音楽ナタリー Power Push - G-FREAK FACTORY「FREAKY」発売記念対談

茂木洋晃×TAKUYA∞(UVERworld)

旧知の2人によるロックバンド論

「FREAKY」は「時代賛歌」「起爆剤」

──「FREAKY」をひと言で表すとしたらなんでしょうか?

茂木 うーん……「時代賛歌」かな。今生きている時代を称える歌。まあいつも時代賛歌をやってるつもりなんだけどね。やっぱり日本語を歌ってる限り、時代賛歌でありたいなと思うんだよね。時代と共に生活や世の中が変わるし、年齢を重ねれば価値観も変わるだろうから、そういうことをちゃんと歌っていきたい。

TAKUYA∞ 僕は「起爆剤」でいきます。「FREAKY」はG-FREAK FACTORYにとって起爆剤になるアルバムだと思う。

茂木 おお!

TAKUYA∞(UVERworld)

TAKUYA∞ 僕ね、自分自身は全然すごくないんですけど、僕が好きなアーティストって絶対売れるんですよ。ちょっとここから、勝手に話させてくださいね。10-FEETもマキシマム ザ ホルモンもELLEGARDENもDragon Ashも全然売れてない頃に、売れると思ったんですよ。たぶんみんな言うと思うんですけど(笑)。僕ら、10-FEETもマキシマム ザ ホルモンも対バンしたことあるんですけど、それこそ120人くらい入る箱に15人くらいしかお客さんいなくて。あと僕、ハックルベリーでバイトしてて、そのときにELLEGARDENがライブしに来たんですけど、それも「指輪」(2002年2月リリースのシングル)が出る前くらいでお客さんも10人いないくらいで。でも僕は10-FEETもマキシマム ザ ホルモンもELLEGARDENも売れると思った。当時からめちゃくちゃカッコよかったから。で、見事にバコーンって売れて。で、みんなが好きになると自分はちょっと嫌いになるみたいな(笑)。

茂木 あはは(笑)。流行りすぎて。

TAKUYA∞ 「自分のもんじゃなくなった」みたいな(笑)。だから、自分はカッコいいものとカッコ悪いものの区別は付けられる人間だと思ってるんです。で、そんな僕的に、このアルバムはG-FREAK FACTORYの第2章の起爆剤になる!と言えます。

茂木 いやあ、恐れ入ります。

TAKUYA∞ そうなったら、僕もほんまうれしいです。マキシマム ザ ホルモンも、ドサ回りみたいに地方回ってたときから知ってて「こんなにカッコいいのになんで認められへんねん」って感じてた時代が長かったから、売れたときめちゃめちゃうれしかったですもん。

茂木洋晃(G-FREAK FACTORY)

茂木 うんうん。

TAKUYA∞ G-FREAK FACTORYはこの時代に合った……というか、この時代に必要なメッセージを歌ってると思うんです。僕は音楽で感動したい。で、感動の極みとしてライブで涙を流したいんですよ。さっき名前を挙げたバンドはライブを観てて歌詞に感動したり、カッコよすぎて涙が出たりする。もちろんG-FREAK FACTORYも余裕で泣けます。みんなにG-FREAK FACTORYの世界観が届けば。うん、このアルバムはしっかり届きますね、必ず。

茂木 酒おごるわ(笑)。

TAKUYA∞ 酒は1年に3回しか飲まへんって決めてるんで飲みません(笑)。

茂木 いや、酒おごるわ(笑)。

1人ひとりに歌うということ

茂木 ライブやってるときって何考えてる?

TAKUYA∞ 楽しいなって。今はひたすらにライブが楽しいんですよ。もちろん好き嫌いがあるから「ライブ観てもやっぱりUVERworld好きじゃないわ」って人もいると思うんですけど、その人たちに対して「君とは合わへんだけやね」って思えるぐらい自分たちの世界観っていうのを信じてて。

茂木 そうなるまでに時間かかった?

TAKUYA∞ 相当かかりましたね。そう思えるようになったのはこの2、3年やと思います。バンドを始めてから13年ぐらいは、やっぱり周りの目も気にしてたし、周りのバンドの反応も気にしてた。「自分がやってることが本当にカッコいいかどうか」っていうことも疑いながらやってた部分もあったと思うんですけど、最近は「自分はこれが好きやし仕方がない」って思えるようになりましたね。声とか曲とか、自分に合ったものってあると思うんですけど、聴く人に合ったものを探すよりも、自分がやりたいことをひたすら突き詰めていこうって着地してからはもう本当に楽しいですね。ずっとライブしてたいですもん。

左から茂木洋晃(G-FREAK FACTORY)、TAKUYA∞(UVERworld)。

茂木 いいねえ。例えばさいたまスーパーアリーナとかだったら、2万人とか3万人を目の前にしてるわけでしょ。そういうとき、俺だったらがむしゃらに必死でなりふり構わずなのよ。でもお前はがむしゃらで必死でなりふり構わずっていう感じには見えないんだよね。お前の中で世界観がパシッとしてるっていうか。

TAKUYA∞ ああ。さっき茂木さんも言ってましたけど、「1人ひとりに歌う」ってことを意識してるからやと思います。2万人対(UVERworldメンバー)6人って考えたら超ビビると思うんですけど、結局みんな1人ひとりだから。で、僕はどこのどいつよりも努力してるって自信があるんです。僕、今ね、365日中340日ぐらいマラソンしてるんですよ。1日10kmって決めて。それって全部ステージのためなんですよね。だからステージでも「自分の目標のために努力できてるヤツ、この中にどれだけいるねん」って思うと、僕は絶対にこいつらより努力してるって納得できて。人と人の差なんてほんのちょっとしかないけど、「僕のほうがこれっぽっちだけは長けてる」って思うことで、ちょっと強気でいけてます。

茂木 なるほどなあ。ストイックだなあ。

TAKUYA∞ そうでもしないと、周りにすごい人が多すぎるっていうのもあって。

茂木 タバコは吸う?

TAKUYA∞ 10年前にやめましたよ。今はカフェインもやめてますからね。さっきお酒は年に3回って言ったけど、実は今年は0回にしようって決めてるんですよ。1年間まったく飲まへんときの体を見てみたいなと思って。今年の始めにファンにも公言しました。

茂木 すごいなあ。勉強になったよ。今日は本当にありがとう。今度、ライブハウスで対バンしようよ。

TAKUYA∞ やりましょう!

茂木 ね。打ち上げ込みで。

TAKUYA∞ 打ち上げ、今なら勝負できますよ(笑)。

G-FREAK FACTORY "FREAKY" TOUR 2017

2017年3月18日(土)
千葉県 千葉LOOK
2017年3月19日(日)
神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
2017年3月25日(土)
岩手県 the five morioka
2017年3月26日(日)
茨城県 mito LIGHT HOUSE
2017年4月1日(土)
新潟県 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2017年4月2日(日)
石川県 vanvanV4
2017年4月9日(日)
群馬県 高崎club FLEEZ
2017年4月15日(土)
京都府 KYOTO MUSE
2017年4月16日(日)
岡山県 CRAZY MAMA 2nd Room
2017年4月22日(土)
香川県 DIME
2017年4月23日(日)
愛媛県 WStudioRED
2017年4月28日(金)
長野県 LIVE HOUSE J
2017年5月13日(土)
福岡県 Queblick
2017年5月14日(日)
広島県 CAVE-BE
2017年5月20日(土)
宮城県 仙台MACANA
2017年5月21日(日)
秋田県 Club SWINDLE
2017年5月27日(土)
熊本県 Django
2017年5月28日(日)
長崎県 Studio Do!
2017年6月3日(土)
北海道 BESSIE HALL
2017年6月4日(日)
北海道 苫小牧ELLCUBE
2017年6月11日(日)
大阪府 BIGCAT
2017年6月16日(金)
愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2017年6月24日(土)
東京都 LIQUIDROOM
G-FREAK FACTORY ニューアルバム「FREAKY」 / 2017年3月8日発売 / BADASS
G-FREAK FACTORY「FREAKY」
初回限定盤 [CD+DVD] / 3240円 / BDSS-0030
通常盤 [CD] / 2700円 / BDSS-0031
CD収録曲
  1. ONE DAY
  2. KTKZ TO TAIYO
  3. Too oLD To KNoW
  4. ダディ・ダーリン
  5. HALF-DONE
  6. SOMATO
  7. イロハニホエロ
  8. APPLAUSE FOR THE LOCAL HERO
  9. Remain
  10. 奮い立て 合い燃えろ
  11. らしくあれと
  12. オレンジの街
初回限定盤DVD収録内容
  • 山人音楽祭2016(ヤマダグリーンドーム前橋 2016.9.24)
  1. Jam
  2. Unscramble
  3. 日はまだ高く
  4. SOUL CONNECTION
  5. ダディ・ダーリン
  6. Too oLD To KNoW
  7. EVEN
  8. MONKEY GOVERNMENT feat. HEY-SMITH(Horns)
  9. 日はまだ高く
  • ドキュメンタリー映像
UVERworld ニューシングル「一滴の影響」 / 2017年2月1日発売 / Sony Music Records
初回限定盤 [CD+DVD] 1700円 / SRCL-9353~4
通常盤 [CD] 1300円 / SRCL-9355
期間生産限定盤 [CD] 1400円 / SRCL-9356
G-FREAK FACTORY(ジーフリークファクトリー)
G-FREAK FACTORY

茂木洋晃(Vo)と原田季征(G)が中心となり、1997年に群馬県にて結成される。2013年8月にBADASSより約9年ぶりとなるアルバム「S.O.S」を発表した。以降、ミニアルバム「fact」、シングル「Too oLD To KNoW」「ダディ・ダーリン」と精力的にリリースを重ねる。また地元・群馬を盛り上げるため、2012年より「GUNMA ROCK FESTIVAL 2012」を企画・運営。2014年まで開催したのち、2016年に「山人音楽祭」と名前を換えて実施した。2017年3月にフルアルバム「FREAKY」を発売。

UVERworld(ウーバーワールド)
UVERworld

滋賀出身で幼なじみのTAKUYA∞(Vo)と信人(B)らを中心に結成されたロックバンド。2005年7月にシングル「D-tecnoLife」でメジャーデビューを果たす。2008年12月に東京・日本武道館、大阪・大阪城ホール公演を、2010年11月に初の東京・東京ドーム公演を実施。2014年にはサポートメンバーだった誠果(Manipulator, Sax)が正式メンバーとして加入し6人編成に。その後もコンスタントにリリースを続けながら、ホールツアーやライブハウスツアーを実施している。2016年11月発売のAK-69のアルバム「DAWN」にはフィーチャリングゲストとして参加。2017年2月にテレビアニメ「青の祓魔師 京都不浄王篇」のオープニングテーマ「一滴の影響」をリリースした。