Crimson Crat Clanインタビュー|「ライバーからスターへ」SNSフルカスタムアーティストが“最終形態”で挑む先 (2/2)

重課金してますね

──ライブの自己紹介の順番だと、2人目はどなたですか?

リョウタ ターゴです。彼はグループのよろず屋ですね。MCでは先陣を切って回してくれるし、困ったときはいつも助けてくれる。お母さんみたいな存在です。

ハヅキ 明るくて、あまりネガティブになってる姿を見たことがない。

ターゴ あー。テンション感はそうだね。俺が元気ないとCCCも元気なくなっちゃう、ぐらいの気持ちでグループを引っ張っていこうと思ってる。

ターゴ・C・マーキス

ターゴ・C・マーキス

フータ 最年少だけど頼りがいがあるし、全体的に器用。あとは歌唱力が魅力。ボーカル面でも5人を引っ張ってくれてます。

ミナト たぶん、ターゴを表すうえで一番適してる言葉は「バランサー」。すごくしっかりしていて、いろんな才能があって、チームの中のバランスも取れる。ガツガツ前に出ると思いきや実は縁の下の力持ちで……このチームを陰で支えているのはターゴだなって思います。

ターゴ ありがとうございまーす! ちょっと恥ずかしくなってきたんで、次の人、お願いします(笑)。

ミナト 3人目、フータは顔がいいですね。取材用のプロフィール資料にも「ビジュアル担当」って書いてある。

フータ それを作ったのはスタッフさん。俺は自分で言ったことない(笑)。

フータ・C・キング

フータ・C・キング

ミナト 親しみやすい関西弁とユーモアのセンスで場を盛り上げてくれるムードメーカーでもありますね。

ターゴ コテコテの大阪のお兄さんやなっていう感じのしゃべりをしてて、かつ、お笑いが好きなんだよね?

フータ 大好き。「ツッコミ担当」って書いてほしい。

ターゴ ツッコミのレパートリーは確かにすごい。

リョウタ 僕はフータと10年来の付き合いで、いつも助けてもらってます。一緒に住んでた時期があるんですけど、掃除とか全部やってくれるし、ごはんも作ってくれる。同い年ですが、ホンマにお兄さん的存在やなって。

フータ お母さん、よろず屋……と来て、俺はお兄さんか(笑)。

ハヅキ アニキ(フータ)はよくごはんを奢ってくれるので僕も助かってます。

ターゴ 僕とハヅキがグループの年下組なんですけど、お兄さん(フータ)にはだいぶごちそうしていただいてます(笑)。

フータ 重課金してますねー(笑)。

ミナト フータは人の感情にすごく寄り添える人で、リーダーの僕が論理的に物事を進めていく中、後方からメンタル的な部分でみんなを支えてくれてるなって思います。

「なんか俺たち、太陽と月みたい」

──どんどんいきます。4人目はどなたでしょうか?

ターゴ リョウタくんは完全にCCCの“飛び道具”です。予測不能な言動でいつも僕たちを楽しませてくれます。ライブやイベントの自己紹介では、独特の自己紹介が小さい子にウケたりウケなかったりで……(笑)。

リョウタ いつも一発ギャグ的なのをやるんですけど、3カ月に1回ぐらいしかウケない。ほぼスベってます(笑)。

リョウタ・C・ナイト

リョウタ・C・ナイト

ターゴ ウチのマスコットキャラクターですね。

ミナト リョウタはアイドルが天職だと思うよ。

フータ ハヅキのところでもギャップって言ったんですけど、リョウタもステージ上ではキラキラしたアイドルオーラを放っていて普段とのギャップがすごい。歌声が甘くて、人を惹き付ける力があります。あとは意外に負けず嫌い。闘争心むき出しの一面もあったりして、そこに女性ファンは沼るんちゃうかなって。

ターゴ 「私たちが支えてあげなきゃ」って、母性本能がくすぐられるのかも。

ハヅキ あと昨日、リョウタ俺に100円くれたで。

ターゴ 何の話?(笑)

ハヅキ 小銭がなくて駐輪場のお金を払われへんくて。「100円くれ」って言ったら快く出してくれた。その器のデカさも言っておきたい(笑)。

──最後はミナトさん。皆さんから見てどのようなリーダーですか?

ターゴ ミナトくんはまさに先生って感じです。賢くて知識が豊富で、グループの方向性を決めるときも論理的に考えて明確な道を示してくれるのですごく信頼しています。無意識だと思うんですけど、リョウタくんもミナトくんのことを呼ぶときに「先生!」って言うんですよ。

リョウタ はい、自然と呼んじゃいます。

ハヅキ ひと言ひと言に説得力や強い責任感が感じられる。この人についていったら間違いないって思わせてくれるリーダーですね。あと僕、YouTubeの撮影でミナトくんと2人で沖縄に行ったときにけっこう深い話をしたんです。僕はセンターとしてキラキラ輝く役割で、一方のミナトくんは後ろでクールに支えてくれてて。「なんか俺たち、太陽と月みたい」って。泡盛を交わしながら。

ミナト わはははは!

フータ ちょっとイタない?(笑)

ターゴ ちょーっと、イタいかもね(笑)。

ミナト 恥ずかしい! 俺も俺で「おまえが太陽みたいに光を放ってないと俺も輝けない。だからちゃんとやってくれよ」って言ったりとか(笑)。

ミナト・C・エンペラー

ミナト・C・エンペラー

フータ そんな話してたんや。俺から見たミナトは、一番CCCのことを考えてて、それを常に行動や態度で示してくれる。もちろん言葉にも重みがあるし。CCCが地に足をつけて、ブレずにいろんなことに挑戦できるのはミナトがいるからだと思います。

ターゴ リョウタくんはどう? ミナトくんはひと言でいうと「何さん」なの?

ミナト やめろ! もうお父さんしかないやん(笑)。

リョウタ でもホンマにそう。僕とは真逆な感じで、何から何まですごいな、1つも真似できひんなーって思います。

バズ要素を散りばめた新曲

──では配信中のニューシングル「Starlight」について聞かせてください。どんな楽曲になっていますか?

ターゴ 夏に向けた、CCCのエネルギッシュなラブソングです。今までもいろいろなラブソングを歌ってきたんですけど、その中で最も爆発力のある曲じゃないかなって。サビの情景が浮かびやすくて、キャッチーなフレーズが耳に残りやすい曲だと思います。

ハヅキ 恋をすることをめっちゃ楽しんでる感じの曲です。サビの「オキドキ~」というパートでは“ワキワキダンス”の振付があって……あんまりいい響きじゃないんですけど(笑)。

ターゴ 両脇を楽しく開け閉めする動きね。ちなみにこの「ワキワキダンス」って名前、ハヅキが勝手に言ってるだけで公式的には非公認です(笑)。

ハヅキ ライブでは、その後の「Hey」という掛け声も合わせてみんなで盛り上がりたいなと思います。

リョウタ それと今回、ダンスパートで初めてロックダンスに挑戦しました。また新たな一面をお見せしているので、ぜひ注目してほしいです。

フータ ファンのみんなと一緒に歌って踊って、楽しい夏の思い出を作りたい……そんな思いが詰まった楽曲ですね。

ミナト 「Starlight」はこれまでのCCCの楽曲と少し違って、より時代に沿った、SNSでの拡散しやすさも意識して制作しました。2分半という短い尺の中にキャッチーなフレーズやダンスなどの“バズ要素”をちりばめています。いろんなSNSを使って発信できる時代なので、ファンの皆さんにもさまざまな形でこの曲を好きに楽しんでもらえたらと思います。

──6月28日には東京・日本橋三井ホールでの単独公演も控えています。意気込みを聞かせてください。

ターゴ 日本橋三井ホールは、CCCの雰囲気とマッチした“CCCのライブの真骨頂”を見せられる会場だと思うんです。そんな会場だからこそできる演出やCCCならではの世界観を最大限に盛り込んだステージにしたいです。もう、全員集合!って感じですね。

ミナト 僕ら、ライブ作りにはとにかくこだわっていて。5人の共通認識として、一度観に来てくれたら僕たちのファンになってもらえる自信があるので、このインタビューを読んでくださった方もぜひ遊びに来てほしいです。冒頭でも言いましたが、SNSやライブ配信の活動をやりつつ、世の中に大きくバンと出ていくグループの1組目になれるようにがんばっています。「Starlight」のリリースと日本橋三井ホールのライブを機に、さらに多くの方に僕たちを知ってもらい、好きになっていただけたらうれしいです。

Crimson Crat Clan

Crimson Crat Clan

公演情報

Crimson Crat Clan 4th Oneman Live “4C”

2025年6月28日(土)東京都 日本橋三井ホール
OPEN 17:00 / START 18:00

プロフィール

Crimson Crat Clan(クリムゾンクラットクラン)

2020年9月に結成された、「貴族・社交界」をテーマに掲げる5人組メンズグループ。全員が現役ライバーで、「ライバーからスターへ」という合言葉のもと活動している。2024年6月に東京・EX THEATER ROPPONGIでワンマンライブ「Crimson Crat Clan 3rd ONEMAN LIVE -MAVERICK-」を行い、チケットをソールドアウトさせた。2025年6月28日には日本橋三井ホールにてワンマンライブを開催する。