FES☆TIVE「#素敵なソラシド」発売記念インタビュー|全曲愛してほしい!多彩な新曲ぞろいのニューシングル

2013年の結成以降、数々のライブやフェスを盛り上げ続けている“お祭り系アイドルユニット”のFES☆TIVE。ライブパフォーマンスにおいて安定した爆発力を誇る彼女たちだが、昨年夏に新メンバーの仁科茉彩が加入する一方、秋に唯一のオリジナルメンバーであった青葉ひなりが卒業し、今年4月の公演をもって土光瑠璃子が卒業することが決定するなど、多くの変化を重ねながらも活動を続けている。そんな中、ニューシングルとしてリリースされた「#素敵なソラシド」は、これまで幾度となくグループに楽曲を提供してきた玉屋2060%(Wienners)がサウンドプロデュースを手がけた、FES☆TIVEらしいアッパーなお祭りソング。このほか、メンバーの現在の心情と重なる歌詞や新鮮なクラブサウンドが特徴の楽曲など、グループの最新型を感じられる多彩な収録曲がそろっている。

10年以上のキャリアを持つFES☆TIVEだが、音楽ナタリーのインタビューに登場するのはこれが初。カップリングを含む「#素敵なソラシド」の収録曲の話題を通してグループの魅力を探り、さらには土光の卒業を控えた現在の心境を聞いた。

取材・文 / 左藤豊撮影 / はぎひさこ

玉屋さんは“信頼の塊”

──FES☆TIVEは2013年に結成され、現在活動12年目になりますが、音楽ナタリーの特集に登場するのはこれが初めてです。まずはグループの紹介と、メンバーそれぞれの自己紹介をお願いします。

土光瑠璃子 赤色担当の土光瑠璃子です。私たちFES☆TIVEは“お祭り系”をコンセプトに活動している6人組グループで、FES☆TIVEという名前は「フェスティバル」「ポジティブ」「アクティブ」を組み合わせた造語になっています。「世界をお祭りのように元気に笑顔にする」というテーマで活動をしています。そして私は普段はMCの進行を担当しています。

八木ひなた ピンク担当、「やぎちゃん」こと八木ひなたです。長所はコミュニケーション能力の高さ。誰とでもすぐに仲よくなれます!

辻こはる 青色担当の辻こはるです。好きなものはアニメと競馬と麻雀で、よく「中身はおじさん」って言われます(笑)。

本多しおり 緑色担当の本多しおりです。趣味はお料理です。今はパン作りにハマっていて、最近はあんパンやカレーパンを作りました。

与田理央那 黄色担当の与田理央那です。私は昔からご当地キャラクターが好きで、最近は東京都平井親和会商店街のキャラクター「こーた」のテーマソングを歌わせていただきました。ご当地キャラのお仕事が少しずつ増えてきていて幸せです。

仁科茉彩 紫色担当、昨年夏に加入した新メンバーの仁科茉彩です。好きな食べ物はマシュマロ、MBTIはエンタテイナーです。よろしくお願いします。

左から仁科茉彩、本多しおり、与田理央那、土光瑠璃子、八木ひなた、辻こはる。

左から仁科茉彩、本多しおり、与田理央那、土光瑠璃子、八木ひなた、辻こはる。

──「#素敵なソラシド」は、これまでもFES☆TIVEに多数の楽曲を提供してきた玉屋2060%さんがサウンドプロデュースを手がけた新曲で、楽しいお祭りソングになっていますね。

土光 玉屋さんは私たちにとって信頼の塊のような方であり、FES☆TIVEファンからも絶対的な支持を得ています。今回の「#素敵なソラシド」もFES☆TIVEらしさが詰まっていて。ドレミファソラシドの音階がそのまま入っている楽しい曲を作っていただきました。ライブで間違いなく盛り上がる曲なので、ぜひたくさんの方にライブでのパフォーマンスを観ていただきたいです!

与田 私は玉屋さんの作る曲が大好き! 今回も素敵な曲を作っていただけてとてもうれしいです。聴き馴染みのあるドレミファソラシドの音階がとても特徴的で、私自身、日常の中で不意にこのメロディが頭の中に流れてくることがあるんです。なので、聴いてくださる皆さんの頭の中にも流れる曲になったらいいなと思っています。

八木 「サワディーカー」や「ブエノスディアス」といった世界の挨拶が盛り込まれているのも耳に残るポイントだと思います。玉屋さんはFES☆TIVEの代表曲をたくさん手がけてくださっているので、「#素敵なソラシド」もグループを代表する曲にしていきたいですね。

──やっぱりFES☆TIVEにとって玉屋さんの存在は大きいんですね。

土光 はい。今回はスケジュールが合わなかったんですけど、レコーディングにもよく来てくださって。「ここはこう歌って」といったアドバイスをくださいますし、場がすごく楽しくなります。

八木 玉屋さんって本当に明るい方なんですよ。

土光 それに、見た目からして感性にあふれている方!

 デモ音源では玉屋さん自身が仮歌を歌ってくださっていて。いつもカッコよくて感動します! 玉屋さんのニュアンスを汲み取って自分もカッコよく歌いたいんですけど、めっちゃ難しくて大変です……(笑)。

辻こはる

辻こはる

──先ほど土光さんが言った通り、ライブで盛り上がりそうな曲ですよね。

 特に間奏の「Hi Hi」のところが盛り上がりポイントです。同じく玉屋さんが作ってくださった「ハレとケ!あっぱれ!ジャパニーズ!」という曲の「Hi Hi」のところは、いつもファンの皆さんが円になって走るんですよ。今回の「Hi Hi」の振付は横移動になっていて、この曲でもファンの方にたくさん動いて楽しんでほしいですね。フェスとか広い会場でやれば絶対に楽しいはず! ちなみに「ハレとケ!あっぱれ!ジャパニーズ!」の間奏はロングバージョンがあって、無限に走り回って楽しむというパターンもあるんですけど、この曲の間奏もロングになったら……楽しそうだけど体力がヤバい(笑)。

八木 確かに。特に夏フェスだとプロデューサーさんが絶対にロングバージョンをセットリストに入れるんです!

 いろんな曲のロングバージョンが増えているんです! そのうち全曲間奏がロングになるかもしれない(笑)。

──メンバーもファンも体力勝負になりそうです。

本多 「#素敵なソラシド」は元気でアップテンポな曲ですが、2番の頭はすごくゆったりとした曲調なんです。この変化がすごくお気に入りなので、ファンの皆さんも好きになってくれたらうれしいです。

土光 あと、「愛の輪」という歌詞の部分では手でハートを作ったり、振付も見どころがいっぱいです。

仁科 「羽が生えた八分音符」という歌詞で音符のポーズをするところもかわいくて好きです。振りコピしやすいと思うので、ぜひ一緒に踊ってほしいですね。

仁科茉彩

仁科茉彩

ファンの方を照れさせたい

──昨年7月加入の仁科さんにとっては、今作が初めて参加した音源なんですよね?

仁科 はい。レコーディングに参加できてとってもうれしいです! 初めて自分の歌割りをもらったときも、自分の声が入った音源をいただいたときも、うれしくて泣いちゃいました。うれしすぎて、るーちゃん(土光)や八木に電話しました。

土光 電話越しに泣いてたよね。

仁科 CDを出せること自体が当たり前じゃないですし、自分の声が入ったCDが発売されると思うと本当に感動しました。

──今年1月から開催しているリリースイベントの手応えはいかがですか?

八木 「#素敵なソラシド」について、ファンの方から「聴けば聴くほど好きになる曲」「耳に残る」「元気をもらえる」といった声をいただいています。リリースイベントでは新曲のみ撮影可能で、ファンの皆さんが写真や動画を撮ってSNSに上げてくださっているので、もっともっと世の中に浸透させたいですね。

八木ひなた

八木ひなた

 インストアライブだとメンバーとお客さんの距離がものすごく近くて! 私たちもレスの送り甲斐がありますね。近すぎて緊張しちゃってるファンの方もいるくらいです。

八木 ファンの方が上げてくださったライブ動画を見たんですけど、あまりに近いせいか、私がレスを送ったら画面が思いっ切り震えていました(笑)。

──目の前のファンが緊張したり照れたりするのを見て、皆さんはどう感じますか?

仁科 かわいいって思います! 愛おしい気持ちになります。

与田 もっと照れさせたくなります!