ここで最後に寄り添ってくるんや……！

──続いて6曲目の「Vampire Knight」は、ミクスチャーロックバンド・Leetspeak monstersによる提供曲です。

ばぁう　「Vampire Knight」は最後にセリフが入っているんです。ヴァンパイアがテーマの曲で、聴いてくれる人たちにKnight A - 騎士A -のよさを伝えるために僕がセリフを考えてみました。（メンバーに）どうだった？

てるとくん　最高だった！

まひとくん。　めっちゃよかったよ。

ゆきむら。　よすぎて、セリフを言うのがちょっと恥ずかしかったもん。

──各々がセリフをリレーして、「さぁ首筋を差し出せ」というパートにつなげるところですね。

ばぁう　まさにそこです。メンバーの中でも、まひが特にこの曲を気に入ってるんですよ。

まひとくん。　「今宵 棺桶へ誘う Night 永遠に」という歌詞の「Night 永遠に」の部分が、「Knight A 永遠に」に聞こえて好きなんです。オススメポイントなので、ぜひ注目して聴いてもらいたいですね。

──続いて7曲目の「PLAYER」は、皆さんがこれまで「歌ってみた」でカバーしてきた梅とらさんの提供曲ですね。

そうま　はい。梅とらさんの楽曲ってすごく難しいんですけど、「PLAYER」はタイトル通り1人ひとりがプレイヤーだと思って、全員で挑戦して録った曲です。聴いてくれる人に訴えかけるような、カッコいい曲になったと思っています。

しゆん　自分は梅とらさんが書く、ぐるぐると惑わせるような雰囲気の曲が好きなので、「この曲も絶対にカッコいい形にしたい」という気持ちが強かったです。

──そして、ラストの「トップシークレット」は八王子Pさんの提供曲です。

そうま　「トップシークレット」はここまでの収録曲とは全然雰囲気が違っていて。「ここで最後に寄り添ってくるんや……！」という、なんというか、まるで夜空が落ちてくるような雰囲気の作品になっていて。レコーディングでも相手に寄り添うような気持ちで歌いました。曲の最後で「まだまだ続くよ」という次の作品に向けてのメッセージも表しています。

しゆん　「トップシークレット」はミニアルバムの中でもかなりポップな曲ですけど、ポップなだけじゃ終わらず、しっかりメッセージが込められているのがKnight A - 騎士A -っぽいんじゃないかな。

横浜アリーナ公演はナンバーワンに向けた最初の挑戦

──改めて1st ミニアルバム「The Night」は、皆さんにとってどんな作品になったと感じていますか？

そうま　まずは、作品を出せたことが率直にうれしいですね。このミニアルバムは俺たちの曲を全国に届ける第一歩で、8曲とも本当に心を込めて歌いましたし、いろんな葛藤やいろんな思いを経て完成しました。音楽以外の活動と同じように、この作品を通して自分たちの人生に触れていただいて、自分たちのことをもっと知ってほしいです。

──9月には神奈川・横浜アリーナでワンマンライブ「The Night」が開催されます。最後にこの公演に向けての意気込みを聞かせてください。

ゆきむら。　横浜アリーナかあ……！ 自分たちは今年2月の豊洲PIT公演が初ライブで、ユニットとしてはまだ1回しかステージに立ったことがないんですよ。

そうま　なので「2回目のライブで横浜アリーナってなんやねん……！」という。

ゆきむら。　自分たちだけじゃなくて、リスナーさんたちもビックリしてると思う。

まひとくん。　まあ、そうだよね。

ゆきむら。　普段はあまりビビったりしないんですけど、これに関してはちょっと日和るよね、とメンバー同士で話しました（笑）。

てるとくん　でも、どんなライブになるのかすごくワクワクしています。

そうま　1つ言えるのは「絶対に楽しいものになる」ということなので、ぜひ期待してライブに来てほしいです。

ばぁう　Knight A - 騎士A -はナンバーワンを目指していくグループですし、まずは横浜アリーナがそれに向けた1つの挑戦になるのかなと思っていて。これを乗り切って、「俺たちについてこい！」とリスナーさんに伝えられるようにがんばるので、楽しみにしてもらえるとうれしいです。

まひとくん。　自分の場合、Knight A - 騎士A -のメンバーになって初めてライブというものを経験したので、この間の豊洲PIT公演が人生初ライブでした。横浜アリーナ公演が決まって、僕が一番ビビっている自信があります。

そうま・てるとくん・ばぁう・ゆきむら。・しゆん　ははははは！（笑）

まひとくん。　でも、そこに向けていろいろと準備をしていきますし、僕自身も最高のものにしたいと思っています。

しゆん　ライブってパフォーマンスを見せつける場所でもあれば、僕たちを好きでいてくれる人たちと同じ時間を過ごせる貴重な機会でもあるわけじゃないですか。豊洲PITでのライブ以来の人から、今回初めて会いに来てくれる人まで、いろんな人に会えることを楽しみにしています。そして、そのためにこれ以上ないステージを用意したいと思っているので、ただただ楽しみです！