舞香のウエディングドレス姿は直視できないくらい素敵

──続いて、もう1つの表題曲「恋人以上、好き未満」についてもお話を聞かせてください。こちらのMVはメンバーが高校時代にタイムスリップをするストーリー仕立ての内容になっています。

瀧脇　ストーリーの内容もわかっているのに何回観ても笑ってしまうくらい、大好きなMVです。特にさなつん（諸橋沙夏）が面白い！ MVで演じる役が実際の＝LOVEメンバーのキャラクターと重なっているところもポイントです。

山本　ファンの方も言ってくれているよね、「『行ってきなよ』と舞香の背中を押すのが（髙松）瞳っぽい」とか。監督さんやスタッフさんが＝LOVEのキャラクターをわかってくださっているからこそ完成したMVだと思いました。

──山本さんが佐々木さんの応援演説をするシーンも「ぽい」と思いました。

山本　ファンの方にもそのように言っていただいたんですが、実は……。

佐々木　杏奈の演説は撮影中、笑いをこらえるのに必死でした。

山本　応援演説をやったことがないから何を言えばいいかわからなくて、「佐々木舞香は美人です！」とか選挙に関係ないことばかり言ってしまいました。

大谷　MVでは制服を着て、高校生になった気分で楽しく撮影をしました。そして、舞香のウエディングドレス姿がものすごくかわいくてきれいで！ 直視できないくらい素敵でした。

大場　「舞香がウエディングドレスみたいな衣装に着替えてる」と思ったら本当にウエディングドレスだったので驚きました。

ファンの皆さんの気持ちがわかった

──さらに、ニューシングルにはカップリング曲として「超特急逃走中」が収録されています。この曲ではアイドルのファン側の心理が描かれていますね。

大場　歌詞の中に「トロッコ」という言葉が出てきますが、実際に自分がトロッコに乗ってファンサをすると、ファンの皆さんが「キャー！」とすごく喜んでくれますし、歌詞を読んで、皆さんはこういう気持ちで応援してくださっているんだと思いました。

佐々木　「トロッコ急に止まって！ 今日も君の背中見送るだけ」というフレーズがありますが、ファンの方が「ライブでトロッコが目の前に来たけど、舞香ちゃんが後ろを向いちゃった」と思うような、この曲と同じシチュエーションになってしまった経験があります。この歌詞を読んで、もっとがんばって周囲に気を配らないと、と思いました。

──この曲では野口衣織さんがセンターを務めていますね。

大場　ちょうど衣織が髪を切ったタイミングでこの曲をいただいたのですが、「切った髪にキュンッてして」という歌詞を見て「衣織だ！」と思いました。

山本　「君の手が作るハートはキレイ」という歌詞も衣織のイメージですね。衣織は指が長くて、指で作るハートの形がきれいなんですよ。

大谷　衣織のファンの方は特に熱い人が多いので、まさに衣織に歌ってほしい曲ですね。あとこの曲は＝LOVEのファンの方だけではなく、すべてのアイドルのファンの方にも共感していただける歌詞だと思うので、SNSなどを通してたくさん広めていけたらいいなと思っています。

ツアーを成功させるのが第一目標

──＝LOVEは現在アリーナツアー「＝LOVE ARENA TOUR 2025『～Timeless Tales～』」の真っ最中です。現時点での手応えを聞かせてください。

山本　＝LOVE 6周年コンサート「＝LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」（2023年10月開催）を開催したさいたまスーパーアリーナがツアー初日の会場ということで、喜びが大きかったです。

大谷　ムービングステージの演出にも初挑戦しました。想像以上にスタンド席の近くまで行くことができて、ファンの皆さんがびっくりしていたのが印象的でした。

──ツアーはこれから愛知、福岡、東京と続いていきます。これから足を運ぶファンに向けて見どころを伝えるとしたら？

佐々木　今回のライブはコンセプトがあって、1つのストーリーになっています。スクリーンに流れる映像を観て物語の世界に入り込んでもらえたら、より楽しめると思います。

瀧脇　あと、事前に昔の楽曲やMVを聴くことや、観ることをしたうえでツアーに来ていただければ、「＝LOVEってこんなに大きくなったんだ！」と、私たちの成長も楽しんでいただけると思います。

──では＝LOVEとして2025年をどんな年にしたいか、今後の展望や目標を聞かせてください。

山本　まずはこのツアーを成功させるのが第一目標。今＝LOVEがやるべきことは、ツアーを通して皆さんにたくさん愛を伝えて恩返しをすることです。メンバー全員とファンの皆さんで無事に完走したいです。

大場　グループでやれたらいいなと思っているのは、生放送の歌番組にたくさん出ることです。

山本　そうだね。ファンの方からも「歌番組に出てほしい！」という声をたくさんいただいているので、期待に応えられるようにがんばります。

──グループ活動はもちろん、最近は個人での活動も目覚ましいです。特に大谷さんはバラエティ番組で大活躍ですね。

大谷　まさか自分がバラエティに出てこんなにたくさんの反響をいただけるなんて思っていなかったので、ものすごくびっくりしています。バラエティは難しいですが、最近は以前より楽しめるようになってきました。あるとき、撮影がうまくいかなくて番組のスタッフさんに「反省しています」と伝えたことがあるのですが、「やったことに意味があるからいいんだよ」と言っていただきました。それ以降は積極的に楽しめるようになりました！

大場　芸人さんの中でみりにゃが弾けているのを見ると「すごい！」と感動します！

山本　バラエティで「みりにゃ」というキャラクターを確立しているのがすごいです。

佐々木　観ていて不思議な気持ちにもなります。昔からのみりにゃを知っていると、どうしても「守ってあげなきゃ」という気持ちが先にくるんですよ。バラエティ番組の中では、みりにゃがいじられる場面もあるので（笑）。

大谷　今は「どうすればもっと面白くなるかな」と考えています。＝LOVEの大谷映美里として、テレビでもっと爪痕を残していきたいです！