいです。
水野 ツーマンライブはお話をいただいてやらせてもらうことが多くて、実は2016年にBTSさんともツーマンライブをやっているんです。今では考えられない組み合わせですけど。
本田 会場のペンライトの比率がすごいことになってましたよ。ほとんどが紫で、ボイメンのペンライトがちょっと(笑)。
坂本 私、そのライブ観に行きましたよ!
水野 そうだったね。ボイメンとツーマンライブをしたら世界に行けるというジンクスがありますので。
吉原 踏み台みたいな感じです。DISH//さんも「猫」でヒットしてるんで、やっぱりボイメンとツーマンをやると売れるというジンクスはあるかもしれないね。
本田 俺ら、送り出すタイプのグループだから。縁起がいいグループです。
TEAM SHACHI (笑)。
吉原 いや、もっと俺らがんばれよって感じだけど(笑)。
本田 でもさ、ツーマンライブって意外とやってこなかったね。
田村 誘ってもらえればボイメンはすぐ行きますから。フッ軽なんで。
水野 今回は名古屋っていうテーマがあるので、「なんでこの組み合わせ?」とはまずならないというのがいいですよね。2組のライブにきっといい相乗効果があると思います。
田村侑久の “青絡み”
──お互いのステージに乱入した以外で、何か思い出ってありますか?
田村 俺は、名古屋めし博覧会で一緒になったときに、河村市長から「お前ら付き合え!」って言われたことを覚えてます。
咲良 市長、いつも言ってる(笑)。
田村 市長の命令なので、もしかしたら付き合っちゃうかも!? まあ一番いい形だと思うんですよね。この対バンをきっかけに何かが芽生えちゃうかもね。
坂本 何が芽生えるの(笑)。
大黒 本当にボイメンさん面白い(笑)。
吉原 いやー、TEAM SHACHIも大人になったよね。昔はさ、こういう冗談言うと「キモーい!」って逃げてたのに(笑)。
田村 そう! 逆にその反応じゃないからお兄さんたち困っちゃう。いなされる30歳の気持ちも考えて!?
秋本 確かにさ、菜緒はたむたむにずっとキモいって言ってたよね(笑)。
咲良 だって「青色同士だから」とか言って気持ち悪い“青絡み”してくるんだもん。
田村 「キモい!」ってめっちゃ言われてたよね(笑)。
水野 大人になってキモい絡みへの対応がわかったんだね(笑)。
坂本 ボイメンさんは名古屋のお兄ちゃんだと思ってて、現場で一緒になるたびに私たちから「ボイメンさーん!」って行くんですけど、たむたむだけなんかずっと遠くのほうからウインクとか送ってくるんですよ。「なんかヤバい人いるね……」ってみんなで言ってた(笑)。
秋本 あはは(笑)。
田村 そういう話を改めて聞くと普通にキモいね。キモがられてた理由がわかった。
坂本 最初は戸惑いましたね。途中でそういうキャラクターの人なんだと気付きましたけど。
本田 ねえ、キャラクターって言われてるよ。無理して演じてると思われてる(笑)。
田村 めちゃ恥ずかしいな。
──今坂本さんからボイメンはお兄ちゃんって話がありましたけど、ボイメンからするとTEAM SHACHIはどんな存在ですか?
水野 妹みたいな感じではありつつ、仲間とも思っていますね。一緒に名古屋を盛り上げる大事な仲間。
田村 関係者からはTEAM SHACHIとボイメンはテンション感や全力感が似てるってよく言われるんですよ。
大黒 純粋にうれしいね。
秋本 ボイメンさんの番組(「ボイメンジャパネスク」)に呼んでいただいたときに、ボイメンさんのスタッフさんにTEAM SHACHIはかわいがってもらえてるなと感じて。その番組の中で、なんかペットボトルのお水を全部飲まなきゃいけないことがあったんです。
田村 ああ、CMの間でスタッフさんがお水を持ってきてくれたら全部飲まなきゃいけないという謎のノリがあるんですよ(笑)。
坂本 小さいペットボトルを一気飲みしました。けっこうつらかった(笑)。
秋本 でもそうやって仲間に入れてもらえてうれしかったんです。
田村 ねえ、ドMなの!?
大黒 なんでちょっとうれしそうなの(笑)。
坂本 キモーい(笑)。
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財布にハルちゃん入ってるから