FES☆TIVEの物語の一員になれてうれしい
──続いてカップリング曲4曲についても伺います。「素晴らしき日々」では、玉屋さん同様にFES☆TIVEとつながりの深いIMAKISASAさんがサウンドプロデュースを担当しています。
仁科 曲調はとても明るいんですけど、出会いと別れをテーマにした歌詞になっていて。卒業などの節目に聴くと目がうるっとなるような曲だと思います。
土光 私も歌詞がすごく好きです。特に「出逢い別れを繰り返して僕等は 物語を繋いで行くんだ これからもずっと」という歌詞はFES☆TIVEのリアルな状況と重なるんですよね。FES☆TIVEはメンバーの卒業も加入もたくさん経験してきて。少し前に初期メンバーの青葉ひなりが卒業し、今は新メンバーのオーディションも始まっています。私自身も卒業を控えているんですけど、FES☆TIVEの物語の一員になれてうれしいと実感できる曲でもあります。
八木 卒業する瑠璃子に対して「やだ、行かないで」って引き止めるような振りがあったり、瑠璃子が一礼したり、瑠璃子の背中を押すような振りもあったり。振付も見どころです。
与田 出会いと別れがテーマだしちょっと切なく感じるかもしれないけど、前向きで明るい歌詞になっています。メロディも明るいですし、チアダンスのような元気な振りもあるので、笑顔で聴いてもらえたらなと思います。
──シングルにはハードなロックナンバー「キボウボイス」も収録されます。
辻 すでにファンの方からの人気が高い曲です。カッコいい曲調なのでライブでとても盛り上がります。歌詞は私たちアイドル側もファンの皆さんも共感できる内容になっていて。特に「走れ! 一瞬のチャンスを 逃さないために速く」という部分では、ファンの方と気持ちをひとつにできていると思います。
八木 FES☆TIVEのことをあまり知らない方にも刺さりそうな曲です。対バンライブや夏フェスで披露したらエモい雰囲気になりそうなので、いろんな場面で歌っていきたいです。
本多 この曲はダンスもカッコいいんですよ。私はカッコいい系の曲があまり得意じゃないんですけど、歌もダンスもがんばってカッコつけているのでぜひ注目してほしいです!
ラップの部分だけ超真顔
──「僕らのキャンバス」も「素晴らしき日々」と同様にFES☆TIVEの活動と重なるような歌詞ですね。
仁科 はい。「僕等が繋ぐこの青春は、響き合いやがて‘時代’になるんだ」という歌詞が好きです。私は新しく加入した身として、先輩方が築いてきた歴史があるからこそ今のグループや自分があると思っているので、大切に歌っていきたいと思います。
辻 最後のサビに向かってどんどん曲が壮大になっていくので、歌詞に注目しながら聴いてもらいたいです。ラストのサビではメンバー全員が向かい合い、お互いの顔を見ながら歌うのでより気持ちがこもります。エモい気持ちになりますね。
八木 メンバー同士のアイコンタクトがいっぱいで、私もエモくなります。
土光 私は……ちょっと恥ずかしい(笑)。向かい合う部分は最初、振付を手がけてくださったいどみんさんから「卒業なんだから真ん中に立つのはどう?」と言っていただいたんです。でも真ん中に立ってみんなから見られるのが恥ずかしすぎて、後ろに下がらせてもらいました(笑)。
──そして4つ目のカップリング曲「シン・フェスティヴ -大怪獣祭(しなさい)-」は、ほかの収録曲とはまったく雰囲気が異なる個性的な楽曲です。
土光 1月のオールナイトライブ(「FES☆TIVE新春深夜単独公演2025」)で初披露したんですけど、今までのFES☆TIVEの楽曲と雰囲気が違いすぎるクラブサウンドなので、ファンの皆さんは「どうノったらいいんだろう」と困惑していました(笑)。これからどういうノリ方をしてくれるのか楽しみです。
八木 ファンの方からは「ライブを観れば観るほどいろんな発見があって、スルメ曲」という声もいただきました。イントロの小芝居は6人どのメンバーを見ても面白いので、少なくとも6回は見てほしいです!
土光 小芝居では私が総理役なんですけど、こはるが「総理、会見中に失礼します」って私に言うところは特に注目してほしいです。
辻 アドリブで日によって言うことが変わるので、それも楽しみにしてください!
八木 あと、この曲はメンバー全員にラップパートがあります。私は滑舌が悪いので、ものすごく苦戦しながらレコーディングしました。ライブではたまに噛んじゃうけど、それもライブならではの見どころかな(笑)。
土光 ラップの部分だけ超真顔になっています(笑)。
──この曲も含め、今回のシングルはとてもバラエティに富んだ内容になっていますね。
八木 楽しい曲もあれば魅せる曲もあり、「なんだこれは!」と驚くような曲もあって。この中から好きな曲を見つけてほしいですし、もちろん全曲愛してほしいです。この曲たちが今後どう育っていくのかな私たちも楽しみですね。
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土光瑠璃子、卒業前の心境は