ヴィジュアル系黄金期フェス「CROSS ROAD Fest」座談会|HIRO(La'cryma Christi)、有村竜太朗(Plastic Tree)、杉本善徳(Waive)、seek(Psycho le Cému) (2/2)

ヴィジュアル系ブームの終焉、演者の思い

──ブームと呼ばれるものには必ず終わりが訪れることになり、ヴィジュアル系ブームも2000年代半ばに向けてどんどん斜陽傾向を見せていきます。当時の状況を、皆さんはどのように見ていましたか?

有村 僕は90年代後半と一緒で、目の前のやらなきゃいけないことに追われながら過ごしていました。そんなにシーンのことを意識してなかったし、そこまで計算高くもやっていなかったし。とにかくいい曲を書いていい作品を作って、決まっているライブをなんとか埋めて、ライブではこういうことをしたいっていうことばかり考える日々で、「そういえば最近、あまり若手の名前を聞かないな」ぐらいの感覚だったかもしれない。

seek 「CROSS ROAD Fest」のラインナップを見たときに、Plastic Treeだけが一度も活動休止や解散をしていないんですよね。そこは今日ここにいるほかの3バンドとはまた違った肌感なのかなと思います。そのうえで、一度活動が止まっているこの3バンドはみんな休止に至った事情は違うはずなんですけど、シーンが落ち着いてきたことをどこかで感じていたんじゃないかな。とはいえ、僕ら自身も2006年に一度活動が止まっているけど、シーンが落ち着いてきたからバンドを止めるみたいな感覚はまったくなくて。ただ、すでにできあがっていたシーンの中で「もっと多くの人に見てもらいたい」という意識がどんどん強くなり、その結果ライブ中心の活動からテレビに向けて何かをやる方向にシフトしていった。と同時に、そこに関わる人間もどんどん増えていき、2000年代半ばには自分たちだけでバンドを回せなくなっていたので、そういうことも少なからず活動継続の難しさに影響しているのかなと思います。

HIRO うちはちょうど2005年にメンバーの脱退があって、そこから音楽性が少し変わったりしながらも、バンドを続けていくために必死にがんばっていたんですね。でも、結果的に2007年に解散してしまうわけですけど。

seek その段階で、活動が10年を超えているわけですよね。

HIRO そうだね。

seek あの時期って活動が10年超えるバンドが少ない印象があって。10年ってなんかとんでもなく長く感じられて、どちらかというと4、5年とか短い期間にギュッとエネルギーが詰め込まれていたようなバンドのほうが多かった印象がありますよね。俺らも実質6年ぐらいしか活動できませんでしたし。そう考えると、ラクリマの10年ってすごいと思うんですよ。

HIRO ただ、変わらずに続けていくのか、どんどん変わっていって自分たちの「今」を探していくのか、その選択は難しいんだよね。その中で周りのバンドがちょっとずつ解散していくんだけど、Plastic Treeみたいにずっと続けているバンドは本当に尊敬しますよ。

有村 いやいやいや。

HIRO(La'cryma Christi)、有村竜太朗(Plastic Tree)。

HIRO(La'cryma Christi)、有村竜太朗(Plastic Tree)。

杉本 確かに、あの頃は特に10年続ける難しさっていうのはありましたよね。僕らはメジャーデビューをしていないバンドですけど、当時は「何年目ぐらいまでにメジャーデビューして、そこから何年で成績を出し、出せなかったらおしまいです」みたいな謎のルールがあった気がしますし、実際そうなってしまうバンドがすごく多い時代でもあったので、セールスという意味で言うと“売ってもらう”みたいな時代だったのかなと。それによってメンバーの中でも「ここまでに結果が出なかったらこうしよう」という点で意見が食い違ってくることもあったでしょうし。ただ、Waiveの場合はヴィジュアル系シーンにこだわっていなかったし、もっと言えばヴィジュアル系雑誌に出ているようなバンドたちのシーンに混ざりたくなかった側だったから、シーンが衰退していくことはそんなに気にしていなくて、単純に自分たちの衰退のことだけを考えてました。とはいえ、今振り返ってみると我々はそのシーンを拒絶していたけど、シーン側は求めてくれていたし、自分たちのファンの中にはそのシーン自体のファンもいた。そう考えると、自分たちの視野が狭くて、どこかあぐらをかいていたのかなっていう気もします。

seek 確かに、Waiveは当時から独自の道を進んでいた印象がありますものね。

杉本 これは偶然だとは思うんですけど、我々が当時所属していた事務所のバンドはどれも個性的で、これとこれが似ている、みたいなことがあまりにもなかったんですね。正直、僕はその先輩方の音楽にあまり触れることなく事務所に入ったので、イベントで共演した際に「こういうバンドがいるんだ、こういう歌詞が存在するんだ、こういう演奏、こういう音色があるんだ」という各バンドの本質に、初めて気付くわけです。狭い世界でその手のジャンルの人たちと対バンしたときになんとなく「こういうジャンルなんでしょ?」と思っていたものよりもよっぽど奥深くて、「こんなにハードルの高いものなのか!」と上京してから思い知らされたので、そこからかなり学ばせていただいたと思います。僕がよく自分の単独取材でも話していることなんですけど、当時の事務所に所属していたアーティストでいうとPIERROTやPlastic Treeの歌詞はとにかくすごいし、僕が上京してから自分のシグネイチャーモデルのギターを作る話になってメーカーとやりとりしたときも、「ボディの色だけ変えて、あとはHIROさんと同じギターにしてください」って言ったくらいなんですよ(笑)。2001年にLa'cryma Christiと初めて競演させていただいたときにギターの音のよさにめちゃくちゃ衝撃を受けて。

HIRO 本当に?(笑)

杉本 それぐらい当時はびっくりしたんですよ。僕らも10年待たずに解散してますけど、5年から6年の短い活動の中にはそういう色濃い体験があったわけです。

──よく物事の流行りは10年サイクルで移り変わるなんて言われますけど、1995年前後がヴィジュアル系シーンが大きく動いたタイミングだとしたら、その10年後の2005年前後に潮目が変わったというのも、なんとなく頷けるものがあるんです。加えて、バンドとしてもそれぞれ5年や10年という節目に活動の変化を迎えていた。たまたまその時期が重なったのが2005年前後ということなんでしょうね。

杉本 意識したことはなかったけど、確かに頷けるものがありますね。

ヴィジュアル系黄金期フェス開催のきっかけ

──そこから20年、ブームの勃発から30年という長い歳月が経った今、Plastic Treeのように一度も休止することなく活動を続けるバンドもいれば、ほかの音楽活動を経てバンドを再結成させた方々もいる。自分たちの好きなことを突き詰め続けた結果、2025年11月に「CROSS ROAD Fest」開催という未来が待っていたのは、とてもドラマチックだなと思いました。

seek どこをこのイベントのスタートとするかは僕もわからないですけど、僕の中で大きかったのはWaiveが来年1月4日で解散することを早い段階で発表したことなんです。年齢的には善徳さんのほうが先輩なんですけど、バンドとしては同期というイメージが強いですし、かつ同じ事務所であったり同じ関西出身であったりと親近感があって。Waiveの解散までの決められた期間に、一度でもWaiveと同じステージに立ちたかったので、善徳さんから「こういうイベントをやりたいと考えている」という話を聞いたときはすごくうれしかったし、「僕にやれることがあるんだったらなんでもやりますよ」と答えたのを覚えています。そこからはいろんな人が関わったと思うんですけど、僕的にはスタートはそういう印象があるので、ワクワクが大きかったですね。

杉本 去年の6月にWaiveが浅草でライブをしたとき、seekが来てくれて。楽屋でちらっと……「別のイベントを一緒にやろうよ」なんて話をしたんですね。今言ってくれたように「Waiveの解散までに一緒にやりたいんですよ」と話してくれて、その気持ちはすごくうれしかったんですけど、僕自身がWaiveの解散までに何ができたら一番いいかなということをずっと考えていて。自分的には昔所属していた事務所のイベントみたいなことをもう1回やれたらな、またあの人たちと一緒にやれたら素敵だなという思いがあったんですね。これくらいのキャリアになってくると先輩よりも圧倒的に後輩の数が多くなってくるし、もちろん後輩にも素敵なバンドはいっぱいいるんですけど、思い出を振り返ったときに自分の視界を広げてくれたと感じるのは先輩たちなわけで。僕からするとちょっと特別な存在になるので、もう一度ああいうイベントができたらうれしいなという話を周りに話したら、「それ、すごくいいですね!」と言ってくれたんです。

左手前から時計回りに杉本善徳(Waive)、seek(Psycho le Cému)、HIRO(La'cryma Christi)、有村竜太朗(Plastic Tree)。

左手前から時計回りに杉本善徳(Waive)、seek(Psycho le Cému)、HIRO(La'cryma Christi)、有村竜太朗(Plastic Tree)。

──そこから誰に声をかけるかですよね。

杉本 そう。しかも皆さんが自分と同じような気持ちを持ってくれているのかもわからないし、何よりその時点ではLa'cryma Christiは解散中でしたし。「これは無理やろ!」と思いながらも、無理と言ってしまうと全部無理になるから、ちょっと言霊というか、引き寄せの法則みたいなものを信じるべきかなと思って、seekにその思いを伝えたら彼も口車に乗せられて(笑)、まずは竜太朗さんに連絡してみることになりました。普段あまり連絡をとることもなかったので、改めて「お会いしたいです」と竜太朗さんに伝えて、seekと3人で会ったんです。

有村 ちょうど福岡から東京に戻ってきて、その日の夜に会って。

杉本 それで僕が「こういうイベントやりたいと思うんですけど、まずは現状で動いているバンドの意思を知りたい。興味があったらお力添えいただけたりしますか?」と話をしたら、「なんか知らんけど、絶対そういう話になると思ってた」と言ってくれて。さっきお話ししてくれたことじゃないですけど、今考えるとヴィジュアル系シーンのサイクルがあるのかな。

seek で、この3人で話すんですけど、「でもLa'cryma Christiいないで」って話題に当然なり。

杉本 そこから共通の知り合いを通して、HIROさんの連絡先を教えてもらい。ただ、僕がLa'cryma Christiを動かせるなんて到底思っていなかったし、実際、僕がやったとも思ってもないんですけど、これも結果的にはそういうサイクルだったのかもしれませんね。

HIRO La'cryma Christiとしては長いこと活動していないけど、イベントの内容自体は面白そうだし、個人的にも懐かしいなっていう思いが大きくて。ただ、自分1人だけではどうにもならないので、「話すだけ話してみるよ」ということでそのときは終わったんです。で、この話とは別で、去年あたりからボーカルのTAKAが再び「La'cryma Christiをやりたい」みたいなことを言っていると耳にしていたから、一度メンバー同士で話すことになり。それぞれの気持ちの確認ができていろんなことがつながって、タイミングよくこうやってイベントに参加することになりました。最初に善徳から聞いたときは、俺たちはWaiveの最後の武道館を埋めるための宣伝要員なのかなと(笑)。

一同 (笑)。

HIRO なんて思ったりもしたんですけど(笑)、こういうイベントを企画してくれて、誘ってくれたことには感謝しているし、Waiveの最後の武道館にちょっとでも協力できたらなと思ってます。

杉本 ありがたいことを言っていただいていますが、最初に話したときは、「そのイベントまでにLa'cryma Christiが動ける可能性はおそらくないから、俺らがもし動けることになったらWaiveを復活させろ」と言ってたんですよ(笑)。

一同 (笑)。

今、いろんな歯車が必然的に重なった

──ナタリーにこのフェスの情報が掲載されたときの反響も、かなり大きなものがありました。僕も記事を二度見するほど驚きましたし、この反響がすべてを物語っていると思いますよ(参照:La'cryma Christi再結成!90'sヴィジュアル系バンド集結フェス「CROSS ROAD Fest」開催)。

HIRO うれしいですね。僕たち以外にひさしぶりに動くバンドもいますし、出演者の文字面が懐かしいですね。

──皆さんがこのフェスに期待していることや、楽しみにしていることを聞かせていただけますか?

有村 すごい昔に地方のライブハウスで対バンしていたようなバンドもいるし、ひさしぶりに会ってわかるのかなっていう、単純にそういうドキドキがあります(笑)。

一同 (笑)。

有村 できればみんなとゆっくり話してみたいですね。ラクリマもSHUSEくんやLEVINくんとは今もたまに顔を合わせるし、HIROくんともこうして会っているけど、TAKAくんとはしばらく会えていないので、「懐かしいね」なんて言葉を交わしたいです。ライブに関しても当時ギラギラしながら対バンしていたので、そういう当時の出来事を懐かしみながら楽しみたいです。さっきシーンの話をしていましたけど、お客さんの中にはこういうシーンが好きだった人、当時こういうイベントに足を運んでいた人もたくさんいると思うので、みんなにとっても再会の場になったらうれしいですね。

HIRO 僕は……ちゃんと演奏できるのか不安しかないです(笑)。もちろん楽しみですよ。かつて同じ事務所に所属していたアーティストにひさしぶりに会えることもそうだし、ひさしぶりにLa'cryma Christiをやることもそうだし。ただ、長いことステージに立っていないので、そのブランクがどのくらい影響を与えるのか……そういう単純な不安はやっぱりあります。KOJI(2022年4月に食道がんのため死去)がいないこともそうですよね。復活が発表されたときはみんな喜んでくれましたけど、実際にステージを観てどう思ってもらえるのかは、楽しみでもあり不安でもあるわけで。でも、最終的にはお客さんが喜んでくれることが一番だから、そういう懐かしさを含めてこれからの先の人生につながる、何か新しい糧になるようなイベントになればいいなと思うし、これを機に再始動するバンドがいて、新しいものが生まれたらいいなという、いろんな感情が入り混じってます。

seek 僕らは今年26周年になるんですけど、一度は活動が止まりつつもいまだにバンドで戦っているわけで、その結果こういう特別なステージに立てることはやっぱりうれしいです。特に今回は善徳さんと話すことが多かったけど、決して僕らだけじゃなくて、このイベントに携わっているすべての人の思いが形になった結果だと思っているので、今日ここにいないバンドのメンバーももちろん、いろんな人のこの2日間に対する気持ちを感じられる場所になるんじゃないかな。それに、お客さんの中にはずっとバンドを応援している人だけじゃなく、最近はライブに行ってないという方もいらっしゃるはずなので、すべての人に楽しんでいただいて特別な日にしてもらえたらなと思います。

杉本 我々がまもなく解散することになる中、欲を言えばHIROさんがおっしゃっていたように、Waiveの武道館公演が盛り上がることにつながればいいなという、ちょっとよこしまな考えも正直あります(笑)。ただ、自分が長く音楽を続けてきた中で、ずっとバンドを続けてきた人たちが発した言葉、活動を止めていた人たちが「またやろう」と言ってくれたこと、そして僕らのようにバンドを解散しようとしているタイミングであること、さらにはseekが言うように、その手前だからこそやりたいと思ってくれたこと……こうしたさまざまな歯車が、偶然ではなく必然的に重なり合った結果が、このイベントにつながったのかなと思うんです。それはきっとファンの方々も一緒で、運命のめぐり合わせに対して抗う必要のないことかなと思っているので、2025年にこういうイベントがあるのは当たり前だと思えるようにしていくのがいいのかなと。で、数年経ってから「2025年以降、またヴィジュアル系ムーブメントが活性化してるよね」と言われるようになったら、自分が長くこのシーンの中にいたことの意味につながるかなと思うので、そういう2日間を作れるように、自分らも先輩や後輩に恥じないものをやっていきたいという気持ちでいます。

公演情報

「CROSS ROAD Fest」

  • 2025年11月15日(土)千葉県 幕張メッセ 幕張イベントホール
    <出演者>
    La'cryma Christi / SHAZNA / Plastic Tree / FAIRY FORE / Psycho le Cému / Waive / D'espairsRay
  • 2025年11月16日(日)千葉県 幕張メッセ 幕張イベントホール
    <出演者>
    La'cryma Christi / PENICILLIN / FANTASTIC◇CIRCUS / SHAZNA / L'luvia / wyse / Waive / LM.C

公式サイトはこちら

プロフィール

La'cryma Christi(ラクリマクリスティ)

1991年に大阪で結成されたヴィジュアル系ロックバンド。バンド名は「キリストの涙」を意味するラテン語(綴りは意図的に変形)に由来する。1993年にSTRIPPE-D LADY名義で活動を開始し、1994年にKita-J(B)の脱退とSHUSE(B)の加入を経て現在の名前に改名。TAKA(Vo)、HIRO(G)、KOJI(G)、LEVIN(Dr)、SHUSEの5人は、1990年代後半のヴィジュアル系シーンでMALICE MIZER、FANATIC◇CRISIS、SHAZNAと並ぶ「ヴィジュアル系四天王」の一角として人気を博した。1996年に初のミニアルバム「Warm Snow」をリリースし、1万5000枚を売り上げる。1997年にポリドールレコードとメジャー契約を結び、シングル「Ivory Trees」でメジャーデビュー。2005年にKOJIが脱退し、2007年1月に解散を発表。2009年、2010年、2012~2013年に再結成公演を行った。2022年4月にKOJIが食道がんで死去。2025年11月15、16日に開催される「CROSS ROAD Fest」では、残る4人のメンバーで両日のヘッドライナーを務める。12月から2026年1月にかけて12年ぶりのツアー「La'cryma Christi LiveTour 2025-2026 Night Flight ~final call~」を開催。

Plastic Tree(プラスティックトゥリー)

1993年12月に有村竜太朗(Vo, G)、長谷川正(B)によって結成されたヴィジュアル系ロックバンド。精力的なライブ活動で着実にファンを獲得し、1997年6月に「割れた窓」でメジャーデビューを果たす。音楽性は攻撃的なギターロックからポップなナンバーまで多岐にわたる。その世界観は海外でも注目され、2006年7月にワールドツアーを行った。2007年9月にメジャーデビュー10周年を記念した東京・日本武道館公演を成功させ、2009年8月には2度目となる日本武道館公演を行った。メジャーデビュー30周年を迎える2027年に向けて、これまでにリリースしてきたアルバムをコンセプトとしたツアー「Plastic Tree Phylogenetic Tree Live 2025/2027」を開催中。ネオヴィジュアル系バンドのパイオニアとして、結成からこれまで活動を休止することなくシーンを駆け抜けている。

Waive(ウェイブ)

2000年に杉本善徳(G)と田澤孝介(Vo)を中心に結成されたロックバンド。メロディアスなサウンドとエモーショナルなライブパフォーマンスで知られ、ヴィジュアル系シーンで人気を博した。2005年に一度解散したが、その後も数度の再演を行い、2023年4月に正式な再結成を発表。同時に2026年1月4日の東京・日本武道館公演「LAST GIG.」をもって解散することを宣言した。2024年11月にセルフカバーアルバム第1弾「BLUE ALBUM」、2025年5月に第2弾「RED ALBUM」を発売。同年9月より年明けの日本武道館公演に向けたラストツアー「LAST GIGS.」を行う。

Psycho le Cému(サイコルシェイム)

DAISHI(Vo)、Lida(G)、seek(B)、AYA(Dance, G)、YURAサマ(Dance, Vo, Dr)からなる“元祖コスプレ系バンド”。1999年に結成され、2002年にシングル「愛の唄」でメジャーデビューを果たす。奇抜な衣装を身にまとったコスプレバンドというスタイルとジャンルにとらわれない自由な音楽性で人気を博した。2006年に無期限の活動休止に突入し、メンバーそれぞれがほかのバンドで活動。結成10周年にあたる2009年に期間限定で活動を再開し、同年再び休止期間に入る。2014年10月に結成15周年を機に再始動し、2015年2月に5年ぶりのライブを開催。2016年7月には再録曲を含むアルバム「NOW AND THEN ~THE WORLD~」、2018年5月にアルバム「Light and Shadow」、2019年7月に結成20周年記念アルバム「20th Anniversary Best Album TWENTY STORY」、2023年9月にアルバム「RESISTANCE」をリリースした。2024年には結成25周年ツアー「METEOR MISSION」を行い、2025年5月に地元兵庫県姫路市で「姫路シラサギROCK FES」を開催した。