いつもとは違う珍しい顔が見どころ

──では、あの日のライブで特に印象的だったシーンを教えていただければと思います。それがきっと今回のWOWOWでの放送の見どころにもなると思いますので。

Wakana　私は、1月23日の私たちの姿を全体的に見てほしいなって思います。ここまでお話させてもらったように、そこにはあの日だからこその自分たちがいると思うんです。特別な日なんだなっていう気持ちで見ていただければ、きっとちょっと違ったKalafinaを感じていただけるんじゃないかなって。いつもとは違う珍しい顔をしていると思うので（笑）。私たち自身、すべての瞬間を鮮明に覚えているので、これから何年経ってもあの日のことは特別な日として思い返すことができると思いますね。

Keiko　私は「to the beginning」から「また風が強くなった」への流れかな。「また風が強くなった」は縦ノリできちゃうインパクトのあるサウンドなので、Kalafinaの初期のライブには欠かせない大事な曲だったんです。それを最新シングルと並べたことで、気持ちの入り込み方がいつもとは違ったところがあって。それが歌っていてもすごく面白かったんです。ちょっと言葉では言い表せない感覚なんですけど、会場ではお客さんともその気持ちを共有できた気がして、すごく印象に残っているシーンになりましたね。

Hikaru　私もいろんなことを思い出しながら歌っていた初期の曲はすごく印象に残ってます。昔からのファンの方は懐かしい気持ちで観ていただけると思いますし、最近の曲でファンになってくださった方は、今まで知らなかったKalafinaの姿を知ってもらえると思うので、そういった楽しみ方をしていただけたらうれしいですね。

今のKalafinaの姿をぜひ楽しんでほしい

──このライブを通してこれまでの5年間を振り返りつつ、6年目からも一緒に走っていってくれるといいですよね。

Wakana　ほんとにそうですね。Kalafinaを好きになってくださった方々には、この先も一緒に走ってもらいたいです。あ、もちろん歩いている方がいてもいいんですけど（笑）。

──ペースは人それぞれでね（笑）。

Wakana　今までの私たちは、やみくもに「ついてきてね！」っていう気持ちをファンの方にぶつけることも多かったんですけど、今は私たちの音楽を好きなように楽しんでいただけたらそれが素晴らしいことだなって思えるようになったんですよ。それはきっと、自分たちがやっていることに対しての自信が出てきたからかもしれないんですけど。

──ライブでの見せ方も含め、いい意味での余裕が出てきているのかも。

Wakana　そうですね。Kalafinaにはいろんなタイプの曲があるので、きっとどんな人でもストライクゾーンにはまる曲があるはずだって思えるようになってきてもいるので。もちろんまだまだこれからだと思うし、満足なんてずっとできないと思うんですけど、5年間で積み上げてきたいろんなものを凝縮して見せることができた5周年ライブを経て、この先の私たちがどんなことをしていくのかっていうことを楽しみにしてもらえたらうれしいですね。

──放送をたくさんの人に観てもらえるといいですね。

Wakana　はい。今のKalafinaの姿をぜひ楽しんで観てください！

Keiko　3月20日にリリースされる4thアルバム「Consolation」を引っさげて、今年はライブをたくさんやるので、この放送を観てKalafinaのライブに少しでも興味を持ってもらえたら、今度はぜひ生のライブも体感しに来てください。一緒に楽しんで、最高の思い出を作りましょう！

Hikaru　今回の番組ではライブ映像はもちろんなんですけど、ライブの前の映像やアルバムのレコーディング風景、インタビューなんかも流していただけるんですよ。けっこういろんな思いを語らせていただいたりもしたので、さまざまな側面からKalafinaを楽しんでいただける内容になっていると思いますね。これが今まで出会っていなかった人たちにとっての、いいきっかけになったらいいなって願ってます。