神様、僕は気づいてしまった「20XX」 PR

神様、僕は気づいてしまった×BLUE ENCOUNT|異なるスタンスで戦う、2組のバンドのシンパシー

神様、僕は気づいてしまったが1stフルアルバム「20XX」を5月15日にリリースした。テレビ東京系ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~ THIRD SEASON」の主題歌「UNHAPPY CLUB」、映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」の挿入歌「匿名」「ストレイシープ」を含む本作は、緻密に構築されたサウンド、メンバーの卓越した演奏センス、孤独を抱えながらも“すべては自分次第”という意思を感じさせる歌詞など、このバンドの個性がたっぷりと込められた作品となった。

本作のリリースを記念して音楽ナタリーでは、神様、僕は気づいてしまったの東野へいと(G)、和泉りゅーしん(B)と、神僕のメンバーがリスペクトしてやまないBLUE ENCOUNTの江口雄也(G)、高村佳秀(Dr)の対談を実施。お互いのバンド観、楽曲制作のスタイル、ライブに対するスタンスなどについて語り合ってもらった。

取材・文 / 森朋之

曲を作ってるときも、よくブルエンさんのことを話してます

──神様、僕は気づいてしまったとBLUE ENCOUNTは今日が初対面だそうですね。

江口雄也(BLUE ENCOUNT / G) 完全に初対面ですね。会う機会がまったくなかったので。

和泉りゅーしん(神様、僕は気づいてしまった / B) あまりライブをやってないですからね、我々は。

東野へいと(神様、僕は気づいてしまった / G) サマソニ(「SUMMER SONIC」。2017年、2018年)と「COUNTDOWN JAPAN」(2017年)にしか出たことがなくて。ほかのバンドの皆さんと会えることもほとんどないんですよ。

高村佳秀(BLUE ENCOUNT / Dr) あ、そうなんですね。でも、曲は以前から聴かせてもらっていて。

江口 うん。ずっと会ってみたいと思っていたので、こういう機会をいただけて光栄です。

和泉 いえいえ、こちらこそ。お会いできて、すごくうれしいです。

──江口さん、高村さんが神僕を知ったきっかけは?

江口 ファンの方から「すごくカッコいいバンドがいますよ」と教えてもらったんです。すぐに調べてみたら、「CQCQ」のMVがアップされていて、「めちゃくちゃカッコいいな」と思って。みんな覆面を被ってるから、誰が誰だかわからなかったんですけど(笑)、その後も新しい曲が出るたびに聴いてますね。

和泉 ホントですか? うれしいです。

高村 僕はフリーペーパーで知って、バンド名が気になって調べてたら、先に江口が聴いていたっていう(笑)。自分たちとは音楽のジャンルが違うかもしれないけど、曲を作る立場として、「面白いな」と思うことがたくさんあるんですよね。自分たちは絶対にやらないようなアレンジだったり、ドラムのフレーズだったり。「どうしてこうなるんだろう?」って、すごく興味があります。

東野 ありがとうございます。僕らの中でもブルエンさんの名前がよく出てくるんですよ。たとえば「もし対バンするんだったら、どのバンドに頼みたい?」と聞かれたら、「ブルエンさんとやりたいです」とか。

江口 いつでもやりますよ(笑)。

和泉 うわ、ホントですか!? 僕らは曲を作ってるときも、よくブルエンさんのことを話しています。

神様、僕は気づいてしまった

演奏以前に、存在がカッコいいって大事じゃないですか

──和泉さん、東野さんがブルエンを聴き始めたのはいつ頃なんですか?

和泉 最初に知ったのは「HALO」ですね。当時は普通のロックファンだったんですけど、「今インディーズで一番ヤバいのはこのバンド」みたいな紹介をされていて、聴いてみたらすごくよくて。

江口 そんなに前から聴いてくれてるんですね! 2012年の曲なんですけど、「HALO」がきっかけになって、活動の幅が広がったんですよ。

東野 僕がブルエンさんを知ったきっかけは、ネットの「今年ブレイクするバンドはこれ!」みたいな記事ですね。

和泉 ハハハハ(笑)。

東野 そこで「MEMENTO」のミュージックビデオを観て、イントロのギターのフレーズで「おおっ!」と思って。ギタリストとしての観点になるんですけど、江口さんが弾くギターのリードフレーズは、バッキングのギターに被ってなくて、しっかり分離されているんですよね。ほかの音と混ぜるのではなく、単音のフレーズを上に乗せているというか。僕も神僕の曲でリードフレーズを作るときは、同じような考え方をしているので、江口さんと似たものがあるなと勝手に思っていて。

江口 僕も「ギターのフレーズの方向性が似てるな」と思ってました。僕は東野さんほど繊細に弾けないので、そこはうらやましいなと。

和泉 曲だけじゃなくて、ステージングにも影響を受けています。神僕を始めるにあたって、最初の難関はMVの撮影だったんです。

東野 和泉はけっこううまいんですけど、僕はけっこう苦労しましたね。

和泉 1本目のMVを撮ったあと、「俺たちはもっとバンドらしくなるべきだ」と思って、参考にしたのがブルエンさんのMVだったんです。江口さんと辻村(勇太 / B)さんの立ち姿、演奏している姿がめっちゃカッコいいので、それをPDFにまとめて、東野と共有して。

東野 「今のお前の動き方はこうだから、もっとこうしたほうがいい」って比較されてました。

和泉 演奏以前に、存在がカッコいいって大事じゃないですか。そこはやっぱりブルエンさんを参考にするのが一番だなと。