=LOVE「ラブソングに襲われる」インタビュー|キュートな歌にコミカルなMV、19thシングルも聴きどころ&見どころ満載 (2/4)

齋藤樹愛羅と野口衣織は「声の相性がいい」

──シングルのカップリング曲の1つ「Queens」は齋藤さんと野口さんによるユニット曲で、クールなダンスナンバーとなっています。

齋藤 私は2人でのユニット曲を担当するのは今回が初めてで、とてもカッコいい楽曲をいただけてうれしいです。衣織ちゃんと一緒にライブで披露するのが楽しみです!

野口 カッコよさの中に優雅さや女性らしい質感のある曲だと思いました。それに、「Kiara Tiara」(13thシングル「この空がトリガー」に収録されている齋藤のソロ曲)に雰囲気が近いと感じました。私は「Kiara Tiara」が大好きですし、樹愛羅と一緒に「Queens」を歌って踊れるのがとてもうれしいです。英語の歌詞が多く歌うのが難しかったのですが、樹愛羅は「Kiara Tiara」での英語の発音が丁寧できれいだったので、ついていけるようにがんばろうと思いレコーディングに臨みました。

野口衣織

野口衣織

齋藤 私、前にほかの楽曲で衣織ちゃんとユニゾンで歌ったときに「声の相性がいいな」と思っていました。

野口 私も! 私たち、声の相性いいよね!

齋藤 うん! 私は声質が柔らかいのですが、そこに衣織ちゃんの強くてカッコいい声が混ざるととてもいいバランスになると感じています。「Queens」は2人での掛け合いのところも好きです。

野口 フェイクを2人で歌う部分もありますし、樹愛羅と初めてハモりをした部分もありました。樹愛羅が下のパートで私が上のパートを担当するというのも意外性があって面白いと思います。対照的な私たちの魅力を楽しんでいただける楽曲です。

──ほかのメンバーの皆さんは、「Queens」についてどんな印象がありますか?

大谷 この2人でユニット曲を歌うと聞いた時点で「神曲、神パフォーマンス確定だ!」と思いました。樹愛羅も衣織も、女性らしさとカッコよさの両方を感じられる表現力を持っていますし、私も早くライブで2人が踊るところを見たいです。

山本 レッスン場で、2人がこの曲のダンスの練習をしているところを見たのですが、「今日は1番を完璧にしよう」と話しながら、曲を0.75倍速にして一生懸命踊っている姿が印象的でした。

野口 この曲はASUPI先生に振付を担当していただきました。ダンスもとても気合いが入っているので、ぜひ注目していただきたいです。

齋藤 このユニット曲の衣装も大好きなので、注目して見てください!

──もう1つのカップリング曲「木漏れ日メゾフォルテ」の印象はいかがでしょう? 音嶋莉沙さんと瀧脇笙古さんがダブルセンターを務める、秋らしいポップな楽曲です。

野口 最高にかわいい曲です! ファンの皆さんは曲を聴きながら一緒に声を出したくなると思います。曲中に「(いいのに、ね!)」など合いの手が多く出てくるので、ライブでぜひ一緒に言ってもらえたらうれしいです。

齋藤 最初に仮歌を聴いたときは、どのメンバーがセンターを務めるのかまだ知らなかったのですが、「この曲のセンターはしょこりさ(音嶋と瀧脇)かな?」となんとなく感じていました。しょこりさに似合いそうな曲調だと思ったんです。MVはベレー帽を被った2人の姿が本当にかわいいです。

山本 2人がダブルセンターを務める姿を見られて、私もとてもうれしいです。MVを観て「姉妹みたいだ」と思いました。年齢は莉沙が上ですが、普段は笙古が引っ張っています。逆に莉沙がお姉さんっぽさを見せることもたまにありますし、2人の双子のような関係性が愛おしいです。

大谷 「木漏れ日メゾフォルテ」の歌詞は秋がテーマになっていて、しょこりさのほっこりした雰囲気にぴったりだなと思いました。私もこの曲が大好き! お気に入りの1曲です。

髙松 「もししょこりさがダブルセンターを務めるとしたら、かわいくてゆったりした曲かな?」と想像していたのですが、「木漏れ日メゾフォルテ」はライブで盛り上がりそうな曲なので、「指原さん、そう来たか!」と感激しました。ライブでのパフォーマンスが楽しみです。2人がお客さんをどう煽るのか、注目しています。

“イコラブ沼”に引き込める一番の場所がライブ

──さて、=LOVEは9月に「=LOVE 8周年ツアー『=LOVE 8th ANNIVERSARY PREMIUM TOUR』」をスタートさせました。前回のツアー「=LOVE ARENA TOUR 2025『~Timeless Tales~』」を上回る、総動員数約15万人という過去最大規模の全国ツアーです。

髙松 これだけ大きな規模のツアーにもかかわらず、チケットが取れなかったファンの方も多いと聞いて驚きました。=LOVEを取り巻く環境の変化を実感しています。

山本 今回の「=LOVE 8周年ツアー『=LOVE 8th ANNIVERSARY PREMIUM TOUR』」は私の地元の広島県からスタートしました。自分が行ったことのある会場でライブができるのがうれしかったですし、不思議な感覚でした。「この広い会場に、私たちと私たちのファンの方しかいないんだ」と思うと胸が熱くなりました。

野口 前回のツアー「=LOVE ARENA TOUR 2025『~Timeless Tales~』」のときに「仲直りシュークリーム」(17thシングル「絶対アイドル辞めないで」カップリング曲)の間奏で「会場にいるみんなも、来られなかったみんなも、また絶対に会おうね! 会えるように私もがんばるね!」と言ったので、少しでも多くの方と一緒に過ごしたいです。ずっと応援してくださっている方、最近好きになってくださった方、みんなの思いを背負い駆け抜けたいと思っています。

齋藤 感覚的に、前回のツアー「=LOVE ARENA TOUR 2025『~Timeless Tales~』」以上に初めて来てくださる方が多い印象があります。特に「絶対アイドル辞めないで」「とくべチュ、して」「超特急逃走中」といった最近の楽曲を披露するととても盛り上がります。また、ステージからファンの方に手を振るととても大きなリアクションを返してもらえるのがうれしいです。ファンの皆さんと楽しい思い出をもっと作っていきたいです。

大谷 ライブはファンの皆さんと私たちの関係値が深まる場所だと思っています。昔から応援してくださっている方との愛も深まりますし、新たに知ってくださった方を“イコラブ沼”に引き込める一番の場所がライブです。今回のツアーは会場ごとにセットリストや演出がいろいろと変わるので、たくさん楽しんでもらえるはずです! また今回、ステージ見切れ席やステージバック席のチケットを買ってくださる方が多いんです。「ステージが完全に見えなくてもライブに行きたい」と思ってもらえるのは本当にありがたいですし、皆さんの思いを大切に抱えて走り切りたいです。

山本 私たちがデビュー8周年を迎えられたのはファンの皆さんが支えてくださっているおかげなので、倍の愛情を返していきたいと思っています。

山本杏奈

山本杏奈

──ところで、前回のインタビュー時に「メンバー全員で交換ノートを始めた」とおっしゃっていましたよね。その後、どうなりましたか? あのときはまだ1周目という話でしたが、そこから半年以上が経ったので、もう5、6周はしている頃でしょうか。

大谷 私、まだ2回しか書いていません……。

髙松 ノートが全然回ってこないんです。1年あれば10回は書けると思っていたので、このペースは悲しいです!(笑)

齋藤 前回1カ月止めて、今回は2カ月止めてしまいました……。

野口 樹愛羅ちゃん、もう少しがんばって書いてもらっていいかな?(笑)

大谷 家に持って帰るとそのまま忘れちゃうから、ノートが回ってきたらその場で書こうね。

齋藤 次からは気を付けます!