HOWL BE QUIETの仲間3人が贈る餞のメッセージ
井上竜馬(SHE'S)
完成したアルバムを竹縄と一緒に一曲ずつ聴いた。
制作の裏話も曲ごとに聴いたり、なんとも贅沢にアルバムを味わえた。僕たちはコロナ以降毎日のように連絡を取り合いゲームをしたりする仲で、お互いの悩みも沢山共有した。「バンド解散するんだ」って話もすぐに聞いた。やり切ったような清々しい声で話す彼や彼らの気持ちを映したような、まっすぐで、嘘偽りのない優しい歌たちに胸を打たれ、当たり前に過去最高の音楽的体験を与えるアルバムだった。
今作で彼らとはお別れになる。さらば僕の青春、僕らの青春よ。
あ、竹縄そろそろ雀魂のコイン貯まった?
プロフィール
井上竜馬(イノウエリョウマ)
2011年に大阪府で結成された4人組ピアノロックバンド・SHE'Sのボーカル、キーボード。2021年にバンド結成10周年、メジャーデビュー5周年を迎え、地元の大阪・吹田市での周年キックオフ公演を皮切りに、初の東阪野音ワンマンなど、さまざまな周年企画を実施。その集大成として、2022年2月に初となる東京・日本武道館でのワンマンライブ「SHE'S in BUDOKAN」を行った。2023年5月には6枚目のフルアルバム「Shepherd」をリリースする。
せとゆいか(Saucy Dog)
この度はラストアルバム「HOWL BE QUIET」のリリースおめでとうございます。ラストであることが、私はまだ、寂しい気持ちでいます。アルバム全曲を聴いて一番に感じたのは、楽曲の幅がとてもとても広いのに、それでいて全部がHOWLの音楽になっていることへの感動と驚きでした。タケくんの印象的な歌声と楽曲が相まって、切なくてあったかくて、うるっとしながらホッとして。とおるくんと飲んだ時に、「俺はタケに着いていくんだ」と言っていたことをとても理解できた気がしました。本当に素敵なアルバムをありがとうございます。これからも残っていくHOWLの音楽を私も大事にしたいと思います。そして、とおるくん、いつも遊んでくれて、心配もしてくれたり笑かしてくれたり、本当にありがとうです! また飲みましょう!!
プロフィール
せとゆいか
2013年11月に結成されたスリーピースバンド・Saucy Dogでドラムを担当。2017年5月に初の全国流通作品となる1stミニアルバム「カントリーロード」をリリースした。2021年2月に初の東京・日本武道館単独公演を行い、同年8月にライブBlu-ray / DVD「『send for you』2021.2.5日本武道館」と5thミニアルバム「レイジーサンデー」を同時発表。2022年6月には初のアリーナツアーを実施し、同年末には「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、「レイジーサンデー」の収録曲「シンデレラボーイ」をパフォーマンスした。
松本大
良い意味でも悪い意味でも裏切りのない実直な言葉とメロディが竹縄の曲で、その言葉とメロディが常に120%になるのがHOWL BE QUIETの楽曲だったと思います。この世界の片隅で小さく生きている男の生活と思想、僕とはまるで違う男の虚勢と願いを、いつもずっと待っていました。これからも色んな場面でこの音楽達を選ぶ日があります。バンドが終わるなんて大したことじゃない。僕らは続いていくよ。歌っていてね。
プロフィール
松本大(マツモトダイ)
1992年、長崎県生まれ。中学生時代にバンド活動をスタートさせ、作詞作曲も始める。 2021年までLAMP IN TERRENのフロントマンとして活動し、現在は新たな音楽プロジェクトの始動に向けて準備中。2021年4月には舞台「世界が消えないように」に俳優として出演し、2023年4月開催のリバイバル公演にも参加する。
HOWL BE QUIET ツアー情報
「Evergreen」
- 2023年3月16日(木)愛知県 ell.FITS ALL
- 2023年3月17日(金)大阪府 Music Club JANUS
- 2023年3月22日(水)東京都 LIQUIDROOM
プロフィール
HOWL BE QUIET(ハウルビークワイエット)
竹縄航太(Vo, G, Piano)、黒木健志(G)、松本拓郎(B)、岩野亨(Dr)の4人からなるピアノロックバンド。2010年の結成から渋谷や下北沢を中心に活動を続け、2016年3月にシングル「MONSTER WORLD」でメジャーデビュー。2017年5月にメジャー1stアルバム「Mr. HOLIC」をリリースし、のちに収録曲「ラブフェチ」がTikTokを中心に人気を集める。2021年3月に自主レーベル・APARTMENTを設立。2023年3月にラストアルバム「HOWL BE QUIET」をリリースし、東名阪ツアー「Evergreen」をもって解散する。