ナタリー PowerPush - DISH//

前山田健一(ヒャダイン)先生に学ぶ!妄想クリスマスデート

RYUJI編

RYUJI 24日は僕もTAKUMIと同じでディズニーかな。その日は誘うんじゃなくて「もちろん24日会うでしょ? 会うよね?」みたいに決まってて、僕は前々からチケットを用意しとくんですよ。でも「どこ行こっか」って話すときに、最初にディズニーって言わないでいろいろ候補を出してみるけど、最終的にディズニーに持ってく。で、当日の朝待ち合わせして行ったら、チケット売り場がすごい混んでるんですよ。僕はチケット持ってるんで余裕なんですけど、彼女は「すごい混んでる、入れないじゃん」みたいな。

前山田 「3時間待ちだよこれ」っつって。

RYUJI

RYUJI 「どうしよっか?」って言われたら、「ちょっと前のほう見に行こう」つって前のほうに行って。そしたら僕は入り口のとこらへんでチケットを取り出して、彼女の手を握ってそのまま入るんですよ。

前山田 そのままスルー、これはカッコいい! 負けました! これはいいよ!

RYUJI 「えっ?」みたいになるじゃないですか。でもそこはなんも触れないんですよ。「こっそり用意しといたんだー」とか言わない。

前山田 そう、触れないあたりがね、いいよ!

RYUJI 「ん?」って笑ってひたすら歩く。

TAKUMI あーいい! 今の! 「ん?」がよかった。

RYUJI で、何時にファストパス取ってみたいな一番効率のよいディズニーの過ごし方っていうのがあるんですけど、それを僕は覚えてきてさりげなく実行する。すごい充実した時間を過ごして、帰るときに「今日人多かったのにたくさん乗れたね」っていう話をします。で、次の日は都内にクリスマスプレゼントを一緒に買いに行くんですけど、まずちょっとしゃれたところで昼メシを食べるんですよ。そんなに量がないのにバカ高いところとか。自分がお金持ちの想定で(笑)。

To-i あれだ、皿デカいやつだ。

TAKUMI あー、真ん中にちょっとあるやつ。

RYUJI 真ん中にちょっとあって、なんか皿の周りに垂れたみたいな。

前山田 はいはい、トントントンとね。一口だコラ!ってやつね、わかるわかるわかる。

RYUJI そのあとは、銀座に彼女の欲しいクリスマスプレゼントを買いに行くんですよ。彼女がペアルックがいいって言って、アクセサリーショップに入って一緒に選びます。で、かなり高いもの買うんですよ。安いものはあんまり長持ちしないんで、ずっと使えるようなもの。で、夕方くらいになったら、ケーキ買って僕んちに行って一緒に食べる。でもクリスマスイブとクリスマスを一緒に過ごしたから、終わっちゃうのがさびしいと思うんですよ。

To-i あー、そうかも!

RYUJI だから次の日の26日も会う。っていう感じですかね!

前山田 なるほどね。いいよ! これはね、RYUJIらしさが非常に出ている。

──このプランのタイトルはどうしましょうか?

RYUJI 「俺の中での大人デート」編で!

MASAKI編

MASAKI 僕は、相手の女の子の誕生日が12月24日っていうことにします。

前山田 限定してきたね、いいよー。

MASAKI だけどその女の子も自分も、24日はなんか用事があって忙しくて、会えないし連絡も取れないんですよ。で、夜になって2人とも用事が終わったら連絡を取り合って「明日クリスマスだね」みたいな話をして。で、僕は相手が誕生日っていうのは気付いてるんですけど「おめでとう」って言わないんですよ。明日クリスマスだから会おうよって話をまずする。「ねえ、今日何の日か知ってる?」って言われても「クリスマスイブでしょ?」ってはぐらかして。

前山田 じらすねえ。

MASAKI

MASAKI それで夜11時54分あたりになったら、俺から連絡を途絶えさせるんですよ。

前山田 LINEも既読で返さない!

MASAKI 返さないです。そしたら、11時59分に「お誕生日おめでとう」メールを送るんです。俺が最後に「おめでとう」って言った人になりたいから。それで明日の約束をしたらその日は寝る。で、朝起きたらまた女の子に急用が入って会えなくなっちゃうんですよ。

RYUJI はははは(笑)。

前山田 忙しいねその子!

MASAKI 「おお、そうか……」って思うけど、夕方くらいにちょっとだけ時間があるから、そこで会おうってなって。で夕方になったら、そんなに時間もないので……。……なんで時間なくしたんだろう、俺。

前山田 いやさっきからもう、妄想力のなさがあらわになりすぎていてほんとに面白くて仕方がない(笑)。

──結局ちょっとだけしか会えないんですか?

MASAKI そうです。ちょっとだけしか会えないんですよ。

RYUJI そのちょっとの時間をどう過ごすか。

MASAKI まあ、なんですかね……ギター持っていきます。

前山田TAKUMIRYUJITo-i おおー!?

MASAKI ギター持ってって、誕生日の歌を歌ってあげます。

一同 あはははは!(笑)

To-i 歌のプレゼントだ(笑)。

RYUJI でもさ、24日に会えないっていう時点でダメじゃん(笑)。理想じゃないもん、それ。なんでそんなに過酷な設定にしちゃったんだよ。

MASAKI なんか、クリスマスだからって特別にしたくないんですよ。毎日が特別だから。

前山田 でも彼女、24日誕生日じゃん。自分で設定しといて特別じゃないって、どんだけドSなんだよそれ(笑)。

奥左からTAKUMI、前山田健一、MASAKI。手前左からTo-i、RYUJI。

MASAKI ですよねえ。なんで用事にしちゃったんだろ……。

──これは何編にしましょうか。

MASAKI なんだろう、これは……。

RYUJI 「忙しい2人」編。

前山田 「用事」編。

一同 あははは(笑)。

前山田 「用事」って言葉すっげー出てきたもん(笑)。

前山田先生の総評

前山田 やっぱそれぞれのカラーが出てましたね。To-iの妄想力はたいへん素晴らしい、ストーリーができあがってました。RYUJIもすごくよかった。「ん?」って言いながらチケット2枚入れるあたりに「昭和の男」感というか、「俺についてこい」感が出てて。TAKUMIはさすがですね。親に帰って来いと言われるっていう考えが自然に出てくるあたり、ほんと裏切らないなと。で、MASAKIさんですよ。うーん……妄想検定はまだまだかな。

DISH// あははは(笑)。

左からMASAKI、TAKUMI、前山田健一、RYUJI、To-i。

前山田 用事しか出てこないし。

To-i 仕事じゃないんだね。用事なんだね(笑)。

前山田 誕生日とクリスマスのダブルコンボでいったけど、どっちも祝えない(笑)。用事ってのは恐ろしいもんですね! いやでもね、みんななかなかでしたよ。素晴らしかったです!

DISH// ありがとうございました!

ニューシングル「いつかはメリークリスマス」/ 2013年10月16日発売 / Sony Music Records
初回限定盤 [CD+DVD] 3000円 / SRCL-8452~3
通常盤 [CD] 1000円 / SRCL-8454
初回限定盤 CD収録曲
  1. いつかはメリークリスマス
  2. いつかはメリークリスマス
    ~Instrumental~
通常盤 CD収録曲
  1. いつかはメリークリスマス
  2. ラブソングなんて似合わない
  3. いつかはメリークリスマス
    ~Instrumental~
初回限定盤 DVD収録内容
  1. 日本縦断 1日目
  2. 日本縦断 2日目
  3. 日本縦断 3日目
  4. 日本縦断 4日目
  5. 日本縦断 5日目
  6. 日本縦断 6日目
  7. 日本縦断 7日目
  8. 日本縦断 8日目
  9. 日本縦断 9日目
  10. 日本縦断 10日目
DISH//(でぃっしゅ)
DISH//

TAKUMI、MASAKI、RYUJI、To-iからなる4人組ユニット。2011年にスターダストプロモーションに所属する音楽集団「EBiDAN」からの選抜メンバーで結成され、楽器を持ちながら踊るという“ダンスロックバンド”として活動を開始する。2012年6月に1stシングル「It's alright!」でCDデビュー。2013年1月にはTOKYO MXにてレギュラー番組「超×D」(現「超×D music+」)のオンエアがスタートする。2013年2月、前山田健一がプロデュースを手がけた3rdシングル「ギブミーチョコレート!」をリリース。同年6月、テレビ東京系アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のエンディングテーマに採用されたシングル「I Can Hear」でソニー・ミュージックレコーズよりメジャーデビューを果たす。10月16日に発売したメジャー2ndシングル「晴れるYA!」はオリコン週間ランキング4位を獲得。12月4日に前山田プロデュースの「いつかはメリークリスマス」を“サイドディッシュ”シングルとしてリリースする。ライブ中に盛り込まれる寸劇や紙皿を投げるパフォーマンスが話題を呼び、着実にファン層を拡大している。2014年1月10日からはTOKYO MXにて主演アクションドラマ「BATTLE☆DISH//」がスタート。

前山田健一(まえやまだけんいち)(ヒャダイン)

1980年7月4日生まれの音楽クリエイター。3歳でピアノを始め、作詞・作曲・編曲を独学で身につける。京都大学を卒業後、2007年に本格的な音楽活動を開始。前山田健一として、倖田來未×misono「It's all Love!」、東方神起「Share The World」などのヒット曲を手がける一方、ニコニコ動画などの動画投稿サイトに匿名の「ヒャダイン」名義で作品を発表し大きな話題を集めた。2010年5月には自身のブログにてヒャダイン=前山田健一であることを告白。その後もヒット曲を量産し、2011年4月にシングル「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」でヒャダインとしてメジャーデビューを果たした。2012年11月には初のソロアルバム「20112012」を、2013年1月には6枚目となるソロシングル「23時40分 feat. Base Ball Bear」を発表。同5月には7thシングル「笑いの神様が降りてきた!」をリリースした。