ライバルはいない

──キラフォレは「宇宙」と「煌めき」がコンセプトの三重県のご当地アイドルということですが、今も活動拠点は三重県なんですか？

茉井　最近は大阪や東京での活動も多くなってきています。でも拠点は東海地方ですね。

──ほかのアイドルグループに負けないところや強みはありますか？

茉井　うーん、そもそもほかのアイドルと比べて考えることがあまりないですね。似ているグループや客を取り合っているグループがいないんです。ライバルとかもいなくて。

──東海地区地方や大阪のアイドルシーンの状況ってどうなんでしょう？

西　名古屋は地上と地下で二極化されていて。正直アイドル文化はあまり栄えてないですね。

茉井　大阪もアイドル不毛の地と言われていて。平均的な年齢が低くて中高生のアイドルがメインなので、ガッツリ活動できているグループが少ないです。大阪☆春夏秋冬さんやPassCodeさんは大阪を出ちゃってるし。

──キラフォレが拠点としている三重県はどうですか？

花乃木　アイドルグループは私たちのほかにあまりいないですね。

──そうなんですね。三重県のいいところはどんなところでしょう？

茉井　静かなところです。

西　温もりを感じられるところだと思います。

小倉　赤福が有名ですね。毎年夏になるとおかげ横丁というところに赤福のかき氷を食べに行きます。

花乃木　私は伊勢うどんをお薦めしたいです。うどんだけど、うどんじゃないと言うか。スープがなくて、昆布醤油にネギが入ってるだけなんですけど、癖になるんです。小腹が空いたらおやつ感覚で食べられるし。

今までにない表現の仕方が自分の中から出てきた

──今年1年間の活動で印象的だった出来事はありますか？

花乃木　「SYACHI FES 2017」でライブ中に音が止まっちゃってアカペラで歌ったんですけど、ファンの方が手拍子をしてくれて、みんなでライブを作れた感じがしました。

茉井　そのときは雨が降ってたし、先輩のグループが多くて緊張してたし、お客さんが来てくれるかなあという不安もありました。

──小倉さんは「SYACHI FES 2017」がキラフォレとしての初ステージだったんですよね？

小倉　1曲目で音が止まっちゃって、私は2曲目からステージに立ったんです。咄嗟にアカペラで歌ってるメンバーの姿を見て、すごいなあと思ってました。私は「SYACHI FES」みたいな大きいステージに立ったことがなかったので、すごく緊張して、立ち位置を間違えないかなという不安ばっかりでした。

二條　でも、見ていて緊張や不安をあまり感じなかったです。

花乃木　しっかりパフォーマンスできていてびっくりしました。

──ほかに印象的だった出来事はあります？

茉井　私は「アイドル横丁夏まつり!!」ですね。初出演だったので、お客さんが観に来てくれるかなと不安だったんですけど、2回のステージ共にたくさんの方が来てくれて。「TOKYO IDOL FESTIVAL」では「横丁で知りました」と言ってくれる人もいました。

──「TIF」のステージはどうでしたか？

小倉　SKY STAGEがすごくよかったです。メンバーもファンもみんなすごくテンションが上がってて、楽しかったですね。

──今年9月には1st全国ツアーのファイナル公演としてDIAMOND HALLでワンマンライブを開催しましたね。

茉井　単独公演では経験したことないお客さんの数だったので、こんなにキラフォレのために集まってくださる方がいるんだとびっくりしました。遠征してきた結果が出たといううれしさもありましたし、その人数を前にパフォーマンスをしたときに今までにない表現の仕方が自分の中から出てきて、新しい発見がありました。