昨年春に始動した4人組のアイドルラップユニット・校庭カメラアクトレスが、2月14日に1stシングル「ミギヒダリ」をリリースする。女優やモデルを目指すメンバーで構成された彼女たちは、各々の夢を追いかけながらそれまで経験のなかったアイドル活動に挑戦している。今回音楽ナタリーではメンバー全員へのインタビューを実施。1人ひとりのパーソナリティを紐解きつつ、アイドル活動への思い、グループのコンセプトや1stシングルについて話を聞いた。

取材・文 / 近藤隼人　撮影 / 西槇太一

セクシー担当のリーダー

──最初に1人ずつ自己紹介をお願いします。

真田真帆　19歳、真田真帆です。カメトレに入る1年前、高校2年生のときに徳島から上京してきたんですけど、上京する前はタレント養成スクールのようなところに通っていて、ダンスや歌などをいろいろ習ってました。上京してからカメトレに入るまでの1年間は演技中心で活動をして、ドラマや映画に出演させていただいていました。

──カメトレのリーダーなんですよね。

真田　そうなんですけど、なんか全然リーダーっぽくなくて。12月にリーダーになってから、特に何もしてないんですよ。

森下果音　でもリーダーに向いてますよ。前任の私が言いますが（笑）。彼女はしっかりしていると言うか、サバサバしていると言うか。

今城沙耶　楽観的でありつつ、「やることはやろうね」ってしっかり言ってくれる子です。

真田　でも本当に何もしてないですね。リーダー必要なのかなってくらい。

今城　1人ひとりが1つのことに対してちゃんと意見を出していくから、誰か1人がまとめるっていう感じではないかもね。

真田　一応ライブでは私がMCを担当しています。

今城　Twitterに上げたメンバーみんなで「明けましておめでとうございます！」って言ってる動画とかも真帆が仕切って、私たちが茶々を入れてます。

──プロフィールにアルトサックス歴5年と書いてありますね。

真田　中学生のときに部活で始めて、中学を卒業したあとも両親がアルトサックスを買ってくれたので続けてました。

──では、カメトレに入る前から音楽に接してきたんですね。

真田　そうですね。お父さんがジャズ好きで。車の中では桑田（佳祐）さんの曲かジャズがいつもかかってました。

──ソロの宣材写真が水着姿ですが、グループではセクシー担当なんですか？

真田　間違いないです。12月がカメトレにとって変化の時期で、私はその路線でいくことにしました。

しゃべり出すと止まらないクール担当

──次に今城さん、お願いします。

今城　はい。今城沙耶です、20歳です。私は演技をすることがすっごい好きで、中学と高校では演劇部に入っていたんですけど、そのあとに大学に進学する人生を想像できなくて、勢いで上京して今の事務所に入りました。そのあとカメトレのオーディションに受かったものの、最初は女優になりたいという気持ちが強くて。歌ったり踊ったりすることなんて今までやったことないし、「そんなことできるわけない」と思ってたんですけど、やってみたらうまい下手関係なしに楽しかったんです。12月にグループの方針がガラっと変わって、ダンス経験者のメンバーが曲の振り付けを考えるようになってからも、私はそれに必死に食らい付いてる感じで。半泣きになりながら「わかんない！ できない！」って思うこともあるんですけど、練習風景を撮った動画を観るとすごくわくわくするんです。人に楽しさを与えられるポジションにいるっていうこともうれしいし、がんばろうって気持ちでいっぱいです……今何の話してるんでしたっけ？

真田　今は自己紹介だよ（笑）。でもいい話だった。

今城　カレーとドーナツが好きです！ 広島から来ました！

森下　落ち着いて（笑）。

──最近、眼鏡を外し、黒髪から金髪にしたんですよね。

森下　金髪になったのは12月です。

今城　私は一応クール担当なんだよね。

森下　今城はしゃべらないとボーイッシュでクールだから。

今城　ライブではあまりしゃべらないから、特典会で話すとそのギャップに驚く方がけっこういます。

森下　ギャップ萌えじゃん。

真田　しゃべるときとしゃべらないときの差が激しくて。しゃべらないときは人の話をじっと聞いてるんですけど、しゃべり出すと私たちが言葉を挟む間がないんです。

今城　しゃべってないときもずっと頭の中で考えてるんです。「今これを言ったら余計かな」とか。

真田　私は思ったことすぐ言っちゃう。

園田あいか　あいかも思ったことすぐに言っちゃうけど、うまく人に伝わらなくて悲しいんです。

今城　この子は何言ってるかわからないんですよ。日本語しゃべってるんだけど日本語じゃないみたいな。

真田　何を言いたいかはニュアンスでなんとなくわかるんですけど。