伊澤彩織、「リグレット」に感涙

──mayuさんは、今日伊澤さんとご一緒してみていかがでしたか？

mayu　最後の伊澤さんを囲むシーンが初対面の瞬間だったんですけど、画面越しに見ていたカッコいい方が、そのまま目の前にいるという感じで。本当にカッコいい方なんだなと思いました。あと、MV出演の依頼をお受けいただいたときに、伊澤さんからいただいたメッセージがすごく印象的でした。

伊澤　あっ、皆さんも見られていたんですね（笑）。

mayu　どういうふうに作品を受け取ったかを丁寧に書いてくださっていて。「リグレット」という曲を聴いて感じたこと、MVへの思い、さらには制作に関わる具体的な話まで、すべてが誠実でカッコよかったんです。mikiちゃんとのご縁もそうですけど、1つひとつのことに熱を持って向き合っているから、こんなに内面からカッコよく見えるんだなって。ビジュアルの美しさだけじゃなくて、中身から本当にカッコいい。その方にMVに出演していただけることが、すごくうれしくて、ありがたいなと思いました。

mayu

──伊澤さんは、「リグレット」という楽曲を聴いて、どのように感じられましたか？

伊澤　最初にMV出演のお話をいただいて、歌詞と音源を送ってくださったんです。そのとき、ちょうど自分が少し落ち込んでいる時期で。歌詞の中にある「息をするだけ Perfect」というフレーズを聴いた瞬間、涙がぶわっとあふれてしまいました。みんながそれぞれ大変なことを抱えていると思うんですけど、今はSNSで世界が広がって、たくさんの人とつながれる反面、1人ひとりの大変さにちゃんと寄り添えていないなと私自身感じていたところに、すごく染み込んできて。ポンコツな自分もまるごと愛してくれるような曲で、本当に勇気をもらって……（大粒の涙をこぼす）。本当にありがとうございます。

メンバー一同　こちらこそです。

yu-ki　ハグしましょう！

伊澤　この曲に私自身が一瞬で救われたんです。「息をするだけ Perfect」って、わかってはいても、現実ではそう思えない瞬間も多いじゃないですか？ でも、この曲はそんな気持ちを丸ごと拾い上げてくれて。正直今回、ExWHYZという4人の中に違う人間である自分が入ってもいいのかなと最初はすごく不安だったんです。だけど、自分がパーソナリティを務めているラジオ（Artistspoken）でのご縁を通じてmikinaさんと出会い、今回のMVにつながって。こうやって活動を続けてきて本当によかったな、と心から思いました。

ネガティブも含め、ありのままを込めた歌詞

──「リグレット」の歌詞は、mayuさんとZineeさんの共作ですが、どんな思いを込めて書かれたんでしょう？

mayu　この歌詞を書いたとき、私自身も全然希望が描けない状態で。誰かを励まそうとか、前向きなメッセージを届けようと思って書いたわけではなかったんです。だからこそ、伊澤さんに「励まされた」と言ってもらえたことが、本当にうれしくて。私はまだ誰かを応援できるほど強くないし、完璧でもないし、すごくネガティブだけど、そんなありのままの自分を歌詞に落とし込みたかった。落ち込んでいるときって、どうしても自分だけが取り残されてるような気持ちになるけど、「ここにも同じように悩んでる人がいるよ」って伝えられたらいいなと思って。共作で歌詞を仕上げる過程で、私のネガティブすぎる部分を少しポジティブに整えてもらって、希望を少し抱けるような形に最終的にはなりました。「後悔したっていい」って歌詞があって、後悔したくはないけど、そう思わないと前に進めない。だから後悔してもいいって許してあげる。前を向きたいけど、完全には向けない。後ろを向きながらも歩いていくような気持ちを込めました。

伊澤　本当に1人の時間に寄り添ってくれました。

伊澤彩織

4人の人生が詰まったステージを観たい

──今の話を聞いて、mikinaさんはどんなことを感じましたか？

mikina　最初はいち視聴者として、伊澤さんの立ち振る舞い、出で立ち、雰囲気が素敵だなと思っていたんです。でも実際に関わってみて、この方は目の前にいる人を本当にまっすぐに見つめてくれる方なんだと感じました。焦らせることなく、ちゃんとその人のペースに寄り添ってくれる。そういうことができる人って、なかなかいないと思うんです。私はどちらかというと、自分のペースで突き進んでしまうタイプなので、伊澤さんの人を大事にする姿勢から、すごく学ぶことがあって。ラジオでお会いした日、帰ってすぐに日記を書いたんです。この気持ちは絶対に残しておきたいと思って。今回こうしてMVでご一緒できたのも、奇跡みたいな出来事だなって思っています。出会えて本当によかったです。

mikina

──ちなみに、伊澤さんはExWHYZのライブをご覧になったことはありますか？

伊澤　実はExWHYZのことを知ったのがホントに最近で、まだないんです。入り口は完全にmikinaさんからで、まだ知り始めたばかりなので、これからたくさん知っていきたいです！

mikina　ライブの招待、いっぱい送りますね（笑）。お忙しいと思うんですけど、来られるタイミングがあればぜひ！

伊澤　ExWHYZが4人でステージに立って、一度きりの人生を一緒に歩んでいる。それをこれからも追いかけさせてください。そして、アクションをするときはなにとぞ！

ExWHYZと伊澤彩織。

──ExWHYZを代表して、mikinaさんから伊澤さんへのメッセージもいただけますか？

mikina　伊澤さんが今持っているものや、考えていることって、私から見たら本当に素敵で、心から尊敬しています。きっとご本人には「自分はまだまだ」と感じる瞬間もあると思うんです。それでも、私たちから見た伊澤さんが素晴らしい人であるということは絶対に変わらないので、どうかこのまま好きなように生きていてほしいです。ちょっと話が大きくなっちゃいましたけど（笑）、本当に幸せでいてほしいなって思います。たぶん、メンバーみんな同じ気持ちだと思う。今日1日ご一緒して、改めてそう感じました。伊澤さんが素敵なままで存在してくれていたら私は幸せです。