プロアイドルまっしぐら！

──ではニューシングル「Color me Happy」について伺います。曲を受け取ったとき、まずどんな感想を持ちましたか？

宮﨑　今までの曲調と全然違ったのでびっくりしました。だいぶアイドルソングに振り切った曲だなと思ったし、ダンスもけっこう方向性が変わっていて。今までのリンプラの振付はファンの人たちと一緒に盛り上がる感じのダンスが多かったんですけど、今回は逆に“魅せる”みたいな。

──急にゴリゴリのEDMになるパートもありますし。

宮﨑　そこで急にロボットダンスが始まるんですけど（笑）、ファンの人たちも初めてパフォーマンスを観たときはびっくりしたんじゃないかなと思います。

天川　それとカップリング曲の、ブラ……ブル……ブレ……。

宮﨑　「Brand New World」のこと？（笑）

天川　それ（笑）。すみません、ちょっと英語が苦手で。あの曲もすごくバキバキのダンスミュージックって感じで好きなんです。新しいリンプラを見せられる曲だと思うので、振付とかはまだこれからなんですけど、ライブで披露するのがすごく楽しみです。

東恩納　「Color me Happy」はすごく明るい曲で。私は「人生下剋上オーディション」を通じてちょっと複雑な気持ちも抱えてはいたんですけど、この曲のおかげで前向きに考えることができるようになりました。「夢に向かってがんばるんだ！」って自然と笑顔になれる曲だと思います。

宮﨑　やっぱり「人生下剋上オーディション」を経たことで、私たちの意識もめちゃくちゃ変わったんですよ。今まではけっこう家族みたいな感じで、「その場が楽しければそれでいいや」みたいなところも正直あったんですけど、「このオーディションの結果次第でメンバーの入れ替えがあるかもしれない」と危機感を持ったことで、今はもうプロアイドルまっしぐら！みたいな。

天川　まっしぐら！（笑）

宮﨑　すごくいい方向に意識が変わったなって。

天川　私もずっとそういう、高みを目指すアイドル活動がしたかったんです。もちろんメンバーの仲がいいことも大事だし、今までのリンプラを否定するつもりは全然ないんですけど、これからは仲よくやりつつ、上を目指すアイドルグループになっていけたらいいなって。

東恩納　外から見ていたときは、本当にその仲のよさが素敵だなって最初に思ったんです。ライブのときにMCのテンポがすごくて、全然お話が途切れないんですよ。それって仲がよくないとできないことだと思いますし、「このグループに入りたい！」って気持ちがより強くなりました。実際に中に入ってみると、その仲のよさに加えて「そこ違うよ」とか「こうしたほうがよくない？」みたいなことを言い合って高め合っているんだなということも知れたので、ここで私自身もレベルアップしていけたらいいなと思ってます。すごくいいグループです！

宮﨑　うれしいー。「Color me Happy」では、私たちの意識だけじゃなくて楽曲的にも本格アイドルの面を打ち出せるようになったので、本当の意味で新生リンプラになったと思います。雰囲気も少しシックな感じになって、パッと見たときに今までのリンプラとは全然色合いが違うと思うんですよ。なんか、ワクワクって感じです！

武道館を目指してがんばっていこう

──そんな新生リンプラとして、具体的にはどんな姿を見せていきたいですか？

宮﨑　やっぱり高みを目指すための入れ替えオーディションだったと思うので、目標である日本武道館公演は絶対に達成したいですね。グループが始まったばかりの頃は、アイドルというよりはプラモアンバサダーとしての活動がメインだったんですよ。それが、2期生が入ってきたあたりからだんだんアイドルの割合が大きくなってきて、今年の夏にはアイドルフェスなどにもたくさん出させていただけるようになりました。

天川　今までは正直、武道館とかの高い目標を目指すというよりは目の前のことを一生懸命がんばるって感じだったんです。今は高い目標を設定することで、そのレベルに到達するためにはまだまだ自分に足りないものがたくさんあるなと考えるようになりました。例えば、れみだったら今は歌をがんばりたいなと思ってるんですけど、表現力だったり音域だったり、基礎的なところから高めていって自分自身のレベルを上げていけたらいいなって。そういう1人ひとりの向上心が、最終的にはグループのレベルを上げることにもつながると思うので。

東恩納　私は武道館っていう目標を最初に聞いたとき、「がんばるぞ」というよりは「行けるのかな？」という気持ちのほうが大きかったんです。でもこのオーディションを通して、自分自身もグループとしてもすごく成長できたので、「これは目指すしかない！」と今は思ってます。

宮﨑・天川　おおー！

東恩納　そのためにはまずどうしたらいいのかを自分で考えて、日頃からどれだけ自分にとってプラスになる生活を送れるかが大事だなと思っています。「これから武道館を目指してがんばっていこう」という気持ちは日に日に大きくなっていっています。

天川　なんて真面目なコメントなんだ（笑）。最年少なのに頼もしい……！

宮﨑　（手を叩いて）ブラボー！

東恩納　えへへへへ。

宮﨑　今回のオーディションでは、プラモデルを作る審査もあって。それで現役メンバーが候補生の子たちにZoomとかで教えてあげる機会があったんですけど、そのときの私のペアが瑠花ちゃんだったんですね。

東恩納　そうなんです。教えてもらいました。

宮﨑　そのときからすっごい真面目な子だなって。まっすぐにがんばってくれる子だったので、「入ってほしいな」と思ってました。顔も好きなので。

東恩納　（盛大に照れながら）うふふふふ。

宮﨑　やっぱり私たちと言えばプラモデルなので、プラモデルを好きな方は絶対に私たちのことを好きになってもらえると思います。そこは絶対に注目してもらいたいポイントで……（急に不安になった様子で）新体制でもあるよね？ プラモ要素。

天川　あるよ！（笑） たくさんの人にプラモデルの魅力を知ってもらえるよう、引き続きがんばっていきたいです！

宮﨑　楽曲もかわいい曲や楽しい曲からカッコいい曲まで、今はすごく幅広い感じになっているので、曲から入ってくれる方も増えたらうれしいなって思います。「Color me Happy」、たくさん聴いてください！

宮﨑菜々

30 MINUTES SISTERS「ララネル」

ララネルちゃんを塗装してデコレーションしました！ 一番のこだわりは杵の部分。魔法少女の杖みたいにしたくて、かわいくキラキラにデコりました。あと、レッグウォーマーみたいに足にレースを付けたり。後ろにもリボンを付けました。

自身のモデラーとしての特徴

絶対にデコレーションするようにしています。作って塗装して終わるんじゃなくて、かわいくしていますね。ガンプラにもスカートを付けたり、めちゃくちゃ大きいリボンを作って羽みたいに見せたりしているんです。カッコいいものをかわいくできるモデラーになりたいです。自分にしか作れないものをこれからもいっぱい作れたらいいな。

天川れみ

機動戦士ガンダム 水星の魔女「ガンダム・ルブリス・ウル」

題名は「朽ち果てたルブリス・ウル」。戦ったあとに誰も見つからずに朽ち果てていく機体がテーマです。私はプラモを作るとき、まずストーリーを考えていきます。例えば肩にあるかすり傷は、まだ体力があり余ってる戦いの序盤に、相手の攻撃を避けようとしたけどかすってしまって。それで戦いが進んでいくうちに右手が負傷したりして、最後には胸元にとどめを刺される……そのストーリーまで考えたうえで、ジオラマも作っていきました。アニメとは全然関係のないシーンなんですけど、「水星の魔女」って切ない気持ちになる作品なので、そこからインスピレーションを得ました。ジオラマは“誰にも見つからない、枯れ果てた地”というイメージです。ちょっとコケを生やしてるんですけど、草や水はあまりないところだと思うので、岩がゴツゴツしてる感じですね。もともと絵が好きだったのでジオラマにも挑戦して、発泡スチロールで作りました。

自身のモデラーとしての特徴

躊躇なく汚しちゃうところですね。最初は傷を付けるのが怖かったんですけど、今は堂々と溶かしたり傷つけたり壊したりしています。プラモデルって普通に組み立ててもカッコいいけど、“ボロボロでもカッコいい”というのを表現したい。あと、ジオラマで情景も作ると、ストーリー性もより見えてくるかなと思って。「自分はこれをするのが好き」というのを、モデラーとして見つけた感覚があるので、これからもっといろいろと表現できるかなと思います。

東恩納瑠花

30 MINUTES MISSIONS「アチェルビー」

リンプラのオーディションに合格してから初めて作ったプラモデルです。リンプラの新曲はカッコいい曲が多くて。自分もそういったところを表現したいなと思って、カッコいい感じのプラモデルを選びました。ガンダムマーカーの金色は、前にウェザリングに挑戦しようとしたときに使っていたもので。初めて色を出したときにすごくカッコいいなと思ったんです。今回はウェザリングじゃなくて塗装で使ってみて、髪の毛にもちょっと付けたり。はみ出しちゃった部分もあるんですけど、金色でカッコよく仕上げたいと思って使いました。

これから目指したいモデラー像

作るときの気分によって、カッコいいのとか、かわいいのとか、自分の“好き”をいっぱい詰め込んだ作品をこれから作っていきたいなと思います！