ラストアイドル「Everything will be all right」インタビュー|カッコよさってなんだろう? 5つのテーマで紐解くLaLuceの今

テーマ3挫折と栄光

「ラストアイドル」出演グループの宿命として常に勝者と敗者に分けられ、天国と地獄を味わうこととなった彼女たち。LaLuceはファーストシーズンで見事「ラストアイドル」としてデビューを果たしたものの、続くセカンドシーズンではユニット対抗バトルに敗退しユニット名をLaLuceに改めて再スタートを切ることになった。大きな挫折を味わったからこそ気づいたこと、成長できたこと、感謝していることとは?

──「ラストアイドル in AbemaTV」では阿部さんの「ファーストシーズンで付けた自信も、セカンドシーズンで負けてしまった悔しさも背負って、『ラストアイドル in AbemaTV』を戦った」というコメントが印象的でした。悔しい思いをしたことで学んだことはありますか?

鈴木 いっぱいありすぎる……。

長月翠

長月 今思うと、セカンドシーズンはあまり自分たちを出せなかったんですよね。と言うか、出そうとしていなかった。プロデューサーの小室(哲哉)さんの考えていることをどうにかして自分たちで形にしたかったし、そのことで頭がいっぱいになっていたので。今回は後藤(次利)さんに自分たちの気持ちも伝えたし、何をしたいのかいっぱいお話しさせていただいたんですね。

大石 確かに。そこは大きな違いだよね。

長月 やっぱりセカンドシーズンで負けたことが悔しかったんですよ。結局、負けたなら自分たちの考え方を変えるしかないじゃないですか。「何も言えなかったな……」って思いながら負けるくらいなら、心残りがないようにしたかったんです。結果としてそれがすごくよかったんですよね。自分たちのことはほかならぬ自分たち自身で考えていかなくちゃいけないっていうことが、よくわかりましたし。

安田 ファーストシーズンを勝ち抜くことができたときに思ったのは、「ああ、これから輝かしい日々が始まるんだろうな」ってことだったんです。だけど、それも束の間で……。

長月 本当に束の間の話だったよね(笑)。

安田 セカンドシーズンに入ったら、速攻で対決だもん(笑)。正直「またかー」って思いもありました。でも、今思えば私たちにとってはそっちのほうがよかったんじゃないかな。ほかのユニットと対等に勝負して、そこで1回負けてしまった。だからこそ、自分たちの足りないところも見えてきたし、逆に自分たちの武器は何かっていうことも考えるようになったし。仮の話ですけど、ファーストシーズンが終わった状態のまま普通に活動していたら、今頃、私たちはチヤホヤされたまま天狗になっていたと思うんです。

長月 そうなっていたら……って考えると、ちょっと怖いよね。

安田 うん、テレビの力を自分たちの実力だって勘違いしたりとかね。それにセカンドシーズンで負けていなかったら、「ラストアイドル in AbemaTV」で勝ってもここまでうれしくなかったと思う。1回負けを知ったからこそ、「ラストアイドル」って名乗りながら表題曲を歌える幸せが理解できるんです。ラストアイドルという称号が、どれほど私たちにとって大きいのか? どれくらいありがたいことなのか? そういった感謝の気持ちを胸に刻みながら、今回はパフォーマンスしたいです。

──いやー、本当に安田さんは道徳的できれいにまとめますね(笑)。

阿部菜々実

阿部 この次に発言するのは躊躇しちゃうんですけど……(笑)。さっき、「セカンドシーズンでは自分たちの思っていることが言えなかった」って翠ちゃんが言っていましたよね。それは私も感じていたんです。それと同時に思ったのは、「みんなの気持ちが1つにまとまらないとダメなんだな」ってこと。今回は後藤さんが私たちからいろいろ聞き出してくれたので、自分たちが何を目指すのか考えることができたんですよ。

──プロデューサーの後藤さんが話しやすかったということもある?

長月 めっちゃフレンドリーだし、「なんでも言ってよ」ってスタンスなんです。なんだか偉いプロデューサーと言うより、優しいお父さんみたいな感じで。楽曲だけじゃなく、衣装とかも含めて、意見をすごく取り入れてくださって。後藤さんに巡り合えたことは、すごく大きかったと思いますね。

テーマ45人の絆が生まれるまで

ファーストシーズンの生き残りバトルで火花を散らしたライバル同士で結成されたLaLuceメンバー。その後のユニット対抗バトルを経て生まれたという強い絆、そして年長メンバーとしてユニットを引っ張ってきた吉崎綾と古賀哉子の卒業を経て考える、5人体制の今とは。

──「ラストアイドル」という番組の性質上、最初はグループとして寄せ集め感があったはずですよね。そこからどうやってチームワークを強めていったんですか?

鈴木遥夏

鈴木 年齢も育った場所も今までのキャリアも……本当に何もかもがバラバラですからね。でも、根本にある気持ちは一緒だったと思うんです。ファーストシーズンに応募して、ここでなんとか夢をつかもうという気持ち。ただ、そうはいっても最初は話すのも怖かったですけどね。

──特に誰が怖かったですか?

鈴木 全員ですね。みんなが怖かった。当時はメンバーも決まっていないわけですし。それに当初は自分が最年少で、周りが全員お姉さんっていう状況も怖かったです。

大石 私が入ったのって、ななみん(阿部)とほぼ同じ時期だったんですよ。だから、ななみんとはわりとすぐ打ち解けられたんですね。でも、愛里ちゃんとかはるるん(鈴木)には全然話しかけられなかったし、翠ちゃんはちょうど入れ違いみたいにして出ていったんです(※長月は対戦相手の蒲原令奈に敗れたことで一度は離脱。その後、蒲原が活動を辞退したことでメンバーに返り咲いた)。

長月 本当にそうだよね。あとで合流しても、お互いに戸惑う感じで(笑)。

大石夏摘

大石 だから、ななみん以外のメンバーとはなかなか打ち解けられないままでした。それで「どうしよう?」とか思っているうちに「ラストアイドル in AbemaTV」に入ったんです。そこですよね、変わることができたのは。みんなとガチで意見をぶつけ合っているうちに、だんだん気持ちが1つになったと言うか……。

──吉崎綾さんと古賀哉子さんが卒業したことの影響は大きかったですか?

阿部 ものすごーく大きかったです!

安田 ファーストシーズンは個人戦だったじゃないですか。セカンドシーズンで初めてチームとしてまとまる必要が出てきたんですけど、そこではっきり意見を言うのは上の2人(吉崎と古賀)だけだったんですよ。だから私たちは完全に頼りきっていたし、感覚的には“同期”と言うよりも“先輩と後輩”。

長月 確かにね。もちろん絆もあったけど、正直、丸投げしちゃっていた部分は多かったよね。それも今思うと、だけど。

安田 だから 2人が卒業するって知ったとき、「これは想像以上にヤバいことだぞ!」と焦ったんです。まとめる人が誰もいないし、最年長がこんなへなちょこな私になるし。

──道徳心だけじゃまとめられない?

安田愛里

安田 無理ですね、あまりにも頼りないので(笑)。だけどケガの功名っていうわけじゃないけど、意見を言ってくれる年長組がいなくなったことで、自分たちから発言せざるをえなくなったんですよ。

阿部 5人で話すことが、前に比べると目に見えて増えました。

安田 最近、セカンドシーズンで歌った「風よ吹け!」をライブで披露する機会があったんです。そうしたら「絆がうまれた」っていう歌詞のところで、なんだかブワーッて感情があふれ出てきちゃって……。こんなの、初めてのことだったんですよ。 2人がいなくなって大きな穴が開いたからこそ、乗り越えなくちゃいけない壁ができた。そこで本物のLaLuceの絆が生まれたんです。全部はつながっているんだなって思えて、涙が出そうになりました。

テーマ5未来を見据えて

プロデューサーを務めた後藤次利は「未来を見据えて活動をしてほしい」と番組内でLaLuceに檄を飛ばした。即席ユニットとして活動を始めた彼女たちが描く、その先の夢とはどんなものなのか。

──今後、LaLuceはどんなグループになっていきたいですか?

長月 ラストアイドルとしてスタートした私たちだし、4枚目のシングルも私たちが表題曲を歌うことになって。ということは、世の中の人から見たらLaLuceこそが一番目につくグループだと思うんですね。やっぱりラストアイドル全体を引っ張っていくグループになりたいし、2期生が入ることでさらに大人数になっても、そこは変わらずにいるつもりです。何を言われても一番最初に「私たちならできます!」って言える存在であり続けたいです。

阿部 翠ちゃんが言った通りで、ラストアイドルファミリーの中心がLaLuceでありたいっていう気持ちは強いです。そのためにはほかのユニットより努力しないといけないし、できることももっと増やさないといけないなって感じています。この先、番組がどういうふうに続くにしても、「やっぱりラストアイドルはLaLuceがしっくりくるよね」って言ってもらえるような、そんなグループになりたいです。

鈴木 LaLuceはカッコいい曲を歌わせていただくことも多いし、王道アイドルのイメージとはちょっと違うのかなって気もするんですよ。今はいろんなアイドルさんがいますけど、LaLuceならではの個性とかカラーを作っていきたいです。「〇〇っぽい」じゃなくて、「LaLuceはLaLuce」って言われる存在に早くなりたいですね。

LaLuce
ラストアイドル
「Everything will be all right」
2018年10月24日発売 / Virgin Music
ラストアイドル「Everything will be all right」初回限定盤TYPE-A

初回限定盤TYPE-A
[CD+DVD]
1800円 / TYCT-39089

Amazon.co.jp

CD収録曲 / ユニット
  1. Everything will be all right / LaLuce
  2. いつかキスするその日が来ても / Love Cocchi
  3. 眩しすぎる流れ星 / ラストアイドル
  4. へえ、そーお? / Good Tears

5~8. 各曲Instrumental

DVD収録内容
  1. 「Everything will be all right」MUSIC VIDEO
  2. 「へえ、そーお? / Good Tears」MUSIC VIDEO
  3. カレッジ・バトルPV / LaLuce
  4. カレッジ・バトルPV / Good Tears
ラストアイドル「Everything will be all right」初回限定盤TYPE-B

初回限定盤TYPE-B
[CD+DVD]
1800円 / TYCT-39090

Amazon.co.jp

CD収録曲 / ユニット
  1. Everything will be all right / LaLuce
  2. いつかキスするその日が来ても / Love Cocchi
  3. 眩しすぎる流れ星 / ラストアイドル
  4. いつの日かどこかで / Someday Somewhere

5~8. 各曲Instrumental

DVD収録内容
  1. 「Everything will be all right」MUSIC VIDEO
  2. 「いつの日かどこかで / Someday Somewhere」MUSIC VIDEO
  3. カレッジ・バトルPV / LaLuce
  4. カレッジ・バトルPV / Someday Somewhere
ラストアイドル「Everything will be all right」初回限定盤TYPE-C

初回限定盤TYPE-C [CD+DVD]
1800円 / TYCT-39091

Amazon.co.jp

CD収録曲 / ユニット
  1. Everything will be all right / LaLuce
  2. いつかキスするその日が来ても / Love Cocchi
  3. 眩しすぎる流れ星 / ラストアイドル
  4. Love Docchi♡ / Love Cocchi

5~8. 各曲Instrumental

DVD収録内容
  1. 「Everything will be all right」MUSIC VIDEO
  2. 「Love Docchi♡ / Love Cocchi」MUSIC VIDEO
  3. カレッジ・バトルPV / LaLuce
  4. カレッジ・バトルPV / Love Cocchi
ラストアイドル「Everything will be all right」初回限定盤TYPE-D

初回限定盤TYPE-D [CD+DVD]
1800円 / TYCT-39092

Amazon.co.jp

CD収録曲 / ユニット
  1. Everything will be all right / LaLuce
  2. いつかキスするその日が来ても / Love Cocchi
  3. 眩しすぎる流れ星 / ラストアイドル
  4. 夜中 動画ばかり見てる… / シュークリームロケッツ

5~8. 各曲Instrumental

DVD収録内容
  1. 「Everything will be all right」MUSIC VIDEO
  2. 「夜中 動画ばかり見てる… / シュークリームロケッツ」MUSIC VIDEO
  3. カレッジ・バトルPV / LaLuce
  4. カレッジ・バトルPV / シュークリームロケッツ
LaLuce(ラルーチェ)
テレビ朝日系のオーディション番組「ラストアイドル」から生まれた、阿部菜々実、大石夏摘、安田愛里、長月翠、鈴木遥夏からなるアイドルグループ。2017年12月にシングル「バンドワゴン」でメジャーデビューを果たした。メンバーの吉崎綾、古賀哉子の卒業を経て現在の体制に。プロデューサーバトル第2弾「ラストアイドル in AbemaTV」で見事勝利し、2018年10月24日にリリースされるラストアイドルの4thシングル「Everything will be all right」の表題曲の歌唱権を勝ち取った。