フューチャーサイダー特集 メンバーインタビュー+関係者コメント|新体制でいざZeppへ (2/3)

新メンバー水瀬そらのキャラクターは?

──では、新メンバーの水瀬そらさんについて伺います。聞いたところによると、まだ合流して2週間くらいだそうで……(※取材は2月上旬に実施)。

瀬乃 あれ、まだ2週間だっけ(笑)。

水瀬そら そうなんですよ。まだレッスンについていくので精一杯です。

水瀬そら

水瀬そら

──水瀬さんはオーディションを経て加入しましたが、フューチャーサイダーのオーディションを受けようと思ったきっかけは?

水瀬 前もアイドルグループに所属していたんですけど、グループとしても個人としても自分が思い描いていたようなステップアップができず、卒業することになりました。その後、自分がアイドルとして新たに輝ける場所を探していたときに、フューチャーサイダーを知ってオーディションを受けました。

──それはグループの雰囲気やパフォーマンスに惹かれたんですか?

水瀬 ライブを観に行ったら、お客さんとの一体感が本当にすごくて。私は会場の端のほうで観ていたんですけど、それでもステージからの熱気が伝わってくるくらい圧倒されたんです。こんなにすごいライブをするアイドルがいるんだと感動して、その瞬間に入りたいと思いました。

──実際にフューチャーサイダーに入り、レッスンやレコーディングをしてみていかがでしたか?

水瀬 ちょうどこの間レッスンが始まったばかりですけど、レッスンのスピードが本当に早くて驚いています。正直、皆さんのサポートがなかったら立っていられないくらいで、支えていただきながらようやくがんばれているという感じです。なんとか必死に食らい付いています(笑)。

──そんな水瀬さんの姿は、ほかのメンバーの皆さんの目にどう映っていますか?

彩菜 振りをめちゃくちゃしっかり覚えてくるので、びっくりしています。すごい努力家。

瀬乃 レッスンのスピードが早いって言いましたけど、それはそらちゃんがしっかり覚えてきてくれてるからこそで。勝手に早くなってるわけじゃなくて、そらちゃんが素晴らしいからスムーズに進んでるんだと思います。

水瀬 うれしいです。ありがとうございます!

櫻衣 あと、そらちゃんは自分のことを人見知りだと言ってたんですけど、めちゃくちゃ人懐っこくてかわいいです。

桜歌 本当にいい子です。なんだか先輩ぶってるように聞こえるかもしれないですが、礼儀がすごくしっかりしていて、私たちをいつも敬ってくれるんです(笑)。一緒にレッスンをしていると、「もともとフューチャーサイダーのメンバーだったんじゃないかな?」と思うくらい自然に馴染んでいて、パフォーマンスも含めてすべてがこのグループの雰囲気にぴったり。6人で並んだときのビジュアルもすごくきれいだし、「これぞフューチャーサイダーだ!」と感じました。

櫻衣まい

櫻衣まい

桜歌ひな

桜歌ひな

瑞野 ひなちゃんが言ってた通り、確かにすごく丁寧に接してくれるんですよ。すごくうれしいんだけど、ちょっとムズ痒く感じるところもあって(笑)。もっと仲よくなって、自然に接してくれるようになったらいいなと思います。あと動きが小動物みたいで、すごくかわいいいです(笑)。

彩菜 普段はふわっとした雰囲気だけど、パフォーマンス中に見せる芯の強さが本当に好きです。

瑞野ひより

瑞野ひより

彩菜まり

彩菜まり

瀬乃 私はまりちゃんと一緒にオーディションの最終実技審査を見学しに行って。参加者の中で、そらちゃんが私たちのイチオシでした。資料を見たら、ほかの子よりもたくさんのことが書かれていたし、1人だけ前髪を上げた顔写真を使っていて。それを見たときに「この子は真面目かもしれない」と感じました。フューチャーサイダーって本当にいい子たちの集まりなんですよ。だから私が一番心配していたのは、このいい子たちの中で新メンバーがちゃんとやっていけるかどうか。でも、実際にレッスンしている姿を見たときに「この子こそフューチャーサイダーだ!」と確信して、その思いをすぐにプロデューサーさんに伝えました。それくらい私はビビッときました。

──水瀬さんの加入により、グループの雰囲気がいい方向に変わっていきそうですね。

瀬乃 ライブパフォーマンスにより一体感がでるんじゃないかなと思います。これまでもフューチャーサイダーはライブでの一体感を大切にしてきたんですけど、そらちゃんが加わったことで、さらにその要素が強くなる気がしていて。そらちゃんが加入して平均身長が少し下がったんですけど、それによってこれまでとは違うパフォーマンスの見せ方ができると思いますし、ファンの皆さんに新しい景色を届けられるんじゃないかなと感じています。

無理に新しいものを作ろうとせず、とにかく自分たちがやりたいことをやる

──2月1日に配信リリースされた新体制の楽曲「Blooming」は、フューチャーサイダーらしいみずみずしさの中に、熱いメッセージが感じられる楽曲になっています。

桜歌 個人的にすごく好きな曲です。曲調も歌詞もどちらも自分好みで、フューチャーサイダーにまた新しい雰囲気の楽曲が加わったなと感じました。中でも私の推しポイントはサビですね。あまりガツガツしていないというか、優しい音色が特徴です。

瑞野 すごくフューチャーサイダーらしいけど、今までのフューチャーサイダーにはなかった新しい雰囲気もある楽曲。そらちゃんの声もまったく違和感がなくて、しっかりまとまりのある素敵な曲になっていると感じました。

──水瀬さんにとっては、「Blooming」がフューチャーサイダーとして初めてレコーディングした曲なんですよね。

水瀬 はい。レコーディングはものすごく緊張しました。配信リリースされたあとにSNSでファンの皆さんのコメントを見たら、「そらちゃんどこ?」というコメントが多くて(笑)。まりさんと私の声が似てるみたいで、ファンの方は戸惑っていたみたいです。

彩菜 確かに似てるよね(笑)。自分でも聴いていてどっちの声かわからなくなる。

水瀬 でも、それはうれしいことでした。私ってチャイダー色なのかなって。

瀬乃 ファンの方からもよく言われるのですが、フューチャーサイダーをぎゅぎゅっと凝縮した存在がそらちゃんだなって。顔立ちもそうだし、歌声もそう。パフォーマンスにフューチャーサイダーのエッセンスが詰まっているので、ライブを楽しみにしていてください!

水瀬そら

水瀬そら

瀬乃みく

瀬乃みく

──瀬乃さんがオーディションで感じたものは間違ってなかったということですね。

瀬乃 ……はい! そういうことになりますね(笑)。

一同 (笑)。

──新体制でのパフォーマンスは、3月5日にZepp Shinjuku(TOKYO)で行われる「フューチャーサイダー4thワンマンライブ ~フライングハイ!~」にてお披露目されます。ぜひ意気込みを聞かせてください。

水瀬 いきなりすごく大きなステージに立つことになり、とても緊張してるんですけど、本番までにしっかり実力を付けられるように練習を一生懸命がんばりたいと思います。でも、本番ではあれこれ考えすぎずに、ただただ楽しんで、みんなと一緒に楽しいライブにするのが目標です。

桜歌 今までのワンマンライブは、大真面目に「ここは絶対に間違えない」とか細かく意識しながらやってきました。でも今回はいい意味で変に気を張らずに臨みたいと思っています。ワンマンに向けて準備していく、その過程で私たちのよさが作り上げられるんだと思うんです。だからこそ、無理に新しいものを作ろうとせず、とにかく自分たちがやりたいことをやる。それが今のフューチャーサイダーのよさを伝えられる一番の方法なんじゃないかなと思っています。

フューチャーサイダー

フューチャーサイダー

──グループとして2025年の目標は?

彩菜 今年開催されるアイドルの夏フェスにすべて出演したい! 「TIF」のメインステージに立てたらうれしいですが、どのステージでも全力で楽しみます。

瀬乃 10月の周年ライブを、去年の会場だった神田明神ホールよりもさらに大きなところで開催したいです。前回の神田明神ホールでのライブはソールドアウトできたので、もっと大きなステージを目指して自分たちの成長をファンの皆さんに見てもらうのが目標。そのためにも、もっとたくさんの人にフューチャーサイダーを知ってもらって、お客さんを増やしていく1年にしたいなと思っています。

──神田明神ホールはフューチャーサイダーがデビューした思い出の会場で、いわば皆さんにとっての聖地ですが、そこから一歩踏み出していきたいと。

瀬乃 はい! そろそろ“親離れ”できたらなと思っています(笑)。