衣織はファン目線の曲が似合う

──ファン心理を描いたカップリング曲「超特急逃走中」では、野口さんがセンターを務めています。

諸橋　「『君と私の歌』」（2020年発売の7thシングル「CAMEO」収録曲）でもそうですが、衣織はファン目線の曲が似合うなと思います。衣織のファンの皆さんは特に熱量がすごいし、その熱がこの曲にも詰まっています。ライブでのトロッコについて歌った部分に「君の背中見送るだけ」というフレーズがありますが、確かにせっかくメンバーが近くまで来たのに見えるのが背中だとがっかりしてしまうだろうから、ツアーではちゃんと前も後ろも全部見たいです！

髙松　この曲をいただいてから、私もトロッコに乗るときは「周りをしっかり見なきゃ」と強く意識しています。

野口　この曲はセリフが4つもあって、「だいだい、だいすき。」のセリフは私が担当しています。レコーディングの際は、「かわいく」「いつもの自分っぽく」「振り切って」など5つぐらいのパターンを録って、選んでもらいました。ちなみに、「これはライブでやったほうがいいかも」と思って、あえてレコーディングでは採用しなかったパターンもあります。

──野口さんがライブでどんなふうにセリフを言うのかも注目ですね。

野口　ライブではいろいろと試してみたいなと思っています。あと、「とくべチュ、して」は手でハートを作る振りが多いですが、「超特急逃走中」の「君の手が作るハートはキレイ」という歌詞を読んで、ライブで踊るときはきれいにハートを作らなきゃと改めて意識させられました。

──1組目のインタビューでは、野口さんが作るハートがきれいだという声も上がりましたよ。

野口　え、そうなんですか!?

諸橋　衣織は指が長いからハートがきれいに見えるね。

野口　うれしい。これからはハートのポーズもたくさんがんばります！

みんなで楽しく、仲よく、幸せに

──2024年の＝LOVEは外に向けて活躍の場を広げた年になりましたが、2025年はどのような年にしたいですか？

諸橋　私たちが心がけているのは「目の前のことに一生懸命取り組んでやり遂げる」ことです。こういう取材の場では何か大きな目標をドンと言ったほうがいいのかもしれないですが……。

──いえいえ、先ほどもリーダーの山本さんが「＝LOVEが今やるべきことはツアーを成功させること」とおっしゃっていました。なので諸橋さんの言葉を聞いて、グループ内での意思統一ができていると感じました。

諸橋　あと、私たちメンバー内の目標があります。今、メンバー全員で交換ノートをしているので、「絶対になくさない」「メンバー以外には絶対に見せない」「絶対に期限を守る」を成し遂げていきたいと思います。ね、樹愛羅ちゃん？

齋藤　はい！ 早くノート1冊分を使い切りたいです！

髙松　最近始めたものの、まだ全員に回ってきていないんです。

齋藤　書こうと思ってテーブルに置いていたのですが、気が付いたらかなり日が経っていました……。

諸橋　その後、今度は花菜ちゃんがノートをなくしたと言って！ 書類の封筒の中から見つかったのですが、騒動になりました。無事に見つかって本当によかったです。

髙松　交換ノートを始めて、「このメンバーはこんなことを思っていたんだ」「こんなことがあったんだ」と新しく知れたことがすでにたくさんあります。

諸橋　うん。青春感があってすごく楽しい！

髙松　沙夏が平成ギャルのような文字で書いていたのも面白かった（笑）。

諸橋　中学高校時代に流行ったギャル文字を書きたくてたくさん検索しました（笑）。

──＝LOVEは現在結成8年目ですが、メンバー同士で仲よく交換ノートを回して青春を感じながら活動できているのは素敵だと思います。

諸橋　本当にそう思います。みんなで楽しく、仲よく、幸せに。それが＝LOVEの最大の目標かもしれませんね。

──では最後に、残りのツアーの公演や今後の活動に向けての意気込みをお願いします。

諸橋　樹愛羅ちゃん、お願いできますか？

齋藤　はい！ シングル「とくべチュ、して / 恋人以上、好き未満」を通して、たくさんの方に＝LOVEを好きになってもらいたいです。ツアーでは、ファンの皆さんとの愛を深めていきたいです。そして、世の中にラブをあふれさせたいです。ラブを届けられるアイドルになりたいです！

諸橋　みんなでラブを届けましょう！

野口　ラブアンドピース！