「LINK music vibes」特集|iri、Chilli Beans.、Teleがファンとの“つながり”感じる瞬間

KDDIが主催するライブイベント「LINK music vibes」が、9月6日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で開催される。

「LINK music vibes」は、ファンがライブ本編だけでなく開催前から開催後まで楽しめるイベント。公演の開催前からDiscordに専用コミュニティ「LINK FANDOM」が用意され、ファン同士がコミュニケーションを取りながらライブ前の高揚感や当日の感想を語り合うことができる。記念すべき第1回ではiri、Chilli Beans.、Teleの3組がパフォーマンスを繰り広げる。

音楽ナタリーではイベントの開催を記念してiri、Chilli Beans.、Teleへのメールインタビューを実施。それぞれがファンとの“つながり”を感じる瞬間や、対バンイベントならではの醍醐味、「LINK music vibes」に向けた意気込みについて聞いた。

構成 / 下原研二

iri

iri

──普段の活動やライブの中でファンとのつながりを感じることはありますか?

「直接的にライブで会ってお客さんと顔を合わせる」というつながりももちろんありますし、やっぱり一番は自分の音楽を通してつながれることだと思います。自分の作品を聴いてもらって、みんなそれぞれ曲に対しての思いがあったり好きな曲があったりすると思うので、そうやって共感してもらうことでもつながりを感じます。

──ライブに臨む際、対バンイベントとワンマンライブで何か違いはありますか? また、対バンイベントならではの醍醐味があれば教えてください。

ワンマンライブとは違って、対バンイベントはアーティスト同士の新しい出会いがあったり、お互いのファンが新しい音楽に出会うチャンスにもなったりします。アーティストにとってもファンにとっても「新しいものに出会える場所」になることが醍醐味かなと思います。

──イベント当日、観客にはどのようにライブを楽しんでほしいですか?

iriのライブは、お客さんが曲によってこういう振付をするとか掛け声を出すというような決まったものがあるわけではないです。だからお客さんが会場で曲を聴いて、自分が思うままに自由にノッて曲を感じてもらえればなと思います。

──イベントをともに盛り上げるChilli Beans.さんとTeleさんの印象、それぞれのライブで楽しみにしていることがあれば教えてください。

Chilli Beans.さんもTeleさんも何度かフェスで同じ日になることがありましたが、まだご挨拶はできていないです。一緒にライブをやるのは今回が初めてなので、それぞれの客層がどんな感じか気になりますし、3組でどんなライブになるのか楽しみです。

──イベント出演に向けた意気込み、メッセージをお願いします。

今回出演させていただく「LINK music vibes」は“つなぐ”がテーマということなので、皆さんと会場で会ってどんなつながりを作れるのかとても楽しみにしています。Zepp Hanedaでお待ちしています!

プロフィール

iri(イリ)

1994年生まれ、神奈川県出身のシンガーソングライター。メジャーデビュー前から「SUMMER SONIC」に出演したり、ドノヴァン・フランケンレイターの来日公演でオープニングアクトに抜擢されたりと注目を浴びる。2016年8月にアルバム「Groove it」でメジャーデビュー。2021年10月にメジャーデビュー5周年記念ベストアルバム「2016-2020」をリリースした。同月に行われた全国ツアーの模様を収めたライブDVD / Blu-ray「iri 5th Anniversary Live "2016-2021"」と、5thアルバム「neon」を2022年2月に同時発売。2023年5月にニューアルバム「PRIVATE」をリリースした。2024年3月に初の東京・日本武道館ワンマン公演「iri LIVE at 武道館」を行い、大成功を収める。8月にはドラマ「スカイキャッスル」の主題歌「Swamp」を配信リリース。11月には東京、⼤阪でホール公演「iri Presents ONEMANSHOW "East/West"」を開催する。

Chilli Beans.

Chilli Beans.

──普段の活動やライブの中でファンとのつながりを感じることはありますか?

あります。一番はライブです。みんなの声が聴こえてくると、みんながそこにいるってわかる感じがします。あと、作品を出したときに反応がたくさん返ってくると“ちゃんと届いたー”って感じがして、Chilli Beans.一同うれしく思います。

──ライブに臨む際、対バンイベントとワンマンライブで何か違いはありますか? また、対バンイベントならではの醍醐味があれば教えてください。

ワンマンは自分たちの表現をそのままみんなと作っている感じで、対バンはいろんな音楽に触れるから、刺激を受けられると思います。

──イベント当日、観客にはどのようにライブを楽しんでほしいですか?

自由に感じるままに、一緒に楽しめたらいいな。

──イベントをともに盛り上げるiriさんとTeleさんの印象、それぞれのライブで楽しみにしていることがあれば教えてください。

iriさんは夜のドライブで聴いていて……嬉しいです。Teleさんは曲はもちろんMCも素敵なので、どんな話をしてくれるのか楽しみです。

──イベント出演に向けた意気込み、メッセージをお願いします。

呼んでもらえてすごい嬉しいです。自分たちもiriさんとTeleさんを観るのが楽しみです。みんなと一緒に楽しみたい。

プロフィール

Chilli Beans.(チリビーンズ)

2019年に結成されたMoto(Vo)、Maika(B, Vo)、Lily(G, Vo)からなる3ピースバンド。メンバーそれぞれがボーカルを担い、作詞作曲を手がける。2021年8月に発表した4曲入りデジタル音源集「d a n c i n g a l o n e」でデビューし、翌2022年7月に1stフルアルバム「Chilli Beans.」を発表した。2023年12月に2ndフルアルバム「Welcome to My Castle」をリリース。2024年2月には初の東京・日本武道館ワンマン「Chilli Beans."Welcome to My Castle" at Budokan」を開催し、本公演の模様を収録したライブBlu-ray / DVDを6月、配信アルバムを7月にリリースした。9月には2ndアルバム「Welcome to My Castle」のアナログ盤をリリース。10月から12月にかけてはホールツアー「open my mind Hall Tour」を開催する。

Tele

Tele

──普段の活動やライブの中でファンとのつながりを感じることはありますか?

イヤモニを外して声が聞こえたとき、何か大きなものに接続した感覚があります。コロナ禍で音楽を始めたので、人の声は僕にとってつながりそのものかもしれません。

──ライブに臨む際、対バンイベントとワンマンライブで何か違いはありますか? また、対バンイベントならではの醍醐味があれば教えてください。

決闘のようなパーティ。パーティのような決闘。

──イベントをともに盛り上げるiriさんとChilli Beans.さんの印象、それぞれのライブで楽しみにしていることがあれば教えてください。

両組とも同時代を生きるアーティストとして尊敬しています。あと、どちらも音源でルーツを提示しているのがカッコいいなって思います。

──イベント出演に向けた意気込み、ファンへのメッセージをお願いします。

素晴らしい夜になったら、そのときはどうぞよろしく。

プロフィール

Tele(テレ)

谷口喜多朗によるソロプロジェクト。2022年1月に活動をスタートさせると、「バースデイ」「私小説」「夜行バス」「花瓶」といった楽曲を立て続けに発表し、同年6月には初のアルバム「NEW BORN GHOST」をリリースした。2023年にはSpotifyが注目の次世代アーティストを紹介する「RADAR: Early Noise 2023」に選出され、同年11月に東京・東京キネマ倶楽部での初ワンマンライブ「東京宣言」を開催した。2024年6月からは初の東京・日本武道館公演を含む全国ツアー「箱庭の灯」を開催。7月には同ツアーのタイトルでもあり全公演の本編ラストで披露していた最新曲「箱庭の灯」を配信リリースした。2025年3月から4月にかけて全国9カ所を巡る全12公演のツアーを開催。ファイナル公演は4月20日に神奈川・横浜アリーナで行われる。