憧れのアイドルは……？

──エビ中のライブも観たとのことですが、実際に彼女たちの生のパフォーマンスを観てどう思いましたか？

うらやましいですね。あんなに動けて歌えて（笑）。エビ中って結構ガチでやってるから、生のライブはそこが良いですね。そのガチな感じが泣けてくるのかも。一生懸命な感じが。全曲フルパワーなのもすごい。私があの立場なら「この曲で休めるな」とかいっぱい考えちゃうと思うんですけど、多分彼女たちはみんなフルパワーなんですよ。

──もともとアイドルに興味はありましたか？

そもそも「たむらぱん」として始めるとき、田村歩美が「たむらぱん」をやるのと同様に、いろんな人と組んでやりたいと思ってたんですよ。その中でも一番が「アイドル」というくくりで。たむらぱんを始めた当初からずっとやりたかったんですね。

──「結果オーライ」が生まれたことで、きっとエビ中職員の皆さんも「心強い作家を得た」と感じてるんじゃないかと思うんですよ。今後もエビ中チームから発注があるんじゃないかと。

それはもう、ぜひぜひ。

──ちなみに、ご自身がアイドルに憧れたことは？

……えへへへへへ（笑）。えーと……工藤静香さん（笑）。

──おニャン子以降の、ソロとしての工藤静香さんですか？

はい。小さい頃、田舎の実家にいながら「同じこの時間軸に、工藤静香がテレビ局を歩いたりしてるんだ」と考えるだけで感動しちゃってました（笑）。そんなヘンなこと考えるくらい好きでした。同じ時間軸を生きてるってだけでうれしかった（笑）。

ハイともイイエとも言わない笑顔を

──「結果オーライ」は通常盤もとい「サブカル盤」に収められるわけですけど、それについてはどう思いますか？ サブカル扱いですよ。

アッハッハ（笑）。や、初回限定盤はなくなったら終わりだけど、通常盤は基本ずっと残るので、「細く長く、長生きする」という自分のコンセプトにぴったりだなって。でも「サブカル盤」ってすごくいいネーミングですよね。通常盤よりも、なんかイイものなんじゃないかって気がしますよね（笑）。

──たむらぱんさんは今作の作家であると同時に、アーティストとしては先輩でもあります。先輩として、これからメジャー戦線を行くエビ中に対して、何かアドバイスはありますか？

ハイとも言わず、イイエとも言わない、ですかね。自分に不本意なことがあった場合ですけど。思いもよらない方向にあっという間に転がるような業界だと思うので（笑）。笑顔で返すってやつですね。ハイともイイエとも言わない笑顔を見つけてくれたら。

──やけに生々しいアドバイスですね（笑）。

えへへへへ（笑）。

──では最後に、エビ中メンバーに向けてメッセージをいただけますでしょうか。

もし良かったら、これからも、大人の私が言えなくなったようなことを代弁してください（笑）。