音楽ナタリー Power Push - GRAND KIRIN with 山崎まさよし

できあがった曲を聴きながら飲む時間

お酒について

グランドキリン

僕が酒飲みなのはけっこう有名なんですよ(笑)。家でも外でも飲みます。音楽やっていると、お酒って付きものみたいなところがあるんです。打ち上げまでセットでライブというか、打ち上げがないとライブが終わった気にならない。中には絡み酒っぽい人もいるけれど、それもセット。打ち上げのために音楽をやってる……こんなこと言ったらプロモーターとかに「ばかやろう!」って言われそうだけど。でもやっぱり、仕事が終わったあとの1杯は格別ですよね。あの充実した酒の味は忘れられません。曲を作っているときとか、できあがったものを聴きながら飲んだりね。何か理由を作って作業を早く終わらせて飲むようなこともありますし。

予定が何もないときは、1日中飲んでいることもあります。夕方頃に1回昼寝したりしてね。天気のいい平日なんか、働いている人を眺めながら“プシュ”ってビールを開けたりして……感じ悪いですね(笑)。

ビールについて

僕がビールの味を覚えたのは、20歳のときバイトをしていた飲食店のシェフに飲みに連れて行ってもらったのがきっかけでした。うちは奥さんも飲むので、家には常に買い置きしてあるんです。家のお酒が切れていると落ち着かない(笑)。家で飲む量は大体350mlの缶を3、4本くらい。でも独身のときのほうがもっと飲んでいたような気がするな。

好きなビールの飲み方としては、例えばフェスとか、暑い中で飲むのはいいですよね。僕、毎年宮古島でフェスに参加しているんですけど、そういう「このままやったらコケてまう」ってくらい暑い中で冷えたビールを飲むのが好き。ライブ前にも少し飲んだりね。「酒飲みながらやってたんかい!」って言う人もいるかもしれないですけど、音楽とお酒ってやっぱりセットなところがあるんです。もちろんライブが終わった直後のビールも最高です。

グランドキリンと山崎まさよし。 グランドキリン

重みが感じられる味

山崎まさよし

グランドキリンについて

グランドキリン

今日いただいているグランドキリン、地ビールとかに近いような感じでおいしいです。すごく麦芽っぽさが色濃く出てる。グランドキリンブランドは「自由な感性でのびのびとビール造りを楽しむキリンのクラフトマンシップが詰まったブランド」というコンセプトだと聞きましたけど、コクもあるし、ちゃんと味にボトムがあるというか、お酒を飲んでいる重みみたいなものを感じられる。それが味わいの深さにつながっていると思います。アルコール度数は6%ですか。飲み応えありますね。一時期ライトビールもよく飲んでいたことがあるんですけど、飲み過ぎてお腹がタプンタプンになるんですよね(笑)。ちなみにコンビニでしか買えないっていうところからも、こだわりを感じます。それでいてコンビニでは買えるということは、実はどこでも買えるという。え? コンビニに行くのかって? もちろん行きますよ、払い込みとかに。

このビールに合うおつまみはジャーキー系。干し肉です。すごく合いそう。あとは桜チップでいぶした感じのものとかね。表現が難しいですが、“カスッカス”な食べ物がいいんじゃないかな。でも、この“カスッカス”の感じを伝えるのは難しいな。ポテトチップス系もカスッカスだけど、ああいうカスッカスじゃなくて、タンドリーチキンみたいなカスッカス。喉につかえそうなカッスカスさがあるものが合うと思う。今日用意されているナッツ系も合ってますよ。あ、でもオリーブとかも合いそうですね(笑)。

こだわりについて

グランドキリンはひと口飲んだだけでこだわって作られているのが伝わってきますね。僕、人の口に入るものを作っている人たちのこだわり方にはいつも脱帽してしまうんです。キリンさんのような老舗のメーカーもそうだし、三つ星レストランのシェフもそうだし、バーテンダーさんもそうだし。もちろん「毒だったらダメだ」って注意するレベルのところから味についてまで、ものすごくこだわって作られていると思うんです。僕も音楽をこだわって作っていますけど、音楽って今は消費のされ方も変わってきて、パソコンで聴く人も多い。だからジャケットとかもなくなって、こだわる幅が狭くなってきているというか。こだわりを物質として還元できないのは寂しいというか、伝わりづらくなってしまっているなって思います。

僕、けっこうセルフプロデュースで作品を作ることが多くて。それはこだわりじゃなくて性分だって言われればそうなんだけれど、これまであまり人に曲を作ったり、自分のアルバムに入る曲を人と一緒に作ったりはしてこなかったし、この先もあまりやらないだろうな。誰かと一緒にやったら楽しかったり発見があったりするんですけど、大変ですからね。練習したりしなきゃいけないし。そういう意味では、毎回作品ごとにチャレンジはしているつもりですけど、フルモデルチェンジはできていないなあ。もちろんお誘いをいただいたこともありますけど、自分のアルバムに入る曲については完全に自分だけでやってないと、なんかあかんのではないだろうかと。頑固なだけかもしれませんけど(笑)。

山崎まさよし グランドキリン

最新シングル曲「空へ」について

「空へ」は初めてアニメ映画に書き下ろした楽曲です。曲を作るにあたり、まずは監督に「どんな曲がいいですかね?」って打ち合わせる時間を作ってもらいました。アニメの世界はどうなのかわからないけれど、僕、映画って最初から最後まで監督の物だと思っていて。例えプロデューサーが「こうしたほうがいいんじゃない?」って言ったとしても、やっぱり監督が全権を持っているんですよね。だから曲を作るにあたっては、監督がどうしたいかを知りたかったんです。監督からの要求に対して自分の中から出てくるもので応える、そんな意識です。

今回映画では1人の少年が冒険の中で出会いや別れを経験しながら成長していく姿が描かれていて、そんな登場人物の心情に思いを馳せながら曲を作っていきました。エンディング曲として、映画に感動と信憑性をもたらすことができる曲になっていればいいなあ。

ニューシングル「空へ」/ 2016年3月2日発売 / EMI Records
DVD付特別盤 [CD+DVD] / 1944円 / UPCH-80425
ドラえもん盤 [CD] / 1296円 / UPCH-80426
CD収録曲
  1. 空へ
  2. ターミナル
  3. 空へ(backing track)
DVD収録曲
  • 月明かりに照らされて
  • 僕はここにいる
  • SWEET MEMORIES
  • コイン
  • ベンジャミン
  • 星に願いを
  • ア・リ・ガ・ト
山崎まさよし(ヤマザキマサヨシ)

1971年生まれ、滋賀出身の男性シンガーソングライター。1992年から横浜を中心に弾き語りによるライブ活動をスタートさせる。1995年9月にシングル「月明かりに照らされて」でデビュー。1997年1月に発表したシングル「One more time, One more chance」で一躍ブレイクを果たす。また、役者としても映画「月とキャベツ」やドラマ「奇跡の人」、テレビCMなどに出演し高い評価を獲得している。2015年8月にベストアルバム「ROSE PERIOD ~the BEST 2005-2015~」と「UNDER THE ROSE ~B-sides & Rarities 2005-2015~」を同時リリース。同年9月にはデビュー20周年を記念したライブイベント「YAMAZAKI MASAYOSHI in Augusta Camp 2015 ~20th Anniversary~」を開催した。2016年3月2日には「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」の主題歌「空へ」と、日本テレビ系「ぶらり途中下車の旅」のエンディングテーマ「ターミナル」を収録したシングルを発表した。

<衣装協力>
SEVESKIG (03-6447-0443 / 東京都渋谷区神宮前2-33-5 パークノヴァ神宮前1F)
NORTH WORKS  /  HEMT PR (03-6427-1030 / 東京都渋谷区渋谷1-17-1 TOC 第二ビル 902)